さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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光GENJI「ガラスの十代」光GENJIは、凄かった!それしか言えないガラスの40代がレビューします

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最近、僕の趣味のひとつは、普通平凡なのですがYouTubeを見ることです。そして見るのは、昔のものばかり、小学生や中学生の頃に見ていたような、見ていなかったようなものばかりを見てしまっています。今のテレビが面白くないな、と感じているのもあります。

時代が進んで、テクノロジーが発展をして、それが無かった時のものが見られるようになって、現在進行系のものよりも、そちらの方が楽しい、というのは、なんだか悲しいですが、仕方ないですね。もちろん、そうではない人もいると思います。

 

その中で、よく見ているのが、光GENJIの動画です。有志の方たちにより、彼らの全盛期の時の動画が沢山アップロードされています。「ザ・ベストテン」「歌のトップテン」「夜のヒットスタジオ」や、ライブ映像などがたくさん上げられています。

正直、今のジャニーズと比べて、光GENJIの方が優れているということは、ほとんどありません。歌唱力も特段に高くもない、ルックスも今と比べたら垢抜けない、時代というのもありますが、そう感じます。そして雰囲気もその当時でもトレンドともいえない、垢抜けないものなんだと思います。そもそもアイドルはそういうものだったのですが。

活動時期もSMAPや嵐と比べてもだいぶ短い、そして人気があった時期も短かかった。それもよく言われてますよね。

でも、それを含めても凄かった。それしか言えないです。それは、当時を知る人にしかわかり得ないことなんだと思います。

 先日亡くなったジャニー喜多川氏に対する報道においても、そこではジャニーさんが産み出したグループとして、かならず名前は上げられていました。そして中居くんも「光GENJIは凄かった」とまた言っていました。バックで踊っていた当時者が何度もそういうのだから、そうなのだと思います。

光GENJIは、凄かった。

光GENJIに関しては、その言葉でしか表現できないです。ですよね?

あえて追加をするならば、ファンも凄かった。それもあると思います。熱狂度と量は他のグループとの比較にはならないと思います。量とか数字などでは表せない、その時に生きていた人の心に残った量が凄いということです。

 

そんな光GENJIの動画で、僕が一番、心に残った楽曲は「ガラスの十代」です。


光GENJI - ガラスの十代

 

作詞、作曲は飛鳥涼!ほんとうに凄い才能だと思います。「ガラスの十代」という世界を余すこともなく、無駄な言葉も無く、見事に表現できていると感じました。

 

この曲の凄い所は、まずイントロの2小節からです。たった計8拍で、何かが変わって、これからどのような物語が始まりるのかが、わかるような気にさせてくれます。

主人公の男が、普通の状態から突如に何かを伝えられて、その相手に何かを伝えなければ、という心境になっていくのが表現されていると感じました。そしてその他「言わないで言わないで サヨナラは間違いだよ」と相手に対して諭して行く場面にうまく繋がっていきます。また、その場面は、実際にバンジー山本淳一が後ろ向きにローラースケートを滑りながら歌っていくという演出もあります。これはローラースケートでなければ出来ない表現ですよね。前に進んでいかずに後ろに下がっていくというある意味のでの矛盾のある表現、それこそが「ガラスの十代」なのでは、と思ってしまいました><

続くかあくん諸星和己「何もわからない同士 こんな日もあるよ」と珍しくシリアスな表情で歌って…珍しいというかこれはセカンドシングルなので珍しくも無いのですが。この後のソロを取るところでは、やはり笑顔になっていました。

しかし、そこでこの曲は基本的にネガティブな曲ではないということにも気づきました。大人になって気づきました。。「サヨナラをいきなり言われたけど、間違いだよ。僕たちは若いんだよ。傷ついて行ったり来たりする、そんな世代なんだよ。だから壊れそうなものばかり集めてしまうけれど。輝きは飾りじゃないんだよ」というガラスの十代なんだ、という歌詞なんです。つまり、遠巻きに自分たちの世代を自己肯定している歌詞なんです。だからマイナーコードの曲調のままの暗い曲ではなく、あくまで若い世代の等身大を自らも認めよう。だから、もっとそばにおいで。ということなんだと思います。

 

話は少し変わりますが、先日TOKYO MXテレビ「5時に夢中」のゲストに諸星和己愛称かあくんが出演をしていました。その日はバレンタインデーだったので、よくトークのネタしているトーク「バレンタインデーに自分はトラック4台分チョコレートが送られてきた」みたいな話をしていました。後は、槇原敬之の逮捕にからめて「赤坂が心配だ」ASKAさんも」なんて話をしていました。

この日の彼を見て、今の諸星和己がそんなに人気があったなんて信じられないと思います。正直、僕もそう思いました。しかし、彼がジャニーズ史上最強のセンターだったということは間違いありません。それがどこに起因をするのかはわかりません。

歌唱力も普通、ルックスも、当時のシブがき隊のモックン本木雅弘、少年隊の東山紀之様(永遠の憧れ)にはかなわないと思います。スタイルも。ただひとつ確実に勝っているかもといえるのは、運動神経だと思います。光GENJIのメンバー選考の基準は運動神経が良いということだったと聞いたことがあります。

 

アイドルってそういうものなんだと思います。特別に何かに秀でている必要は無い。でもそこに何かを持っていることだけは確か。7人という大所帯のグループである光GENJIのセンターになれたのは、諸星和己だけだった。それは真実だと思います。

老害ついでに言ってしまうと、ジャニーズの新しいグループがデビューをするたびに、やはりこう思ってしまいます。

光GENJIは凄かった。

 

終わり

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やっぱり笑顔全開!