私が産まれて、少しだけ育った、幼少期の良い思い出しかない愛知県にて、
来年、万博が開催されます。
皆さんも少しだけ知っているでしょう。
でも一体何をする万博なのか。只の短期間限定遊園地なのか。
一緒に「愛・地球博」について勉強しましょう
「EXPO 2005 愛・地球博 公式HP」より http://www.expo2005.or.jp/
愛・地球博のテーマ
1 : 開催の目的 21世紀の人類が直面する地球規模の課題の解決の方向性と人類の生き方を発信するため、多数の国・国際機関の参加の下、自然の叡智をテーマとした新しい文化・文明の創造を目指して開催する。
A. 壮大な文化・文明創造事業
B. 多様な文化、価値観の交流の場
C. 日本から世界への発信
D. 現在から未来への発信テーマ 「自然の叡智(Nature’s Wisdom)」
<サブテーマ>
A. 宇宙、生命と情報(Nature’s Matrix)
B. 人生の“わざ”と智恵(Art of Life)
C. 循環型社会(Development for Eco-Communities)4 : 開催期間 2005年3月25日〜2005年9月25日(185日間)
メインテーマは「自然の叡智」
叡智とは
1 すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。
2 哲学で、物事の真実在の理性的、悟性的認識。また、それを獲得しうる力。
と辞書にありました。
自然の優れた点を学びつつ、人類の未来を良くしよう、豊かにしようといった事でしょうか。
さらにこの博覧会における「自然の叡智」は四つの要素に分けられているらしく
宇宙、生命と情報
人生の”わざ”と智恵
循環型社会
地球大交流
とあります。
宇宙の流れ、生命なる自然と人間の情報の調和、
それに伴った人間の進化の推移の確認、再認識
社会の中の循環を見直し、より自然に近づく社会への形成、
以上を踏まえた上での国際交流といったような感じでしょうか。
自然の叡智とは何なのでしょうか。
それを追求する事によって何が派生し、効果として現れる、又は意義として残るのでしょうか
公式ページを読んでもそれらしきコンテンツの羅列で重要な部分はあまり伝わりませんでした。
が、あくまで「愛知万博」なので会場に行くことでわかるのかもしれません。
このようなテーマを愛知県で、博覧会として開催するという強い動機があまり感じられない気がしますが
何故愛知県はこの万博を開こうとしたのでしょうか。
公式ホームページ「開催までの道のり」(http://www.expo2005.or.jp/jp/whatexpo/history.html)から。
1994年にBIE(博覧会国際事務局)総会において今後開催の博覧会においては「今後の国際博覧会の要件
・国際博覧会は、自然および環境の尊重が人類にとってきわめて重要であることを反映させる必要がある」
等の新しい指針を採決した所から始まります。
1997年のBIE総会において日本は2005年の国際博覧会開催権を獲得します。
上記に書いたように、「愛・地球博」は1994年のBIE総会での決議を踏まえたテーマになっていると思います。
っていうかそのままですね。
公式ページを見る限りでは「何で愛知県なのか」という表記、主張はありませんでした。
まあ「やりたかったから」でも十分な動機になると思います。
でも、何故やりかたかったのか?
それは一言ではいえない、巨大な何か。巨大な権力、巨大な利益が絡んでいるようです。