さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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【US】あの時の自分が蘇る Smahing Pumpkins 「メロンコリー そして終わりのない哀しみ」

すみません。LAREINEの続きですが、LAREINEに浸りすぎて、書くのが少し遅くなりそうです。代わりにといったらなんですが、その前にこの記事を書いた後にまた書いて、そして公開します

 

僕は最近、「音楽を聴くこと」が怖くなってました。

好きな音楽を聴いても、いつも聴いていた音楽を聴いても、

なぜか、感じない。こころが感じない。なぜなのか。わかりませんでした。

しばらくそれらを断って、ひたすらじっと、時には本を読みながら

静かな山の中で、たったひとりで暮らしてました。

 

何もしていないと、やはり過去のことを思い出します。

美しい、忘れられない、忘れたい、ひどい、でも大切な過去。

いろんな感情が溢れて、もうわけがわからない。

 

そんな時、ふと思い出したのです。「ああ、あの曲が聞きたい」

すごく聞きたくなりました。

かなり前にはじめて聴いた覚えがあります。そう、短期大学、上京(埼玉ですが)後です。高校ではない。買ったのは上福岡の黒田書店の地下のCDコーナー。

2枚組。アメリカのバンド、スマッシング・パンプキンズの「メロンコリー、そして終わりのない悲しみ」の2曲め「tonight,tonight」が聴きたい!

www.youtube.com

買ったCDはもう手元にはありません。ファイルも残ってない。

山奥ですぐに買い物はできませんが、今は「Apple music」で 洋楽のほとんどアーティストの音源がすぐに聞けます。さっそく探しました。ありました。

すぐに聴きたい音楽がこんなに簡単に聴けてよいのだろうか。でも、ありがとう。appleさん。面接落ちたけど。ありがとうスマッシング・パンプキンズビリー・コーガン

 

この時は「洋楽目覚めたて」でした。いろいろ学習中の時です。いずれフリッパーズ・ギターに出会い、さらに洋楽の知識や見識が広がっていく中、ある日テレビでこのアルバムの中の「tonight,tonight」を見ました。

まったくこのバンドについて知らなかったのですが、その繊細サウンド、美しいメロディ。そして「Tonight,tonight」と何度も繰り返されるメロディ。

気づくと胸が熱くなっていました。「なんだろう。何が今夜なんだろう。何が」

僕は自転車を走らせて、上福岡の黒田書店に向かい、売っていたので早速購入した覚えがあります。もしかしたらツタヤだったかもしれません。あまりに昔のことなので覚えてないです。

買ったのは日本版です。翻訳がついていて、それを読みながら聴きました。

  歌詞カードの「Tonight,tonight」の翻訳歌詞を読んで、自分がなんとなく思い描いたものそのまま、感じたのを覚えています。ストリングスのメロディが僕の涙腺を引き立てます。今夜、今夜自分は変わるんだ.tonight tonight、So Brite 今夜、すごく輝いて

 

いくつか和訳を載せているサイトがありました。が、yahoo知恵袋にいいものがありましたのでこちらを載せます。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

時は決して満ちることがない
若さの断片を置き去りにせずに行ってしまうことはできない
人生は永遠に変わり続け
誰も前と同じでいることなどできない
変われば変わるほど感じられなくなる
信じてくれ 俺を信じてくれ
人生は変わり得るものだ
おまえは虚しさに縛りつけられているわけじゃない
俺たちは同じじゃない 今夜 俺たちは以前と違う
今夜 こんなにも輝いて
今夜
おまえはまだ確信を持てずにいるが
自分が正しいかもしれないということは知っている
もしもおまえが夜まで持ちこたえて
おまえが生まれた 湖のほとりの街で
残り火が消えずにいたなら
信じてくれ 俺を信じてくれ
今この時が 断固として 緊急のものであることを
今夜 まるで望みがないとおまえが思っているのなら
今夜 こんなにも輝いて
今夜
不誠実なやつらを俺たちが晒しものにしてやる 今夜
俺たちがすべてを正しくしてやるすべてを感じてやる 今夜
夜を捧げる方法を見つけてやる 今夜
おまえの人生において 言葉にもできない瞬間が 今夜訪れる
今夜 不可能が可能になる
俺がおまえを信じるのと同じくらい 俺を信じてくれ 今夜

日本版CD対訳より参照

そして僕は聴きました。

そして、弱い自分でも、今夜、変われることができると思いました。

その時の自分、あの時の自分が蘇る。そしてそれは今も変わっていない。なぜならばこの歌詞に凄く共感できて、そしてこの曲が素晴らしい曲だと、実感したからだ。

この前見た映画「君の名は。」では主人公たちが突然涙をポロポロ流し始める場面があった。僕は泣いてもあの涙のような美しい涙じゃないと思っていたけど、僕は躊躇せずないた。美しいかはわからないしどうでもいい。

音楽を聴いてなにも感じなかったのに。感じた。

 

この曲は素晴らしい。他人の評価はわからないけど、本当に素晴らしい。

僕にとって大切な曲だ。でもわからない「今夜」だけかもしれない。自分を知りすぎてしまった。忘れたい。

 

あの頃の自分と何も変わってない。弱い。弱い。自分。もう何十年も立って、いろんな人生を歩んできた。のに、何も変わってない。ショックです。

でも、そんな自分が正直愛おしい。それも変わってない。

友達はいたけれど、孤独だった。さみしかった。その理由はここでは言いたくない。

それはどうにもできないから、仕方がないから。

 

だから今夜は自分を愛そう。自分を慰めよう。

この曲は素晴らしい曲です。

大げさなストリングスが行き場の無い魂を包み込むような。

PVも素晴らしいです。無声映画にインスパイアされたという、幻想的でどこか残酷映像に想像力が刺激されます。が、この曲を聴いているときの主人公は自分です。

自分が自転車にのって上福岡を駆け抜けたり、山手線に乗って、渋谷や大崎へ向かったり、日比谷公園にいったり、夜眠れなくて突然走り出したり、電気が止まって、生ピアノを弾くこと意外やることがなくなった時。

映画のエンドロールのように、自分の風景がこの曲をBGMに流れてくる。

ばかだなあ。おまえは主人公なんてタマじゃないよ。わかってるわかってる。

クソだけど凄い人生だった。と、自分では思う。それがわかるのは自分だけ。

今夜だけtonightだけ。

 

当時もそうでしたが実は他の曲を全く聴かずにインストの1とこの曲だけをリピートしてました。ただ、今きいたら、ちょっと覚えてましたでもDISC1だけ。

今は当時よりヒマなので><2枚組を沢山聴こうと思います。東京で自腹で買ったnakamichiのSound Space1 で。いろいろよかっです。なくしましたが、これとMacだけは残ってよかったです。

 

今夜も夢と絶望が交錯して、どうしていいかわからないけど。

なんとかかんとか、やっていきます。

ここまで読んでくれてありがとう!!!