さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

ファンレター&苦情はこちら pinkcoatpiter@gmail.com



真面めな日記を書きます 「くいぶち」について

やっぱり僕の人生は今つまらないです。ほんとうに。くそな感じになってしまいました。

まあ、会社なんてこんなものなのです。そこに希望なんて一切ないのです。

くいぶち

マツコ会議で、変わったモデル活動をしている人たちを紹介していました。それぞれパーツだったり、男性ヌードモデルだったり、好きな事をしていて、他には仕事がそれぞれあって、普段はそれをしているという事でした。

マツコがそれを見て「普段の仕事はくいぶちって事なのね、それがあってこういう活動をしているんだ」と納得していました。

食い扶持。食べる為のお金を稼ぐこと。それはそうです。食い扶持なのだから、それがあれば良いのだと思います。

僕は今、不自由です。まず会社が移転をして、通勤が辛くなってしまいました。もっと近くで通いやすいところで働きたいなと。そして、もっとプライベートの活動を充実させたいのです。週5日、祝日も出勤、なかなか自分の時間が取れなくて・・

もうちょっと頑張らなくてはいけないです。いろいろやりたいことがやれていない毎日になってしまっています。

今日はこんなことを考えていました。

www.youtube.com

突然ですが、会社でものすごく腹がたったことがありました。

会社の男の人が、「俺はジャニーズが許せない!」とか言っていたのです。とにかくジャニーズはだめだ!とかのたまっていました。

まあ、普通そうですよねフフフ。フフフ。

 

僕はずっと、ジャニーズの事を思い返していました。東山紀之さん、ほんとうに素敵な人、素敵な人間性でした。ずっと忘れないです。大切な思い出です。

そんなことも、その人に話すことは無いです。逆に夢を壊してしまうような気がするからです。実際に見たことが全てだなんて、言ってしまうとあっけなく終わってしまうからです。

 

www.instagram.com

世界のmaemuki on Instagram: “ぼくの憧れ!少年隊の東山紀之さんです!!本当に憧れてます!!こうなりたいな 無理だけど 見た目は無理でも🔥せめて人間性を見習いたい!本当に素晴らしい人なんです!!本当に(涙) #東山紀之 #ジャニーズ”

 

僕はもっともっと広い世界を見たいです。大したことがない会社にいるのは仕方ないです。食い扶持なんてそんなものです。会社以外で、もっと広い世界を、また!見たいです。欲望にもっと忠実に、いつか叶えられるように、食い扶持を求めて、明日も会社に行きます🔥🔥 終

【速報】体重が3キロくらい減りました一気に1ヶ月くらいで【にっき】

土曜日は、僕の真実のひとつともいえる、豊島園の庭の湯のまた行きました。

実はここだけの話


畠田理恵 【ここだけの話~オフレコ~】

ここだけの話、畠田理恵!ニセ明菜!現羽生理恵!旦那は羽生棋士!!ちなみに熱狂的な羽生結弦ファン!!国民栄誉賞男総なめ!!

やめておきますね。

ここだけの話、金曜日に会社を休んでしまって庭の湯に行こうかなと目論んでいたのですが、やはり気弱だということもあり、ちゃんと行きました。それで行ったのです。えらいなあ僕!

そこで、ふとそこにある体重計に乗ってみたのです。家にも体重計はあるのですが、どうやら壊れているみたいで、ここに来るたびに乗るのです。そうしたら、なんと!3キロか4キロくらい体重が減っているのです。うそだろうと動揺し、故障かも?と思って何度もノリ直すのですが、やはり変わりません。

なんでだろう。お野菜中心の食生活のおかげかな?と思ったのですが。

違います。心労です心労>< ほんとうに心労が大きい、というのと後は体調を崩していたというのもあるかもしれません。今回はその快方祝いということもありました。

 

もうボロボロなのです。

なので、いつもやっていない岩盤浴もやってみました。追加で有料となります。週末なので高くなってました。やっぱり昨日くれば、とも思いました。。

岩盤浴、初めてちゃんとやったのですが、ここでまた鬱になりました。タオルを引いて、暑い岩に寝るのですが。。腰に痛みが走りました。骨です。まっすぐ固いところに寝ると、どうしても腰にある骨があたってしまうのです。いたいいたい。

なんでこんなことになったんだろう。寝るときは問題ないのに。。汗だくになりながら、また無駄なことにお金を使ってしまった、と泣きたくなりながら、泣いていました。

泣いてばかりです。その後は、順調に温泉、プールをこなしたのです。ふとリラクゼーションルームという、寝られる椅子があるところに入って、休んでいたら、眠ってしまいました。

僕の悩み、たくさんある悩みに一つが、不眠症インソムニア、セイグナーここーにきみのーこえがああああ なのです。


ROUAGE - insomnia

ほんとうに悩んでいるのです。お酒に頼ったりしています。底辺な女みたいねお酒に頼るなんて、とやはり泣いてしまっています。

 

そしてやはり眠れない夜を過ごし、予約をした、BARBER Yamamichiに行きました。そこまでの道程にて、愛しいBERGに久しぶりに行って、カレーを食べました。美味しかったー

山道さんはやはり良い人でした。楽しいな。東京に行きつけの何かがあるって良いことだと思うのです。山道さんには、新大久保時代からお世話になっているのです。

(ロマンチック思い出モードに入りました)山道さんは、西新宿のパークタワーにあるお店で働いていて、そこに僕は行きました。そこに行った理由は、そのパークタワーにある、パークハイアット東京のデリカデッセンで売っているおいしいサンドイッチ買って、新宿中央公園で食べるということをよくやっていたのです。だから、そのついで行けるかな??というのが理由でした。

しかし、良い人だったので、また通おうとなり、、今日に至るまでにもいろいろあったのです涙 やはり泣いてしまいます。

僕はしばらく山道さんの店に行けなくなりました。無職になり、貧乏になってしまいました。そして都落ち。ずっといけなくなって、また行けたのは、家探しで東京に一時的に出てきた時でした(TT) 泣けますよね。なこうよ。みんな。

まだまだあるのですが、もうやめますね。

明日からまた辛い日々がはじまります。つらいよう。だって、暇なんだもん。

一日中、暇と戦っているなんて書いたら、なんて羨ましい、なんて思われるかもしれないですね。こっちは辛いのですよ。ほんとうに。「こうしてみたら」なんてアドバイスも、内実を知らない人にはわからないと思います。それは働いている人達だったら理解していると思います。いろいろあるのですそれぞれ。それぞれ!!

 

ほら、体重が減りそうな感じですよね?わかりましたか?トホホ 終

Migimimi Sleep Tight "continue to Love" レビューと涼平くんについて、よもやま話します

 

CONTINUE TO LOVE

CONTINUE TO LOVE

 

 お披露目ライブを確認して以来、migimimi Sleep Tightの事は、静かに見守ってきたのですが、新しいシングルがリリースされたので、それをきっかけに書いてみますね。

今までと異なる世界に行こうとしているんだな、と活動からとれました。Migimimiがでているライブハウスは、僕がかつて、バンド時代に行っていた、そして出ていたところがあったりします。全く違うジャンル、僕は渋谷系女性ボーカルのバンドと、インディーポップ、まあわかりやすく言えば、ナンバーガール・・ちょっと違うか。まあパンクとかそんな感じです。その、後述の方のバンドで出ていたライブハウスが、migimimiがよくでているライブハウスだったりしています。

そして、お披露目ライブの渋谷VENOSは、そのバンドの最後のライブとなった会場だったのです。

 

なぜこのような事を説明したのには、理由があります。

僕は色んなジャンルの音楽を聞き、バンドも経験してきました。それぞれのジャンルで異なる価値観は当然にあります。例もあげられないくらいです。

僕がやっていたバンドは、まず、衣装というものはありませんでした。当然メイクも。女子メンバーがヘアメイク云々とか、まず気にしたことありませんでした。それはそのシーンのどのバンドでも同じです。

これは、普通すぎるかもしれませんが、ヴィジュアル系ではありえないことですよね?僕はヴィジュアル系のバンドをやったことがないので、ちょっと不安です。

でも、それは小さい事です。

一番違うのは、もちろん音楽です。全く異なるリスナーとしての過程を経ての、バンドなので、それぞれに全く異なるのです。どういうものがお互いに評価されるかなんて、わからないと思います。その必要もないはずです。本来は。

 

しかし、涼平率いるmigimimi  Sleep Tightはそれまでとは違うシーンにバンド毎行こうとしているんだと思います。そんな事は意識していない、と、僕は思いません。

涼平くんは、ヴィジュアル系の世界ではセレブと言ってもいいかもしれません。もう伝説のようになった、けど違う形で同じ名前で存在しているというよくわからない事態になっている、彼が作った名付けた彩冷える、そして華々しく解散ができたメガマソ。それを経てのバンドなのです。

それが、楽屋もほとんど無いような下北沢のキャパ200くらいのライブハウスのイベントに出たり、そして世間的にも知名度が全く無いバンドと胎盤をしたり、しているという事実。

当然、もうヴィジュアル界からは注目されていないと思います。かつてのファンはまだいますが、もう別世界なんだ、ということは、音源にも現れています。

微かにあったこれまでの萌芽が、だんだんなくなってきているのを、今回の音源で感じ取れました。

 

僕は、色んなジャンルを都度聞き分けるのですが、それは価値判断の基準も変えるということです。彩冷えるの結成くらいから、彼の音楽を聴いてきた僕が、今のMigimimiの音を聴いて、どう思うか。

 

魅力がどこにも感じられませんでした。

残念ですが、これは厳しいです。エレクトロニカとしても、クラブミュージックとしても、エクスペリメンタルとしても、そして歌モノとしても中途半端です。シーケンスに常に支配されていて、音の根本が見えないのです。彼の音楽にたびたび入ってくる、チープな音色のシンセサイザーも、今回は浮いてみえるのです。クールじゃないし、ポップでもない。輸入版を取り扱うようなショップの人がこれを気に入ることは、無いでしょう。残念ですが。

 

こんなことを書いて申し訳ないのですが、そう感じました。

 

今朝、通勤時に、彩冷えるの「鉄の島」を聴きました。ほんとうに独特な音楽だったんだ、と改めて思いました。やることは不器用だけど、自分達にしかできないものをやろう、新しい世界を作ろう、という気概を感じました。

でも、その世界はもう存在しないものになってしまった。惜しいですね。ああ、切ないです。

そして、彩冷えるの最初の曲で、僕が一番好きだった曲「ロマンサー」の動画と歌詞を自己満足のためですが、貼っておきます。


Ayabie - Romancer

夜泳ぐ君がね 泣きじゃくり願ってた あの時なぜわからなかったのか アイシテル

11月に初雪がまつげにのってふと気づきました

突然の詩的な出来事だけで感傷的になれるあたしがいるよ

 

セリフがシャリシャリと高音で回りだします

突然の詩的な出来事だけで感傷的になれるあたしがいるよ

 

夜泳ぐ君がね 泣きじゃくり願ってた あの時なぜわからなかったのか 愛してる

冬火照るきみがねふるふると祈ってた 今なら手にとるようにわかるのにキスをして

 

突然の詩的な出来事だけで感傷的になれる僕がまだいる

冷たい手で缶詰を開けた オレンジがこぼれて 両の目の蛇口はまたゆるんだ 潰れた実を見て

 

夜泳ぐ君がね 泣きじゃくり願ってた あの時なぜわからなかったのか 愛してる

冬火照るきみがねふるふると祈ってた 今なら手にとるようにわかるのにキスをして

 

美しい歌詞!世界!色彩感!ヴィジュアル系、最高!!

終わり

【ヴィジュアル系】Vメンヘラ系バンド達のおかげで「ネガティブ・アレルギー」になれた件

こんにちは。最近、自分はずっと泣いた・・・振りをしています。心がどうにかなっているのかもしれません。

悪い癖で、こういう時は嫌だなと思っているものを、漁ってみたくなったりするのです。やってみました。そうしたら、良い結果が出たので、その状況をシェアしますね。

 

恥ずかしい話ですが、この間、メンタルクリニックに行きました。初めてのところです。なんかいろいろあって、もうつかれつかれ毎日つかれなので、相談のつもりで軽い気持ちで行ったのです。

もしかしたら、、なにか重大なものを、、かかえているのかもしれない

なんて、少し思っていたことも事実です。そうでなかったら、行きませんよねそんなところ。

そして結果は、特に何もありませんでした。処方も次の診断もなく、もう終わりました。なんだ、僕は正常な人間なんだ。よかったよかった。よかった。

 

でも、悲しいですよね。初めてあった人、たとえ精神科医とはいえ、僕のことをこんな形で判断されてしまったこと。人の心は難しいなと思いました。でもよかったよかった。自分に言いきかせました。よかったんだ。

 

自分はそうではなかったからよかった、しかし親しい人がそうなってしまったらどうなんだろう。身近な人が、悩んでいたら、どうしたらいいんだろう。そして、自分もいつそうなるのかは、わからないのです。悲しいですよね。

 

僕はメンヘラではなかったんだ。

 

そんな中、ふと前に記事にした、今ヴィジュアル系シーンで完全なるトレンドとなっている、「メンヘラ系バンド」の歌詞だけでも読んでみようと思ったのです。インディーズですが、歌詞サイトに登録されていました。

メンヘラV系界におけるX JAPAN的な存在のバンドがあり、やはり「リスカなんとか」みたいなタイトルの曲がいくつもありました。歌詞は想像以上にわかりやすく、理解も容易なものでした。それは予想はしていました。若い子達に支持されているということは、そういう事なんだと思います。

僕が若い頃に人気があったバンドにブルーハーツというバンドがいました。音はかっこいいのですが、歌詞が若者の共感のツボをわかりやすくわかりやすく刺激をしてくるものばかりだったので、リアルわかものだった僕は、それらを否定しました。わかりやすいと自分が感じたものには、真実はない!なんて考えていたのかもしれないです。痛いですね><

 

メンヘラV系は、わかりやすいもの、そして、求めているもの。リスカ、いじめ、くそな学級、包帯、リスカ跡、普段に自分の中にだけ、密かに存在している単語たちが、メイクアップをした男達によって、激しい音で奏でられる。私の居場所はここなんだ。みたいな感じなのかもしれないです。

 

本来、ヴィジュアル系はそういうものであったのだと思います。しかし直接的にそんな事を表現する人はいなかったような気がします。

人が生きるということを、ありとあらゆる方向とコンセプトから向き合ってきた結果が、そうなったということ。そしてわかりやすいものは、歌のメロディーに向けられて、それが大衆に届きました。そんな時期もあったのです。

 

しかし、それはもうずいぶん前のことです。だから、違うものをやろうとしたら、こうなってしまったとしても仕方ないんだな、と思いました。

 

そして、本来ヴィジュアル系は若い人達のものであります。もうひとつ言ってしまえばヴィジュアル系とは「若気の至り」それにつきます。若い人でなければできない音楽ができるのが、ヴィジュアル系の良いところでもあったのです。なので、メンヘラリスカメンヘラリスカッカッかみたいなくそ馬鹿氏ねみたいな音楽をやっててもいいのかな、と思いました。そして自分はもう若くないのです。

 

本来、自分もそういうもの、ネガティブっぽいものが好きだったのかもしれません。好きだったバンドにもかなりネガティブ(カリガリの弱虫毛虫とか)もありました。

 

この間、今年リリースされたヴィジュアル系バンドのPVをメドレーで紹介した動画を見ました。いろんな音楽性のバンドがいましたが、通じていえることは、ネガティブ。そうです。ものすごくネガティブネガティブ、いろんな方向でネガティブでした。中には怖いほどポジティブなバンドもいて「リスカをやめよう♪」なんて歌ってい記憶がありますが。。

そういうバンド達をちらっと見たですが、激しい違和感と嫌悪を感じてしまい、普通にいやだな悲しいと、普通に思ってしまいました。おかしいかな?

おかしいですよね。自分はそっち系のはずでした。のに、、

 

そして、違うところの視点からの違和感もありました。ヴィジュアル系と同じシーン、日本のバンド・ミュージックの兆候です。ここ数年、日本のロックやポップス、ヒップホップのバンドの新しいバンドの評価とセールスも高まっているような気がしています。ここ数年日本のバンド界は、新しい顔というものが、出てこなかったのに、新しい風が吹いているのかもしれないと、感じています。

今までのバンドと違うのは、ありきたりだった歌ものロックや、ギターしかないフォークサウンドではなく、ファンクやヒップホップなどを取り入れた、リズムの豊かな明るい音楽だということです。当然に演奏は上手で録音のクオリティも、頭を練った洗練されたトラックを作っている人達が多いです。

そして共通していて言えることは、人を巻き込むエネルギーがあるということです。そして時はにポジティブなる。そういう姿勢に人々が共感をしていく。

 

なんだかんだいって、今、日本は平和です。僕は貧乏だけど、一応は東京で暮らせています。こうして昼休みにタブレットで日記なんかかけるから十分幸せなんだと思います。

でも、しかし、でも、しかし!駄菓子菓子!みたいなものは、ずっと人々のなかにあるんだと思います。人生には、いろいろある。光があたるときあたらないとき、いろんな気持ちがそこにある。そうです。僕ってなんてポジティブなんだろう。ポジティブって気持ちが良いです。ほんとうに。

少なくとも、リスカリスカメンヘラメンヘラなんて、そんな音楽聞きたくない。それは、世間一般もそうだと思うのです。メンヘラ、メンタルヘルスをヤンデラー、そんな下品なスラングをわざわざ音楽にのせてタイトルにもして、PVまで作って、音楽サイトで「メンヘラ系バンドがトレンド」とかちやほやされるなんて、なんて糞なんだろう。それはと僕は思いました。

メンヘラ系ではないのですが、 いわゆるヴィジュアル系バンドの中で歌詞がネガティブなことでよく知られているPlastic Tree「ぬけがら」という曲にこういう歌詞があります。

 

ほんとうの 気持ちじゃないなら どんなことももう しないでよ

 

メンヘラV系さんが、リスカリスカと歌詞で使うのは、そういう子達を止めたいからという気持ちもあるという事も知りました。それで救われているのなら、良いと思います。ほんとうの気持ちだったらそれで良いと思います。しかし、ほんとうのきもち、なんてものは、他人にはわからないのです。誤解を生むこともある。曲解されたりする、それを防ぐのは、言葉を選ぶこと。考えて選び抜くこと、それです。それができないなら、しないほうがよいと思います。

 

だから、そもそもそんなネガティブな歌詞のある曲は聞かなければいいということ、ネガティブ・アレルギーに羅漢をした自分にも、気づけたのです。感謝します。メンヘラV系バンドに光あれ!!

ラ・ムー「青山Killer物語」~広尾の伊系カフェから、レビューします

今日は曇りの日という天気予報だったのに、天井までの高いガラス窓となっている、このイタリア系カフェ、セガフレードには、光が差し込んでいます。

https://www.instagram.com/p/B0P2ODiA5Tx/

Instagram post by 世界のmaemuki • Jul 23, 2019 at 5:31am UTC

ここは広尾。住みたい街ナンバーーワンの恵比寿にも近いところ。ここには、恵比寿にいるような、かつての僕を想気させてくれるようなたぐい、たぐいだなんて失礼かな。そんなたぐいの人間はすくないんだと思う。僕は今、ここにいるけれども。そう、僕は、愚かなアーバン・セクシャル。笑ってくれればいい。グッドバイ、上福岡。

 

でも、僕はほんとうに大人になってしまったんだ。こんな広尾のカフェで「クラシコサイズのチョックチョック」なんかを飲んでみたりするんだし、完全な大人なんだろうか。これで。切ない。切ない。

そんな切ない僕にぴったりの曲をみなさんに紹介しますね。広尾、から。

 


青山Killer物語 菊池桃子

ラ・ムーのラストシングル「青山Killer物語」のレビューをここに残しておく。

 

ラ・ムーといえば、正当派AORサウンドを武器に、昭和の世界と平成の世代への良質な音楽を繋いだ、素晴らしいバンドだということは、皆さんもご存じだろう。

そう。洗練された、大人のサウンド、歌詞、メロディ、そしてコードワーク。

ここで歌を入れているのは、狸穴のプールバーで少し恋をした、Momoko Kikuchi 彼女である。

彼女の宗慶たる成美な歌声は、そのまま話す声でもあるということ。それは重要なことなのかもしれない。和泉常寛の作曲による、練り繰られたコードワークによる楽曲を聴いて、やはり思い出されるのは、そう。僕らの世代にとって大事な曲、カルロストシキ&オメガトライブによる、一連の楽曲である。同じ和泉氏が手掛けているので、同じ空気が漂う。そしてmomokoの声、狸穴のプールバーで聞いた声も、ここに漂う。決してなにか邪魔をしない、クリーントーンの風、すぐに溶けてしまった氷が、また凍りつくような。。ああ。

 

モノトの色で彩られてしまった、青山キラー通りを歩いていると、突然に気持ちが沸き上がったような、サビ(またはchorusという)の素晴らしさといったらどうだろう。一気に、Momokoの透明な悲しみの溢れる世界に引き込まれてしまう。

これは、Momokoの音域がリミテッドであるということを、逆に活かしたコードワークが生きているのだと思う。ほんとうに素晴らしい。さりげないでも、美しい悲しさが、そこに漂う。

「愛が終わると何が 始まるの 青山キラー、ストリート」と残し、Momokoは去っていってしまった。ラムーのデビューシングル「愛は心の仕事です」セカンド「少年は天使を殺す」サード「TOKYO野蛮人」と続いた、MOMOKOと僕の東京狸穴青山物語は、もう終わってしまったんだ。と、僕は広尾のカフェでクラシコサイズのチョックチョックを飲んで思った。

ちなみに、チョックチョックがわからない人に、元埼玉県民の僕が説明するね。これはエスプレッソとチョコレートドリンクのミックスなんだよ。ちょっくちょっくのくらしこさいずください、って言えるかな?レジで。

 

悲しいな。大人は悲しい。たすけて菊地桃子さん。。