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洗練!高貴!清純!来生たかお作曲のアイドル等のデビュー曲特集

来生たかおさん・・・
70年代にシンガーソングライターとしてデビューし、その後作曲家としても活動。
現在は主にコンサート活動を主に活動をしているベテランの音楽家です。
彼の音楽は一貫して、品があり、優しく、気品に満ちています。「来生ワールド」と標される所以ですね。
作曲家としては、いくつかの大ヒット曲を残しています。今日はその中から、彼がデビュー曲を担当したアイドルやアーティストの映像を紹介します。というより自分用のメモ!たぬきの掲示板から来た人、申し訳ないですw


薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」

この曲はもともと「夢の途中」というタイトルで、薬師丸ひろ子主演の映画「セーラー服と機関銃」の主題歌として来生たかおが歌うことが決まっていたのですが、この映画の監督相米慎二(または、プロデューサーの角川春樹説もあり)が「これはひろ子が歌ったほうがいいよねえ」なーんて言って、薬師丸ひろ子が歌うことになり、歌詞も一部書き換えられて(どうりで男言葉の歌詞ですよね)、タイトルも歌詞の内容になーんにも関係ない映画のタイトルにしちゃったという角川っぽい強引なやり方で産まれた曲です。
温厚な来生たかおもさすがにこれには激怒して、怒鳴り込むつもりでレコーディングスタジオに乗り込んだところ、薬師丸ひろ子の歌声が思いのほかよかったので「あれ、いいかも」と思って、無事解決したそうです。素敵な話ですよね。ひどいけど。
この曲の大ヒットで一時期、「セーラー服と機関銃のような〜」みたいな発注が殺到して困ったそうです。
ちなみに、ドラマのリメイクがらみで長澤まさみがこの曲をカバーしましたが、かなりよかったです。声質が地味声である意味今っぽくないところが気に入りました。
長澤まさみ来生たかおプロデュースで歌手デビューしろ!


原田知世「悲しいくらいほんとの話」

原田知世といえば「時をかける少女」のイメージが強いですが、この曲がデビュー曲。ドラマ盤の「セーラー服と機関銃」の主題歌だそうです。でも、歌詞は「超常現象に悩む少女」で、どう考えても「時をかける少女」風。ボツ曲だったのでしょうか。でもこっちの方が前だし。「セーラー服〜」風の曲調に、来生先生の苦悩が感じられる、ちょっと苦しい曲です。


伊藤麻衣子「微熱かナ」

1983年の曲とは思えない古臭い曲ですが、Bメロあたりから高貴な来生ワールドが広がる隠れ名曲!
歌謡曲的なものが求められる時代にも関わらず、サビがイマイチどこにあるのかよくわからない挑戦的な構成にも注目です
「歌が下手くそなアイドル」をそのまま体現したかのような伊藤麻衣子の雰囲気にもぴったりあってますね。
とても18歳とは思えません。伊藤麻衣子は自分のことをアイドルだとは思ってなく、歌手も全くやる気がなかったそうです。
「歌手とかやる気ない」っていうのが、僕は好きなんですよねえ。最近そういうのがあんまりないので寂しいです。


中森明菜「スローモーション」

あのDir en greyのボーカル京さんも好きだった(ここまで読んでくれてるかもしれないV系ファンに気を使ってるんです)中森明菜のデビューシングルも来生たかお先生!
この動画は最高です。中森明菜、初々しくて、かわいい!かわいいけど歌はさすがにうまい。
横に入るテロップ「ミルキートーンのこの曲 もちろん来生サウンド・・・」ミルキートーンってうまいこといいますね!
この曲は最高に大好きな曲です!作詞(お姉さんの来生えつこさん)作曲、編曲(船山基紀)、歌唱も全てが最高。
イントロも「何か切ない世界が始まるかも。。。」みたいな美しさがあり、いつもの来生先生らしい抑えに抑えたAメロ、急展開するBメロ、サビで印象的ながらも品があるメロディも最高です。歌詞もいいですね「出会いは〜スローモーション〜」ここだけで、いろんな場面が想像できますよね。僕も曲を趣味程度に作ったりしてるのですが、こんな素晴らしい曲ができたら幸せだろうな〜


西村知美「夢色のメッセージ」

ベストテンの映像なのですが、黒柳徹子が「八千代台でやった、かずみ、、知美ちゃんの握手会で。。」といきなり名前間違えてます。
この曲や映像の中の西村知美も隔世の感に満ち溢れてますね。すでに同じ世のものとは思えないです。
西村知美自体、「芸能人ぽくない可愛さ」がありますよね。この当時は。その後芸能界に順応していきましたが。
「スローモーション」がミルキートーンなら、この曲はミルキー通り越してベビーパウダートーンといいましょうか。
この曲自体は86年の曲ですが、70年代の少女漫画の世界を感じさせる、品が良すぎて「貴族の少女の思い出のメモリー」のような清純すぎる曲です。
ベストテンらしい、素晴らしいオーケストラの豪華な生演奏と、西村知美の消え入りそうな、歌ってるんだけど歌になってないような歌声と相まって、まさに奇跡のような世界を産み出しています。
特にサビに入る前の「ッテテーテテーテッテテー」というシンコペーションのバックのリズムが最高です。品が良く盛り上がる!最高!
もうひとつの「来生ワールド」の完成点ではないでしょうか
ちなみに、この曲西村知美の歌があまりにヤバイのでレコーディングが1年かかったそうですw笑える。


坂上香織「レースのカーディガン」

88年のデビューシングル。この曲は「キテレツ大百科」の初代エンディングテーマとしても、けっこう知名度が高い?かもしれない曲です。これぞ来生たかおというべきの地味名曲!地味名曲は何度聴いても飽きないから好きなのです。
特に「旅の終わったばしょは〜」のBメロのあたりが来生臭ぷんぷんでたまらないです。
作詞は松本隆大先生なのですが、いろいろな解釈ができる、というか、どう解釈していいのかわからない結構な謎作詞で、それもいいです。「都会と田舎で離れて暮らすことになった恋人同士」という要するに「木綿のハンカチーフ」(タイトルも似てますね)と同じテーマの詩なのですが、全てのポイントが抽象的で、また歌詞が男口調であることも、謎を呼ぶ味わい深い逸品です。
坂上香織のボーカルも、明らかに歌に向いてない声質だけど本人は真面目に歌っていて、こういうの嫌いじゃないです。
ちなみに「キテレツ大百科」のエンディングテーマでは森恵の「フェルトのペンケース」という曲も来生先生提供です。これまた名曲!


●風間三姉妹「Remenber」

当時大人気だったドラマ「スケバン刑事3」からの派生ユニット、ということで純然たるデビュー曲とは違うのですが
名曲ですし、来生先生最後のオリコン1位獲得曲><ということで、紹介します。
この動画も面白いですね。銭湯とか、お好み焼き屋で歌わせたり、めちゃくちゃ!
それにしてもベストテン(TBS)なのに、どう見てもスケバン刑事3(フジテレビ)の宣伝をしてあげてるとしか、思えません。まあ、スケバン刑事人気でベストテンの視聴率が取れればいいや、みたいな考えだったんでしょうか。柔軟性がありますね。
曲はこれぞ来生節!特にAメロ、Bメロ。サビは珍しく品が無いというか、ちょっと色気を出してる感じがします。
本当はもっと地味なメロディだったところ、いじわるなプロデューサーからダメ出しされてこれに変更したんだ、と勝手に解釈しています。妄想ですか?妄想ですね。


小堺一機「WITH」

あの小堺一機ですが、ひそかに歌を出してました。
彼は生粋の来生たかおファンで、歌手デビューの際に来生たかおに曲提供を依頼したのも当然のことでしょう。
「自分のファンなら自分っぽい曲でいいや」と思ったのか、わりと来生たかおソロ曲とほとんど同じ品の良い世界観で、これまたかなりの地味名曲です。来生たかお先生もご自身でセルフカバーしてらっしゃいますね。小堺一機バージョンも好きなんですけど、CDじゃ売ってません><
小堺一機はこの曲が気にいって、自分のラジオ番組のエンディングで長い間掛け続けたそうです。



●平井菜水「めざめ」


平井菜水はアイドルではなく、シンガーというか正統派の歌手の方です。この曲は「知ってるつもり」のエンディングテーマです。
というのも、平井菜水は「知ってるつもり」の司会だった関口宏の事務所に所属していて、この曲の作詞も関口宏の奥さんの西田佐知子が作詞してます。関口ビジネス!
平井菜水さん、あまりネット上に情報がなく、なんとWikipediaの項目すらないという状況ですが、素晴らしい透明感のある歌声ですね。動画で見て、CDを買おうと思ったのですがAmazonのマーケットプレイスでどれも1円で売られていて「逆に買いづらい」という状況です。なんとなく躊躇しません?「CD屋に悪いなあ1円じゃ」とか。そんなの僕だけかしら。人がいいのかな(照)
この曲も超地味名曲な来生ワールドです。西田佐知子の詩もいいですね。来生先生もセルフカバーしています。



というわけで、来生先生最高!
最近こういった「品が良い」世界観の音楽が少ないような気がしますね。まあ時代もありますけども。
こういう世界はどの時代でも在りうる普遍的な感情だとも思うのですが。。。