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【MALICE MIZER】Moi dix Mois 「Dix infernal」をレビュー!【Moi dix Mois】

みみみ皆様こんばんわ…さわやかまえむき。 rafraîchissant positif(フランス語でさわやかまえむきですよー)です!あ、ごめんなさい。実家がヴェルサイユ宮殿の「プチ・トリアノン、le Petit Trianon」なのですから。ついつい地ががでてしまって…

それよりみなさままなさまに謝らなければいけないことがあります。

 

それは…「MALICE MIZER」でGoogle検索結果が、なんと現在のところこのブログの例のGさんを批判した記事が3番目に!来てしまいました…。

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なんと公式サイト4番目より上!あちゃー!一つ上のサイトの方が全然内容があるのに。

恥ずかしいし、申し訳ないです。「mana様」「manaさま」「mana-sama」で検索結果が一番目だったら…今見てみたのですがやはりダメでした。

申し訳ない。聖なるmanaさまに申し訳が立ちません。

そこで、あえてまだ解散していない!活動停止中の「MALICE MIZER」を冠に据えた、現在もぜっさん活動中のmana様のソロ・プロジェクト「Moi Dix Mois」の聖なるファーストアルバム「Dix infernal」をレビューしますね。

 

Dix infernal

Dix infernal

 

 

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燃え盛る業火の中、結界に囲まれて秘儀の如き構えをみせる…manaさま。

ああ、その炎に焼き殺されてしまうのでは、そこから離れてほしい。私がそこに辿りかなければ…。しかしその炎、消えない炎。実体としては存在しない炎。

心の炎。manaさまの音楽への愛。自身しか表現ができない音楽をやるための愛。

だれにも消せない炎の中で悠然と構えるその強い、しかし美しいその姿に…

私は刻むのです。消えない炎を松明に移し、十字架を、「十」の文字を…。

 

1.Dix infernal

40秒の短いSE。思わせぶりな悪魔のような声が何かをつぶやいています。意味?わかりません。誰にもわからない。それを知ろうとすることは「mana様の心の中に咲く薔薇の色は何色なんだろう」と考えるに等しいことなのです。お止めなさい。その考えを…

2.La dix croix

rocklyric.jp

このアルバムがリリースされる前に、先行シングルとして「Dialogue Symphonie」がリリースされました。その時にこのアルバムでヴォーカルを務めたJUKAの声を初めて聴きました。やはりみなさまがそう思われたように、僕も思いました。この声、歌い方、ガクトに似ている…と。それはわたくしみなさまそしてまなさま(読みづらくてすみません)も同じだったのか。気になっていました。しかし、これは「mana様のソロ・プロジェクト」なのですから、当然の如く、まなさまが選んだことは事実です。事実なのですから、受け入れよう…と思っていました。

しかし、このアルバムの「La dix croix」を聴き、考えを改めました。

今はもう 迷わないで

そう開きかけた未来へ

貴方の心に刻まれた 夢は光の中へ

ああ…これは間違いなく私ども「迷える子羊達」への言葉です。迷っていることを悟られていた…なんて深いmanaさま。開きかけた未来へ…が見えるような、曲展開を持って…右左に重ねられたハープシコード、そしてやって来る聖なるパイプオルガン!ああ、そうなのですね。心に刻まれたMALICE MIZERの思い出は…光の中へ…

嗚呼素晴らしいmanaさま。私ども子羊に対しての、思いやり、慈悲に溢れた言葉がその後も綴られて…そんな心「ガクトに似てるボーカルだなあ」なんて心に対して、「夢は魅惑の光景に」「夢に叫び続けても最後の扉を開かなければ」とアジテーションを繰り返します。いい加減に忘れろと!おお!mana様、貴方は神なのか、それとも…

Moi Dix Moisの大きな特徴は「メタル」「ヘヴィ・メタル」そして、「デス・メタル」でもあるということ。しかし、その系統のバンドの大きな特徴であるものがここでは、省かれています。mana様はインタビューでも仰っていました。「北欧系のメタルは好きだったけど、長い速弾きギター・ソロやシャウトは嫌だった」と!わたくしめもそう思っていました。ああ…輪廻転生…もしかしてあなたは…私の母マリア??そして、「速弾きピロピロギターソロ」「ギャー」などは省かれて、あっても「ぎゃー」は「ヴォーい」程度になっています。ああ、素晴らしい、省き

MALICE MIZERにおいても「薔薇の聖堂」の中の素晴らしすぎる超ちょう名曲「破誡の果て」にて、ありましたよね。激しいブラスト・ビートと混声合唱を交互に演奏して最後はそれらが合体する!斬新そして美麗すぎる曲でした。なので、この変化は自分に取っては予想範囲内でした。

しかし〜そんなおクソな能書きはさておき、この曲の素晴らしさ!メロディの美しさ。歌い上げる、この曲ではまだ控えめなJUKAさまの歌は、素晴らしいと思うのです。

 3.front et baiser

genius.com

これほどまでに激しくて、そして美しく…優雅な音楽があったのでしょうか?知りませんでした。ただただそのスピードに引きずり込まれていく。曲はスピーデイながらも、展開は多く、飽きさせません。まるで舞踏会でパートナーを入れ替えるように。しかしメタルなのです。スピード・メタル。嗚呼、困惑ながらも美しい困惑です。mana様はやはり深く、素晴らしい。

4.Ange

ここまでの迷いが、ここで更に解き放たれた。離れた迷いが広がって散っていく…。そんなスケール感のある曲です。サビの「てーーんしーーの」異様な広がりには、やはり宇宙的なものを感じます。内的なものに閉じ込められたもがきのような、ブラストビートが続き、来たる解放の時を感じさせて突入していきます!一瞬のディミニッシュコードのパイプオルガンの分散和音と共に!そう天使の羽根の記憶の音…つづくハープシコードの束の間の幻影…ああ…manaさまあなたは本当はヨーロッパ人なのではないですか?本当に広島生まれなのでしょうか?詐称してるのでは?週刊文春に狙われたらどうしよう…

5.tentation

ヨーロッパは何処の街でも鐘の音が鳴り響く」という謂れをご存知でしょうか。キリスト教が主教なのですから、日本でいう大晦日の日の「ごーんごーんごーんおふくろー年越しそばまだあ」みたいなとは違うのです。鐘は毎日鳴らしていることもありますが、それとは少し違うと思います。神への…祈り…。

そして「manaさまの音ではいつでも鐘の音が鳴り響く」という事実にも、目も耳もそらしてはいけません。この曲でも鐘は鳴り響くのです。いつでもあったかのように。「運命の鐘は鳴り響く」と歌詞にあります。その通りに、鐘は定刻に鳴らされる。Europaにおいては、常識であること。それが祈りに結びつくこと。私どもが知らないことをmanaさまが教えてくれる、そんな曲です。

6. Solitude

petitlyrics.com

Solitude…こここ孤独…manaさまが孤独であられるなんて。でもなんて美しい孤独なのでしょうか。「よかったやっとドコドコではなくなったホッ正直ホッ」だなんて、思ってはいけませんよ。貴族というものは、泣いてもよいのは夜のTerraceだけだと育ちから悟る。そのようなものなのです。この優雅さも、その表れなのでしょう。「夢に見たあの日のあの場所へ」が何処なのか、など具体的な事象に当てはめてはいけません。芸術家というものは孤独なもの。せつなさだけを感じましょう。このアルバムで初めてピアノが登場しました。伝説の名盤「memoire」においても始まりはピアノの音でしたね。ああ、孤独な私です。過去のことばかり…。manaさまも孤独なのです。ありがとうmana様。

7.Pessimiste

厭世家。ペシミスト。世の中に対して、悲観的な考えを持つ人。そのような人を…この曲ではひたすらに攻撃をしています。怒りの日!その通りに攻撃的、インダストリアルな音像を持って、サディスティックに。あくまでエレガントに鞭を奮っていた背徳のmana様を思い出しますが、そのワタクシでさえも、その鞭と無知に、うたれてしまうかのようです。manaさまお許しください。お好きなだけ鞭を討って下さい!

8.Gloire dans le silence

petitlyrics.com

このアルバムにおいて最も最速、そして最も優雅、そしてそして最も気高い曲です。

その高みから見下されているような、そんな素晴らしく激しい曲です。

サビのメロディがクワイア(合唱)と共に静寂の中で甦ってきた時の「聖なる感覚」をおわかりいただけますでしょうか…。深い祈りの場所…祈りの歌声…。今はわたくしはあの時を思い出すのです。キリスト教の聖地!イタリィのフィレンツェサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にて、あまりの「生Europaのしげき」に耐えられず、manaさまの音楽に包まれたあの思い出の時を…

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manaさまなのかしら…まさか…華の都、Firenzeに?

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ああ、mana様が吊るされた裁きの時を迎えている中、私はただただ「虚無の中での遊戯」を聴いていた。素晴らしい時でした。決して「旅した自慢」ではありません!(ちなみに詳細はこちらへどうぞー)mana様には全てを見透かされます。このような事は、虚飾でしかない。咲き乱れた花は散っていく、そして散りました。アテクシの人生も。今は静寂のとき。

9.L'interieur Dix

華麗なる静寂かつ激情の時間の終わり、を告げたかのようにはじまりそしていつものようにツタツタが始まる。また日常が始まった…と思ってしまうけれども幻想の世界は続いているのです。たとえ歌詞が絶望的であっても。全体的に哀しさと諦めと憐れみが漂う歌詞に、せつないメロディ、せつな系、と系統で済ますには神聖すぎる曲です。

この曲で感じたのは「最期の時」、「最後の時」ではない。日本語というもの漢字というものは面倒くさいものですが、このように表せば同じ「さいご」でも違うように感じさせてくれるのです。ああなんて知的なのでしょう。それもこれも魔名様のおかげなのであります。嗚呼!バラバッラに!がポイントですね〜Dix!!ハイトーンに漂うJUKAの少年くささも必聴ですよ!メルティーラブ!

10.Priere

「祈り」と題したこの曲。「また始まったのかドコドコ」なんて思ってはいけません。「祈り」という曲なのです。みなさまは祈ったことなんてあるのでしょうか。正直に言いますと私はありません。祈る相手がいないからです。そんなことを考えてしまう、「祈り」という言葉に対して。この曲は中庸でありながら、いざ「どうだ祈りとは」という姿勢で聴くと、素晴らしいメロディだということに気付かされた、そういう曲でした。「祈り」というものは美しい感情に基づく、だから美しい「祈り」の曲なんだと!つ、ま、り、やはりmana様は本当に素晴らしいのです。ありがとう。神!kamiさま…(涙)

12.Dialogue Symphonie-x

rocklyric.jp

このプロジェクトの始まりとして示された、いわば経典の第1章、ダンテの「神曲」に例えるならば、「地獄編」にあたる曲です。この曲は、「ファンと共に華麗に堕ちていく」さまが描かれていると感じました。気づかなかった、本当の意味がアルバムの最後に、聴いてきた過程を経て、気付かされた。そのような曲だと感じました。

決して派手なメロディではないけれども、聴くものに確実に心に十字架の傷跡をつける、そんなDialogue「対話」なのだと。mana様が私達に求めるのは、それだった。欲していたのです。私たちとの対話を!

そんな神聖な気持ちにさせてくれました。manaさまありがとう。帰ってきてくれてありがとう。今更だけどありがとう。あ、Moi dix Mois 15周年おめでとうございます。

13.Dix est infini

そんなこんなで、終わります。次回はおそらく、JUKAさまが復活したライブのことを全く書いていないような気がしたので、それを書きますね。たぶん!調子が悪くて更新ができなかったのですがこれからはがんばりますね!

それではrafraîchissant positifでした!さわやかまえむき!