2月7日に新木場STUDIO COASTで行われたMy Bloody Valentineの単独公演に行ってきたので、箇条書きでレポートします。
- マイブラとしては今回2回めの来日で初の単独公演!
- 事前に大阪のなんばハッチで2DAYS 東京は怒涛の4日連続公演
- 僕が行ったのは1日目
- 誘ってくれた某hさんはなんばハッチ公演にも行ったとのこと。ちなみに初来日のフジロックも見たらしい。フジロックは「マジ神レベル」でなんばハッチは「やっぱ神レベル」とのことで期待が高まる。
- STUDIO COAST近辺は全国のディスクユニオンの店員が集結したかのようなムードだった。
- 客ははっきりいって若くない!若くないけど若い頃を捨てきれない中途半端なアラサーばっかりだった。僕もその一員!
- あえて自分みたいな人間がいないところばかり行っていたような気がするのでちょっとホッとする
- 4日公演あっという間にソールドアウトだったらしい。マジ人気。
- ダフ屋もいる。「どういう内容なのかわかっているのか」とはHさんの言葉。確かに…。
- チケットはcの400番代だった。キャパが大きいのはわかっていたけど…
- 大阪では後ろのほうで、のほほんと見たHさん。ここでは前で見てみたいとのこと。
- しかしC400番だと糞席確定。でもスタンディングだから…と会場に入ってみたら前の方はユルユルな感じで空いていたのでそこに入った
- 衝撃だったのは、客電が点いている間に流れている音楽がCDが傷ついているのか何なのか突然プチップチッと音が飛び始めたところだった。最初はマイブラだけに
「こういう音楽なんだなきっとそうだなアヴァンギャルドだ」と思ってたけど、大阪は同じ音楽が流れていたけど別に音は飛んでなかったとのこと。しかも一度「あ、治った」と思ったらまたプチップチッと飛びはじめた。アヴァンギャルド!!!
- 大阪でのライブの様子や曲などを教えてもらい期待が高まる。
- 客電が落ちると押しが始まった。油断していて荷物を床に置いていたが、Hさんがうまく拾ってくれた。
- やはり大箱の前列なので、いくらマイブラといえども客はノるのであった!
- しかも1曲目が「I Only Said」なので、そりゃ盛り上がる。まあそんなに盛り上がる感じの曲でも無いけど…。ちなみに2曲目は「When you sleep」だった!最高!!!!!!
- Hさんが言っていたとおり、シンプルながら結構普通に再現できている!そんなに打ち込みを流している風でも無く(ちょっとは流してたけど)意外にバンドのアンサンブルが基本となっている音楽だった。
- マイブラといえばケヴィン・シールズがマッド・サイエンティストの如く、サンプラーと機材の前でわけがわからなくなってギターを破壊しているイメージだったけど、こうしてみる彼はギタリストだし、マイブラは「バンド」だった。
- 僕の立ち位置はケヴィン・シールズ(下手側)の真ん前!
- 新曲では何度もやり直していたw
- どこを間違えているのかよくわからなかった。
- その後は「僕でも知ってるレベル」の怒涛のヒットメドレーだった。
- 横の長髪の男が長渕剛かジュンスカのライブかみたいにノッていて正直ウザかったw
- 「loveless」の1曲め「Only Shallow」を中間でやった時は胸が熱くなった。君たちマイブラっぽいって言われるよね?みたいなバンドは何度も見てきたけど、これが本物だと思うと信じられない気持ちだった。メンバーがおじさんおばさんなのが救いだった。だから本物っぽく見えた。近くで見てよかった。
- 「Nothing Much To Lose」とかまさかやらないだろうなみたいな曲(自分の中で)もやった
- ちなみにこの日「ご使用は皆様の判断で」と緑色の耳栓が配布された。しかし出音は大した大きさじゃなかった。
- ちなみにもちろんメンバーのか細い歌声は聞こえなかった。しかし曲を知っていて補完できるので問題ない!
- ちなみにケヴィン・シールズ様、ビリンダ様はもちろん靴のほうを見て歌ってましたよおおおおおお
- リアル・シューゲイザー!!!!
- 客のノリ方はイントロで「キタ━(゚∀゚)━! To Here Knows Whenキタ━(゚∀゚)━!」でワ〜となるけど、曲が曲なのでだんだん大人しくなる感じが多かったw
- メンバーのMCもささやくよう
- 最後の方の「Soon」「Feed Me With Your Kiss」あたりは楽しくて、Hさんとも離れて少し後ろの方に行っていたので、見てないと思うとw結構ノリノリで飛び跳ねたりしていた。
- ラストは「You Made Me Realise」これはキター!という感じ
- そしてこの曲からおおよそ18分間のノイズ大会が始まった!
- 「マイブラのノイズ大会」とは…
- ひたすらにベースとビリンダさんのギターは細かい音符を弾き殴り、ドラムはシンバルをひたすら細かく叩き、ケヴィン・シールズは終盤でちょっと変化つけつつも、基本ずっとゴゴゴゴゴという音をひたすら弾く。
- よくありがちな「メンバーの激しい動き」も殆どなく、淡々とゴゴゴゴと引き続けるメンバー
- ゴゴゴゴゴ
- 最初「キタかコレか」と思うも、しばらく経つと頭がぼんやりしてくる
- 最後の方はシンバルの音が前へ後ろへ横へ行ったり聴こえる
- ケヴィン・シールズが変化を付ける。違う生き物が産まれたみたいな感覚
- 飛行機のノイズのような、工場のような
- どういう合図かわからないけど、無事「You Made Me Realise」に戻ってそのままライブ終了!
- アンコール無し
- 帰り道に思う 彼らには変なプロ意識が無いと思った
- プロ意識があると「聴き手に伝わることこそ大切」とか言ってもっとボーカルの音量を上げようとする
- ステージングが重要だとかいって、無駄な動きをしたりしない
- お客様にもっと楽しんでもらいたいとか言って煽りやコール&レスポンスなんかしようとする
- 損得勘定が見え隠れするMCをしたりする
- そういう本来はいらないんだけど、コミュニケーションと「努力する過程」でプラスされてしまう贅肉が無くて、単純に羨ましいし、彼らは恵まれていて、それは彼らが偉大な始祖だからこそだと思った。
- しかし評価すべき彼らのプロ意識は「観客が聴きたい曲を中心に演奏した」ということだ。
- まあ新曲の演奏も難航していたし、他に曲が無かったからかもだけれど…
というわけで終わりです。
今年はローマ行って、ライブやって、マイブラ見て、もう満足しました。
来年から頑張りまーす!