
Feel Happy 2007~Debut 30th Anniversary~
- アーティスト: 原田真二
- 出版社/メーカー: FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(PC)(M)
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
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Shinji Harada – Official web site
出会いは突然に…。
僕は最近、財布を落としてそのまま盗まれたり、それでお金がなくなっても、JAバンクからの再発行のカードがなかなか届かず、三井住友銀行は窓口で速攻発行してくれて助かったありがとうさすが都市銀行それに比べて、くそ農協銀行!農協!農業協同組合!のうぎょうきょうどうくみあい!なーんて田舎臭い名前なんだろう。くそ田舎はくそだ。俺は農民じゃねーぞくそ…。
そんな感じで、長野に押しつぶされがちでした。ガチです。しかしー!あるアーティストの音楽をふと聴いたところ、あんまりの素晴らしさにすっかりまえむきさわやかまえむきになってしまいました!
こんなことはあまりないことです。結構雑多にいろいろ聴いてしまう性分なのですが、ここまでの感動を覚えたのは久々でした。
そのアーティストは「原田真二」さまです!
このアーティスト写真がおいくつの頃かはわかりませんが、本日現在59歳と思えないくらいに若々しくてそして可愛らしいです!ハートマークだしちゃうほどです♥♥♥
しかしですねー大事なところはそこではない!そこだけではないのです。
大事なところは「原田真二のヴォーカルはめちゃくちゃカッコよくてかわいいそして上手い歌唱力が凄い!魅力的!」だということです!
◯原田真二のヴォーカルのどこがそんなによいのか
・ハスキーだけど細くなくて太くもある
ハスキーボイスのボーカリストは多数いますが、大体の場合ハスキーになるのは全てにおいて、それが個性です。しかし原田真二はそうではありません。場合によって、またはフレーズに合わせて、ハスキー非ハスキーを使い分けているのです!つながるメロディの中でも、「ここはハスキーな方がいいかも」と思うようなところは見事にかすれています。上手いのです。歌が上手い。
・高音低音自由自在
僕は現在の音楽シーンに溢れに溢れて掃いて捨てたいほどにもいる「カエル声ハイトーン男性ボーカル」が本当に嫌いなのですが、原田真二さまのデビュー作にて名盤、じゃっかん19歳にして全作曲ほとんどの編曲も共同クレジットでこなした!「Feel Happy」収録「Sports」にて、Bメロサビ前の「サアーーー」という母音の響きを最大限に活かしたC、ドの音のハイトーン!に耳を貫かれました!なんでなのかわかりませんが「原田真二ギャル」集結のコンサートでの「キャーーー」も同時に聴こえてくるような。それほどまでにかっこいいいいのです!ボーカルがかっこいいなんて思ったのは久々です。低音ももちろんのようにカバーしております。そしてファルセットも絶品。絹のよう。やさしいファルセットでちっとも苦しそうではありません!
ということもあってか、「1人多重録音コーラス」もこなしています。すごい…。
・音程リズム感表現力全てよし完璧
彼の音楽を最初に聴いたのはベストアルバムでした。
この1曲め「OUR SONG」素晴らしすぎる生のストリングスとピアノから始まるベタなバラードなのですが、初めて聴いたときから、衝撃を感じました。全てをおおらかに包んだかのような曲調ですが、どこか幼さも感じさせます。それもそうでしょう。この曲は19歳単独公演では最年少史上初の武道館公演のドキュメンタリーのために作られた曲だった。しかし、この曲を初めて聴いたときにはそんなことは知りません。でも、感じたのです。この人は天才だと!歌というものは、その人の素質に委ねられるものです。この人はそれを満たしていると感じました。音感、リズム感、表現力、全てを兼ね備えていると。歌に説得力がある、説得させられた。
前述の「Sports」おいてはリズム感の良さが表れています。高速16ビートという唄うのも演奏するのも至難なものをちょろちょろ〜っとこなしています。「こんなの楽ちんだよ♪」みたいな意識がみえるような。驚くべきはこの曲、のみならず全曲自分で作曲、作詞は松本隆が全曲クレジットに入っていますが、もともと彼の原案だったようです。あまりに内容が高度すぎて年齢にそぐわないという理由で、お互いディスカッションをして、松本隆が歌詞を書いた。凄いです。デビューにて松本隆とやり合うなんて。
それにしても10代ですよ10代!この歌唱力で当時10代だなんて。「カラオケ歌ウマ小中高生バトル」みたいなのが溢れていますが、レベルが違います。音楽に本当に必要なものを全てをこの人は10代にてデビュー時にて持っていた。と感じます。
◯信じられない早熟のスキル
原田真二のWikipediaを見て、驚くべきことがたくさん書かれていました。
フォーライフに送った応募テープは、一人で多重録音をしていたといわれ[、ピアノの他、ギター、シンセサイザーもこなし編曲も自分でやったといわれている。セカンド・アルバムをセルフ・プロデュースしたように最初から音楽的すごさ・才能のずば抜けた"早熟の天才"であった]。デビューアルバムに参加した鈴木茂が、「ほとんどやることはなかったよ」と言ったという
今でこそ、そんなこと普通なのかもしれないですが、1970年代後半にそんなこと、多重録音をしていた、しかも高校生!信じられません。70年に産まれた僕は90年代にカセット4トラックMTRがやっとでしたよ!どうなっているのでしょうか。DTMなんて一般的ではなかった時代です。そんなことがもしできたとしても、それで出来たもの、すなわち1stアルバム「Feel Happy」の出来栄え。それがほんとうに凄い!まさに天才です参りました。ほんとうに凄いです。聴けばわかってくれると思うのです。ほんとうに。
◯またまた脅威驚愕戦慄のその作曲編曲能力
1st Album「Feel Happy」がリリースされたのは1978年2月25日。約40年前。「デビュー前から書き溜めてきた曲が中心」とのこと。つまり、19歳以前に作曲された曲たちということです。
そんな「若書き」がまったく感じられません。このアルバムのプロデューサーは大先生吉田拓郎大先生なのですが、あきらかに彼と同じくらいの年代の人が作ったかのような風格さえ漂わせても仕方がないのですが、やはり10代の若さは隠せない笑ってしまう程に隠せない!驚きです。40年前というジェネレーション・ギャップを感じさせない。そのコード進行とメロディは正しい音楽理論に基づいたもの。その上で、独自の展開を見せている。素人では扱えない複雑なコードを自由自在にあやつり、それが若々しい音楽に結実している。そのように感じました。スタンダードな音楽はいつまでも色あせない。現状このような音楽をやっている、と言えるのは僕が思いつく限りではやはり「キリンジ」くらいでしょうか。
「ロックを含めたポップス」という立場でその後塵となった人は、いないと言ってもいいかもしれません。どちらか、ポップスかロックになってしまう。つまり彼は「40年先を行っていた」ということです。脅威です。
◯当時の納得せざるをえない熱狂的な共感
原田真二のデビューは1977年のシングル「てぃ〜んず ぶる〜す」。いきなりオリコン最高順位は6位!CMソングになったテレビドラマ等への出演があったなどの記録は、見受けられません。そういうものでの売り出しは当時もあったはずですが…。そして「良い曲だらけ過ぎてもったいない」という理由で連続3ヶ月のシングルリリースが続き、デビューアルバム「Feel Happy」は初登場1位!この「男性ソロでデビューアルバム初登場1位」は未だに破られていないとのことです。女性では宇多田ヒカルの「First Love」とのこと。当時の衝撃度がよくわかるでしょう。わかりました。よくよく…。
やはり当時は熱狂的な人気を得ていたようです。当時幼児だったから知らなくて当たり前…だったのかもしれません。wikipediaにはそのあたりも非常に詳しく書かれています。
その特徴あるカーリーヘアーと少女マンガの世界から飛び出したような可愛いルックスとハスキーボイスが、女子中・高校生を中心に絶大な支持を受けロック・アイドル的人気を博した
すさまじい人気は本家・男性アイドル新御三家(郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎)を完璧に食い、洋楽アイドル、ベイ・シティ・ローラーズらにも対抗した
当時アイドルの最大のステータスともいえた「月刊明星」(1978年3月号)の表紙や「TVガイド」の表紙をニューミュージック系、ロック系ミュージシャンとして初めて飾るなど、極めて歌謡曲的な売り方、話題先行型のプロモーション戦略をとり、これが見事に的中した
なんということでしょう。僕が産まれたのは原田真二のデビューの1年前のことです。だから知りませんでした。でも、その頃にデビューしていた人たちで「売れた」人たちがどのように活躍して、どれだけ人気があったのかは、なんとなく知っていた。知っているつもりでした。 でも原田真二さんについては、なんとなく名前を知ったのは松田聖子のプロデュースをして恋愛の噂になった(双方否定していました聖子ちゃんは原田真二の熱狂的なファンでした)その時、でしたが、まさか…こんなに凄い実績があった、それよりもこんなに素晴らしい音楽をやっていて、圧倒的な支持を得ていたなんて!知らなかった。まさに知らなかった世界です。当時にこの世に生きていても幼児だった。でもそんなに人気があったのであれば、もっとその後知られたはずです。これは、自分のせいではないと思います。明らかに過去の栄光実績が、世の中、マス・コミュニケーションには無視されていたのです。なぜなのかは、わかりません。
アミューズは原田真二のために創設された
これもしらなかった。今や上場企業の一流芸能事務所「アミューズ」ですが、そもそも原田真二のマネージメントのために創設された。おそらく僕もそうだったように「アミューズといえばサザンサザンサザンだからサザンのため」という見識だと思います。しかし違いました。それどころか原田真二によってもたらさられた利益によって、彼らの売り出しがされた。そのような事実は、テレビで語られることなどありませんでした。別に圧力があったわけではないと思います。それは隠しようがないからです。だから別に触れなかった。めんどうくさかったのでしょう。しかし圧倒的な事実はそこにある。彼がその後独立をしてアミューズを離れた。「芸能界的な売り方」を拒絶した。それもあったのでしょう。
だとしてもだとしても、あまりにもせつないです。現状が…。
◯しかし音楽の説得力が全てのつまらないことを打ち消すほどに素晴らしいので1st Album「Feel Happy」を解説しますね
何十年前の音楽を聴いて古臭いとは思えない、ということで「スピッツ」が今聴いてもあんまり古臭くないと賞賛されていました。そんなスピッツの草野マサムネもカヴァーして、そして彼のフェイバリット・アーティストの1人が、原田真二です。
そのように影響を受けている、というか、このアルバムが40年も前にリリースされていたということに、冷静に驚きを感じてしまいます。自分が産まれた1年後の音楽が、これほどまでに色あせないという事実に、呆れてしまいます。
70年代後半にリリースされた音楽と、それ以降、80年代中盤くらいからのポピュラーミュージックは大きく変わってしまった、ということは僕も認識していました。つまりこの「Feel Happy」は日本のポピュラーミュージックが変わってしまう前、最後のあたりの音楽なのです。
このアルバムを聴いて、今の音楽シーンが失ってしまったものがここにはたくさんある、と気づきました。
それは「お金のかかった音楽」です。今では、いろいろ進歩をしたという理由にて、なくなってしまったもの。それがここに詰められています。
生の音楽、生の演奏、生の楽器、生のストリングス(哀しいほどに豪華に入っています。僕は生のストリングス大好きなのですああたまらない)生のコーラス。そして高度なレコーディング技術、ミキシング、マスタリング、編集、全てが省力化にて、省かれてしまった。それをここに感じました。
wikipediaにおいて「原田真二創作ノート(明星1978年4月号付録より)」として各曲のセルフライナーノーツが記載されていましたので、引用して各曲うっとりと解説しますね
アルバム「Feel Happy」
SIDE A
1.ビギニング 作曲・編曲:原田真二
お一人で700万円のシンセサイザーを操って録音をしている。このアルバムのプロデューサーは吉田拓郎大先生なのですが、彼がどのようにこのアルバムをプロデュースしたのか、極めて個人的な音楽、フォークらしいといえばそうなのかもしれませんが。なんだか色々夢、ドリーミーに始まります。Dream、日本では「夢を叶えよう〜♪」なんて曲が溢れていますよね。そこに「幻想」はありません。イヤですね。この曲は幻想的です。それだけです。それでいいのですそれだけでいいのです。
2. Curtain Rise 作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:原田真二・瀬尾一三
ボクもこれからがスタート。男女の愛のスタートにむすびつけて作ってみた(原田真二)
自分をここまで大きく演出できるなんて。分厚いクワイアに、控えめながら存在感が大きいストリングス。伸びやかで少ない音符の数が壮大さを引き立てます。そして響き渡る原田真二のボーカル!ゆっくりゆっくり歌っています。なんて美しく力づよい。ああこれは天使の声だ!と思いました。カーテンが徐々に上がっていきます。舞台は明けられた。イントロのアカペラ。明らかにBeach Boys、または山下達郎か。19歳なのに。19歳なんて、冠が逆に可哀想になってきます。でもそんなことはほんとうにどうでもいいんだ、という説得力のある音楽です。若いとはやはり素晴らしきもの。
ステージでこの曲を演奏するたびに、汗をびしょびしょにかいて、まるでスポーツのあとのよう。それでこのタイトルにした。(原田真二)
この曲はできるだけ大きい音で聴きましょう。頑張りましょう。その名の通りスポーツの曲なのですから。頑張りましょう…。Sports苦手…。若者のスポーツの世界。リアルの若者の世界。 驚くべき躍動感、そのバイタリティ溢れすぎている、本人のいうとおりびしょびしょ、だったとしてもそんなことを感じさせないくらいさわやか!さわやか!「さあーーー」というHiCが素晴らしいなんてことはどうでもいいのです。最後は「だきーしめーてるぅぅっぅ」で締められるのです。普通「あーー」で高い音を伸ばすのですが、喉をしめざるをえない「う」で伸ばすなんて。そんなこともどうでもいいのです。そしてこの曲の編曲クレジットは彼1人だなんて。悪夢としか思えないです凄いです負けました!頑張る気になれました!Sportsをがんばろう!なげるとべるころぶ!およぐ!ゆれる!よえる!???元気だ元気だ元気があればなんでもできる!そんな曲です。
4.キャンディ 作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:原田真二・阿部雅士
この曲の当時の歌番組、観客入りの歌番組を見たのですが、その観客の熱狂振り。デビューしたてだと思うのですが、完全にイカれてます。無数のギャル(死語)の嬌声…原田真二さまはやはり「愛くるしい人形のよう」に華麗なたたずまいで、ピアノを弾き語りします。「キャンディー アイ・ラヴユー めざめてよ」「しーんじー!」と嬌声たちが叫びだします!その最初のフレーズが繰り返さえるたびに「しーんじー!」「きゃーあ」
・・・なんて楽しそうなんだろう。しかも「真二クン本心イヤなんじゃないのかな」と思っていたら、「しーんじー!!」のあとに一瞬ニコっとするのです!ニコッと!ニヤっとではありません。観客には見えなかったのかもしれませんが、カメラには映っていました。もし、それを観客が見ていたとしたら…失神。失神したことでしょう。ほほえみのきこうしシンさま… ああ、なぜそのように思考が至ったかというと、僕も「きゃーー」「しーんじー」「…(失神)」をしてみたかった。でもこの時僕は1歳だった。なんて哀しい。
ちなみにその動画はこちらです
熱狂的な「しーんじ!」コールに一瞬の笑顔で応えています!神対応!笑顔サービスこそ神対応!さすがアイドル的人気!アイドル!
5.Plastic Doll 作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:瀬尾一三
男女関係のひややかな部分を、プラスティックの人形にたとえ、せつなく歌ってみた(原田真二)
サビから始まる非常に軽やかな曲です。ボーカルもなめらか。ソフトロック的ではありますが、Bメロあたりから「原田真二節」が炸裂してしまいます。唸って唸って目立ちまくって、彼より目立とうとする感のあるベースが印象的だなと思っていたら、後藤次利大先生(嫁は河合その子!)ではないですか。そしてこの曲の聞きどころのひとつは「フェイク」です!原田真二は、ライブでもフェイクが得意好きなようで散々かましています。「フェイク」は歌がうまくないとできない。声がでないと出来ない。即興的に音楽を奏でられるような才能がなければできないのです。しかし彼はそれを「完璧にしかもかわいく!」やっているのです。あああ。見事です。しかしこの曲は哀しい曲、プラスチックの人形みたいな女の子だった!チェ〜みたいな。哀しいほどに少女漫画的、だということも本人はきづいてはなさそう。そんなところが魅力的ですね。
この曲が「A面」の最後の曲です!A面ですよA面…。もう無くなってしまった言葉ですよね。念のために説明しますと、昔は音源は主にレコード、もしくはカセットテープでリリースされて、それぞれ収録時間に制限があるので、「A面」「B面」にわかれていたのですよ。今みたいにCD、音源ファイルで永遠に…なんてことはなかった。わけなくてはいけなかった。だから、A面とB面の始まりと終わりの流れは考えられたりしていた。そんな時もあったのです。「5曲ごとになんかちょちょっと変えるだけじゃない」とか、そんなことは思わないでください。レコードをひっくりかえして、また針を載せる。それがどんなに手間なのか…。
すみません。この「Good Luck」は上記のセルフライナーノーツを観ると、なんだか顔が赤くなってりんごのように。でも真ちゃんだから…なんて思ったりするのですが、嘘みたいなことですが、この曲を初めてきいた時にこの「アメリカ・ニューヨークの大都会バックに…」なんて文章は読んでいませんでした。でも、見えていたのです。ニューヨークかどうかはわかりませんが、都会…愛しい都会…とと東京(涙)のキラキラした風景、自動ドアが開いたけど中に入ることはできない。そこだけ「きみは席をただず冷めたティーを見てる」のところから、突然に音の景色が変わるのです!我に帰ったかのような。「また恋が終わったんだな彼の」と思っていたら、タイトルが「グッドラック」だと気づいた次第です。よくできています。A面も終わったのです。さようなら。グッドラック(涙)
SIDE B
1.風をつかまえて (Catch The Wind) 作詞:松本隆/作曲・編曲:原田真二
映画音楽のタイトルを想定して書いてみた曲。背景はヨーロッパの朝という雰囲気で書いてみた (原田真二)
映画音楽のタイトルを想定して、というかそのまんまみたいな曲です。バート・バカラック好きだったのでしょうか?でもこんな曲、くそシャレオツな曲を日本人で77年にやっていた人がいただなんて!僕はこういうソフトロックが大好きなのです!ソフトロックって「ソフトなロック」のことではないですよ。ソフトなロックですけど、違うのです。一定の様式美によって成り立つ音楽なのです。それは洗煉されたサウンド、聴きやすいサウンド、生ピアノギター生ストリングス生ブラス、打楽器ハープ、そして手間のかかった生のコーラスがそれらが合わさった「ドリーミー」な音楽。主に60年代のアメリカにてそれらはありました。この曲は「ソフトロック」そのものです!なんていうことなんだろう。もしかしたら今、映画を見ているのかもしれない。そうなんだ。しかもヨーロッパ!ヨーロッパだいすき…ほんとうなんですよ。つまり、とても素晴らしい曲です。ああ、風をつかまえて…ボンソワール…ボナセーラ…hay,Candy..
2. てぃーんず ぶるーす 作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:鈴木茂・瀬尾一三
曲が出来た経緯を知ると、少し複雑な気分になる曲です。しかし代表曲にふさわしい曲には違いのない素晴らしい曲です。若いものは傷つきやすいんだよ。若さって壊れやすい。こんな曲をリアル若者に歌わせる。それを上手く歌ってしまう。「それが僕のブルース」それを傍観している自分が恥ずかしくなります。でもありがたく享受したいと思います。それが僕のブルース(涙)そんなことは考えずに、ひたすらありがたく聴きましょう。ああありがたや。ありがたや。
3.High-Way 909 作詞:松本隆/作曲・編曲:原田真二
アメリカ・ウエスト・コーストのハイウェイを、カー・ラジオといっしょに歌いながら、ハッピーなドライブを楽しんでいる雰囲気で書いてみた。(原田真二)
「なんておっさん臭い曲なんだ!」とちょっと思ってしまいました。それはジェネレーション・ギャップであり、そこにあまり憧れがない。聴いてわかるとおり、そしてご本人も書いているようにこれは「アメリカ」を表した曲です。しかしこの陰鬱な日本よりも、陽気っぽい。陽気っぽいけど確実に狂っている亜米利加の方が、彼には合っているのかもしれません。陽気だなんて素晴らしいじゃないですか。僕は陽気じゃないけど、陽気な人が好きなのです!明るく行こうよ〜!冗談ではなくて、「ポジティブアレルギー」(例:ナオト・インティライミつらい)の自分でも、受け止めてしまうそんな力強いポジティブさ!さわやか!まえむき!おれじゃねえか〜みたいな。わかりますかね?
4.ANGEL FISH (作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:鈴木茂・瀬尾一三)
エンジェル・フィッシュみたいな彼女をつかまえられないむなしさを、16ビートにのせてリズミカルな歌にした (原田真二)
「16ビートにのせて」なんて素敵な言葉ですよね。でもみなさんは「16ビート」ってなんのことかわかりますか?「エンゼル・フィッシュみたいな彼女」みたいなたとえよりはわかりやすいですよ!「8ビート」が「ツツタンツ ツツタンツ」だとしたら「16ビート」は「ツツツツタンツツツツツツツタンツツツ」みたいな感じですよ!要するに倍ですよ倍。8の倍は16。そういう曲だから難しいのです。「エンゼル・フィッシュみたいな彼女」はつかまえることができなくて、むなしい!ああ全てが繋がりました。そんなことよりも、やはり彼は「エンゼル・フィッシュみたいな彼女」をつかまえられていたのでは?と思うくらいに自由自在に歌をうたい、素敵な景色を見せてくれます。まるで…捕まえたエンゼル・フィッシュのように…ありがとう原田さん。。
5.黙示録 (The Revelation)作詞:松本隆/作曲:原田真二/編曲:原田真二・瀬尾一三
迷える子羊たちよ
ヨハネの胸に寄り掛りなさい。そして祈るのです。
来るべき終幕の時のために
ああ、僕は己は何と問う。
この神聖なる歌を持ち、このアルバムは終わるのです。しかし終焉ではない。誕生であり、蘇生でもあった。しかしその魂だけが残されてしまったかのような。
ああ、きみは誰なの?
ああ、きみはだれなの
僕は誰なんだろう。僕のこころは、写真を自分で撮ったローマ・トラステヴェレのまま。でも、日本であなたにまた巡り会えた。帰ってこれてよかった(5日間だけでしたが)こんな感じです。この曲は恐ろしいまでに尊大です。尊大という言葉はよくないのかもしれないけれども、そのような曲です。壮大であり、尊大。
というわけで長くなってしまって最後は混乱気味になってしまいました。
このブログ、「グーグルアナリティクス」を最近導入したのですが、約8割がモバイルからのアクセスでした!だから万が一ページを開いただけで、パケット代がかかってしまいます。ごめんなさい。僕は今月松居一代の動画をwifiが無いところで見てしまいいきなり「パケット使用量制限」がかかってしまい…
どうでもいいですね。本当にごめんなさい。もう終わりします。
ああ〜僕は〜だーれなの…しんじー!
終