レジェンドを生で見ておきたいシリーズ第3番目は松田聖子になりました。松任谷由実 杉山清貴&オメガトライブに続いてです。まさにレジェンド・・
チケットは立ち見席でしたが、それでも幸運だったのだと会場に行って気が付きました。金曜日の18時半からの公演でしたが、もう大入り満員!
レジェンドを生で見るということは、レジェンドのファンの方達も生で見ることです。この日は女性がすごく多いなと思いました。聖子は女性に人気があるということは勿論知っていたけど。
そして気が付きました。これまでのレジェンドとは違うことは、松田聖子はアイドルだったということです。今を生きる伝説のアイドル。今のアイドルはおおよそ客に対して異性のものが多いですよね。女性が女性アイドルを見ること。やはり対異性とは異なる特別なものがあるのだろうか。。
と言いたいところですが、自分は聖子ちゃんと同期のトシちゃんのファンなのです。それと同じかな?アハハハ(トシちゃん風…)
そんなことを考えながら、立見席に持ち込んだ折りたたみスタンドに座りつつ待っていたら、始まりました。
武道館2DAYSは「Lollipop」がテーマだったよう。そんな感じのセットに可愛らしい衣装、まずはファンシーなアリスな中で聖子が最初に歌ったのは「ピンクのモーツァルト」
聖子さんの歌声は、テレビで見ていると正直変わったかなと思っていましたが、この曲はキーも下げていなくて、あくまで昔のイメージを崩さないようにしているなと。
個人的にこの曲は小学校低学年の時にラジオで聴いて知っていた、おそらくリアルタイムの時だと思うけど、、まずこれを生で聞けた事が嬉しかったです。
その後は正にLollipopな可愛い曲、天国のキッス、時間の国のアリスなどを楽しみました。
また、幕を挟んで衣装を変えて、スパンコールのジャケットにギターを抱えてロックな感じタイムもありました!その後はアコースティックタイムなど、コンサートでもあり、ショーでもある。聖子はエンターテイナーなのだなと実感しました。
幕開けに演った名曲「瑠璃色の地球」や、キタ~という感じの「青い珊瑚礁」などレジェンドとしての努めもしっかりと果たしていてさすがだなと。
そんな聖子さんを見つつ感じることがありました。
ああこれがアイドルのステージなんだなと。
「自分が幼少の頃から見ていたアイドル」というもののステージが、今、見ているんだなーと。
昔はあったアイドルが今はもう無くなってしまった。そしてもうこんな形でのアイドルを他で見ることは無いなのかもしれないなって。感慨深かったです。。
もう一つ、ライブならではのこと、客席との密なコミュニケーションが見られました。恒例なのか?お客さんがボードにリクエスト曲を書いて、聖子がそれを見つけて一節歌うというコーナーがありました。自分のようなニワカにはわからないアルバム曲などに、応じていました。こんなことなかなかできないですよね。余裕がないと。
それに驚いたことがリクエストの中に「あなたに逢いたくて」が入っていて、「この曲はしばらく演ってないから・・・」と急遽バッグバンドの方を付けて歌ったのです。
「あなたに逢いたくて」は聖子の曲の中で最大のヒット、ミリオンセラーにもなった曲、てっきり毎回コンサートの定番になっているのだと思いこんでいました。失礼しました><
本編最後は「夏の扉」イントロから会場は大盛り上り!フレッシュ!フレッシュフレッシュ!の掛け声も大きく、この日のピークになっていました。
松田聖子に関してはプライベートのことばかりが、今の世の中には目に入ってしまう、いや今ではなくてずっとそうなのかもしれない。それはベストテントップテン夜ヒットの頃のような、歌手としての露出の場があった事が減ってしまったということもあると思います。
でも、この場にいる人たちは、そこではない聖子の本質を支持している、80年代からずっと支持している人たちと、レジェンドの場を共有できたことが良かったです。
そして本当のアイドル、そして歌手の姿を見られて良かったです!