さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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【ヴィジュアル系】LAREINEの深さ、素晴らしさ その2「ロマンス革命と大いなる苦しみ」

自称「ヴィジュアル系史上最も謎のブロガー」だったのに今やファビュラスとかいっても実は「無職で失踪中との噂」のmaemukiです。

 

私は長年ブログは書けども、あまりライブにも行かず、ネット上の交流だけでやってきたのですが、ある日大規模なヴィジュアル系のバンド好きの人が集まるカラオケの会に誘われたので、「別に自分のことなんて誰も知らないかな」と思い、VKDBのkuwa様が参加されるということで、急遽参加することにしました。

そこで「こんにちは、僕はさわやかトラウマ日記の」というと「maemukiさん?」「え、maemukiさん?」「あの何言ってるかたまにわからなくなるmaemukiさん?」(実際2ちゃんねるで言われてました)と次々と皆さんが言い始めます。それは初めての経験でした。普段は普通に苗字にさん付けです。ちなみに高木ブーなので高木さんです。

maemukiさん、何故このハンドルネームをつけたのか、わかりません。

それより家族がここを観ているようで、意図はわかりません。私のことを心配しているのでしょう。少し否定をされるようなお言葉も頂きました。そう、少し、揉めているのです。血族同士で…。

 

そう、私は今、騒乱の時にいます。ああ、混乱そして。。孤独。

この大きな苦しみ、GRAND PAIN!!!

今日はLAREINEの起こした「革命」と、素晴らしい作品たちの紹介、そして「大いなる苦しみ」 の3本立てです。

2000年3月「ロマンス革命」の真実

2000年、それは起きました。

世にも世は、ノストラダムスの大予言にて世間が沸いているその時でした。

大したことは起こらず「当時の時節では翌年だ」とかくだらない論争がまだ残っている時でした。しかし、そんな時に、フランス革命を凌ぐ「ロマンス革命」LAREINEによって起こされました。それは3月26日、渋谷に起こりました。

当時を様子を記録したものがYoutubeにありましたのでここにリンクを張ります。

www.youtube.com

メジャーへの「華を振りまく使命」の第1段である、メジャーデビューシングル「fiançailles 〜フィアンサーユ〜」(オリコン最高位21位)と共に、ここまでのLAREINE様の華麗なる歴史が綴られて、そして「ロマンス革命」とはということに踏み込んだ、素晴らしい映像です。個人的にこの曲はあまり好きというわけではなかったのですが、その歴史と共に流れると、あまり美しく無駄に雄大な曲に聴こえて「ああ、LAREINEの深さ、素晴らしさ」と思うのです。

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その日、渋谷はLAREINE色に染められました。LAREINE色とは何でしょうか。たぶん薔薇だから赤なのでしょうか。そういえば薔薇を持った方が映像に沢山映ってました。

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fleur大集合です。fleurとはLAREINEを愛する花たちの総称です。LUNA SEAでいえば「SLAVE」Dir en greyでいえば「虜」X Japanでいえば「運命共同体筋肉少女帯でいえば「ナゴムからの売れ残り」でしょうかね。失礼しました。

男性の姿も見えますね。ここ以外でも写っていてその方がなんとなく自分に似ているような気がしましたが気の所為ですね。私はロマンス革命未参加です。当時は私は渋谷系バンドで活動中でしたので。今となっては「パッパッパー」などとフリッパーズ・ギターの物真似みたいなコーラスを取っていた自分が恥ずかしい・・とは思わないです!

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謎の白人女性が配るものそれは

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ロマンス革命の始まるを告げる謎の新聞的なもの。ロマンス革命とは、まさかルイ16生の王朝に対するは反旗を掲げたあのフランス革命と同等のものなのでしょうか。

嗚呼・・・フランス革命といえば、マリー・アントワネットそして、オスカルさまぁ!ベルサイユのばら!しかし、オスカル様は実在しません!史実的にも立証されてます。しかし、これはロマンスの革命なのです。だから存在するのかもしれない。

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このシングルがリリースされたのはこの革命の後です。なんと偉大なる始祖である池田理代子さまの筆によるジャケットです。ロマンスが現実になった!しかも東京音楽大学声楽科を卒業された池田理代子さまも麗しのコーラスで参加されてます。まさにロマンスの極地。ヴィジュアル系史上ここまで現実とロマンスを結合させたバンドが他にいたのでしょうか。KAMIJO様がローディーを勤めていた偉大なあのバンドのことはちょっと置いておきましょう。

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「ロマンス革命とは・・・」ついに明かされます!その答えは、あなたの心に宿っています。映像の中の字幕を読む限り「よくわからないから自分で考えて」ってことかもしれません。考えてみましたが・・・わかりません><

ロマンス革命とは別ですが「リリーとジェレミー」の物語を紐解く鍵として、超名作アルバム「フィエルテの海と共に消ゆ」に「人物相関図」がソニーレコードのサイトにありましたよ。

http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/LAREINE./top0002/fierte_01.html

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サイトでは各キャストの写真と共に説明がありますので、そちらをご覧くださいね。

「アスフォデル」「ジャスティシア」何がなんだかわかりませんが、それがロマンスなのです。「ロマンスだから仕方ない」と言い切ってもいいのですが、せつない。その切なさ。それこそがロマンスなんです!!

さらに、この人物相関図が間違っていたらしくて「訂正版」も付随されていました。

「この人達、こんなことに真剣になって仕事してソニー様って素晴らしいな、ていうかアホちゃうか」って正直思ったのですが、その「アホ」は褒め言葉です。

 

さらなる革命「ひとりLAREINE時代」へ

それは悪夢のような出来事でした。

なんと「KAMIJO以外のメンバー、MAYU、えみる、MACHIがLAREINEを脱退する」という報が入ってきたのです。「KAMIJO以外全員脱退」これはヴィジュアル系史上、語り継がれる悲劇のエピソードとして語られることになりました。彩冷える。じゃなくてAYABIE?かよくわからないのですが「ボーカル以外全員脱退」という時があって、彼がそのバンドを辞めた人とユニットを組んだ時の曲に似たような「失った悲しみ」を歌った曲がありました。ちょっとわからないですよね。過去にレビューしましたので御覧ください。 

maemuki.hatenablog.com

 

フェエルテのツアーを終わり、新たな章が始まるかと思ったのにバラ紅茶に毒薬が注がれたかのような衝撃でした。そしてKAMIJO様は一人でLAREINEを続行するとのこと。「ひとりLAREINE」僕は「案外いいんじゃないか」と思いました。Corneliusみたいなもんだろう。あとTHE DIVINE COMEDY(イギリスの紳士的な方です)みたいなバンドっぽいのに一人みたいなのもあるし。そもそもLAREINEの中心はKAMIJO様です。8割程度の曲を作曲されていました。大した痛手ではないかも。余裕じゃん。EジャンGジャンKAMIJOジャン!

 

しかし!発表された「ひとりLAREINE」のシングルのタイトル。それは「GRAND PAIN」直訳すると「大いなる苦しみ」そのタイトルに込められた思い。それは苦悩です。しかもグランド。グランドなペイン。グラペ。KAMIJO様は「余裕ぶっこいてる」なんて思っていた自分が愚かでした。

それはこのLAREINE史上最も美しいと評されるPVをご覧いただいて、その歌詞を聴いていただければわかります。

www.youtube.com

 LAREINE史上最も美しいKAMIJO様。一人だから美しいというわけではありません。他の人がbとかは言ってはいけません。あの黄金のお髪を切られて、男らしく変貌を遂げた彼。4つの炎の中で歌われる変わらないKAMIJOメロディは更にエモく、そして華麗で、そして今までになく哀しいです。

また、超美人の外国人女性も気になります。彼女は常に何かを攻撃するような目つきをしています。彼女が「GRAND PAIN」なのか?

狂い咲いた花びら 青い月 貴方は生きながら焼かれ

その身体が放つ光が 眩しすぎて Sleep,my friend

 このサビのメロディは最高です。これぞKAMIJO様です。Métamorphose、Billet 〜幼き夏の便箋、そして冬東京など数限り無い名曲(3曲の選曲は僕の趣味です)を産み出したKAMIJO様。ひとりなって最初の曲から名曲です。しかしそれは仲間を失った悲しさ、そして怒り、LAREINEへの強い思いから来ていると次のサビで気づきました。

誰だろうと 汚すものは許さない 例えあなただとしても

築き上げた この愛だけは 枯れさせない Sleep my friend! 

 怒り、そして「Sleep my friend!」怒りを表した後に「眠れ我が友よ」とは。随分漫画的で演劇的です。ああドラマティック。ロマンスは続いています。しかし愛の物語ではなく、悲劇です。こんな結末に彼は納得していないに違いない。そしてLAREINEへの愛、継続の表明をこの歌詞でしている!と僕は感じました。

 

アルバム「SCREAM」もリリースされました。

 

SCREAM

SCREAM

 

 

このアルバムはあまりネット上では評価されませんでした。なんせ音がちょっとショボいかもしれません。おそらく突貫工事で作ったものだと思われます。しかしこのアルバムがLAREINEで一番好きという人もいました。このサイトでも度々出てくるサイトの管理者の方がそう仰っていたのを見て「自分もまた聴いてみよう」と思って、聴いてみました。感想は「やっぱりグラペ最高」でした。でも、駄作ではありません。そしてグラスレ最高です。

 

そしてLAREINEが永遠に継続すると思いきや、KAMIJO様は「飛翔の天使」MAYU様と再びタッグを組み、そして「NEW SODOMY」(前回で出した直訳の”新たなる肛門性交”は意図的な誤訳です)を結成し、そしてMAYU様は予定どおり飛び、そしてLAREINEが復活しまたひとり「LAREINE」かと思いきや、またMAYUさまがマイオリ。えみる様も復活。そして・・・と続きます。いい加減疲れました。

本当にLAREINEは深いです。そして素晴らしいです。

なのでなのでこのシリーズも続きます。

本当は1回で済ませる予定でしたが、長くなったので2回で終わらせようとしましたがやはり長くなりました。私はヒマなのです!なのでお許し下さいボンジュールハニー!

最後に「LAREINEとはあんまり関係ないけどなんか感じるものがあった懐かしの写真」を貼ってお別れです・・・

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ということでここまで読んでくれてありがとうございます。