さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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ネットに殺されてしまったヴィジュアル系バンド 人格ラヂオ「証拠」

 

証拠

証拠

 

 

僕は仕事を通して、インターネットのコミュニケーションにおいてユーザーに近い場所にいることができました。今はそこを離れています。

そこでは悲喜こもごも、第3者からは想像もつかないようなことが、沢山沢山起こりました。しかしそれはユーザー同士、一般人同士ものが殆どでした。

 

時は流れ、そのコミュニケーションの主役の一人として舞い降りてきたのが、いわゆる「有名人」たちです。SNSの展開も当時からありましたが、やはり「芸能人ブログ」が流行して、そこからブレイクへの道が開かれた、みたいなこともありました。

そして、「ブログのランキング」がとてもとても重要になった、時もありました。最近でもトレンドとして上位の人はメディアに取り上げられたりもします。

そして、トラブルもやはり発生しました。どこでも火は上がる。学びました。学んでしまいました。

 

人格ラヂオ」は、インターネットのコミュニュケーションにおける「失敗例」を示してくれました。

「炎上」です。人格ラヂオは炎上して、その炎に焼き殺されてしまった。

ここまでに残酷な殺人劇は、その音楽に込められている「悲観」の強さを思うと、なんだか哀しいです。

 

この炎上の発生元であるのは、人格ラヂオのボーカルの悠希さんでした。彼のブログは、「バンギャル症候群」などのヒットで、勢いに乗っていたこと、もともとトークが得意で、ブログの記事も面白かったことから、Amebaの人気ランキングで総合TOPにランクインするなど、かなりの人気ブログでした。

そして、人格ラヂオ自体の人気もうなぎのぼり。でした。炎上の発生者達は人格ラヂオ」を知らないようでした。これから知られるところだった。僕もその人達が好きな人のことをよく知らない。

しかし、人格ラヂオは高い評価を結成当初からこのシーン、ヴィジュアル系のシーンで評価をされていたことは確かです。僕も好きでした!

 

「他人の悪口」を言ってはいけないというのはもちろんですが、相手が悪かったと思います。ネット上において「知らないのに近づいては危険なところ」というのは、決まっています。

「どこに近づいてはいけないのか」というのははっきりとは言いません。

 

彼らは、信望してるものをこの世の中心と信じていて、穢すものは許さない。許されない。そういう意味では、V系シーンと似ているのかもしれませんが、こちらは女性中心、あちらは男性が多いようです。質が違うと思います。もちろん良し悪しはわかりません。どっちも同じだと思います。しかし、違う世界です。違う世界が交わってしまうとロクなことにならないというのは誰も彼もわかると思います。

価値観の違いがあるのです。圧倒的な。彼らが「人格ラヂオ」の重要性がわからず、こちらもあちらについて、よくわからなかった。悪いことじゃないとは思うのですが、結果は「人格ラヂオ 活動休止」となってしまいました。作品もタイアップも全部無し。何もなくなってしまった。

崩壊して、支配されてしまった。殺されてしまったのです。 


崩壊した街 支配されない場所

その後に、活動再開の報はありません。

しかし、お二人とも活動をそれぞれに再開しています。

 

お二人が、「浮き上がる」きっかけになったと思われる、そしてタイトルがいまとなっては哀しい彼らの生きた「証拠」を、今もういちど聴いてみました。

 

人格ラヂオの音楽性はこのアルバムを聴く限り、バンド名の由来となった「レディオヘッド」の影響が強いです。「OK computer」あたりです。ほんとにそっくりなところや、エフェクトの掛け方、ギターのフレーズなど、当時「パクリで炎上しないかな」と思っていたのですが、別のところで燃えてしまいました。

そして、悲痛な歌詞、そして唯一無二で唯一無比の悲痛なハイトーンボーカル。

V系では珍しい、UKからの影響を受けたバンドです。系譜としては、Plastic Treeが近いのかもしれないです。あまりいないのです。そういうバンドは。V系にとても合うのに、メタルというかハードな音像のバンドが多いのは、昔からです

彼らは貴重でした。ここまで「哀しい」音楽をやっているなんて、V系の理解者以外は、わからなかったでしょう。凄く哀しいです。全曲絶望的、といってもいいかもしれない。。

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再生の朝

どんな人間にも朝はやって来る。再生する。それはわかっていても動き出せない。朝が本当はこわい。でも無くしたものを無くしたくない。立ち上がれるのかわからない、朝の光だけが降り注ぐ。

無くしたものを無くしたことを今となっては、すごくしみる、そして哀しいフレーズですね

 

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「溺愛」

人格といえば溺愛!そして人格と言えば「びじゅなび」だと思ったのですが、間違いでしょうか。たくさん試聴がありました。Real soundでしたが。。。

この曲は「90年代と00年の端境期」といった感じで好きです。ライブでバンギャ様がノリノリ海苔で楽しそうな曲でした!

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「火曜日の焼却炉」

これは極めて00年代っぽい曲です!オサレ?懐かしいことば。。シャッフルリズムの大安売りな感じですが、僕はオサレ憧れなので、好きです!人格レディオヘッド一辺倒だけではなくて、その時のシーンの流行も取り入れる姿勢は素晴らしいと思います!

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「体温」こちらは極めて人格レディオヘッドです!でもボーカルが全然違う声質だから問題ないです!この曲はお得意の「広がり系」ですがやはりメジャーコードって暖かいなって気持ちになれる曲です。こんな暖かい曲があっていいのでしょうか?やはり無くなってただただ悔しいバンドでした。

 

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「午後の落下」

確かドラマのタイアップも付いていたと思います。どんなドラマだったかは覚えていないのですが、ドラマに相応しいイントロで、そしてメロディが美しい。鬱くしいです。

サビが力いれて歌っているのに、歌詞とともに、何故かだんだん力が抜けていく感覚を感じます。そして「沈んで 沈んで 沈んで 静かに」ギターソロに入ります。メジャーコードに転調して、凄く良いです!ああ、私達は人格ラヂオを失ってしまった。それでいいのだろうか。。。しずんで。。。

rocklyric.jp

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暗い春

春は明るくて、サクラが咲いて、みたいなことを否定するようなタイトルです。その通り。春は暗い!「暗い春 僕を包み込む 病的な不安定」と歌い出しからやはり絶望的です。絶望的ですが、寒い冬を思い出せます。寒い寒い冬。寒かった今年の冬は。春なんてこないかも!くらーいはるーと僕は冬から歌っていました!そしてやってきた今年の春は寒い暗い!僕も暗い!たすけて!でも今日は暖かった。でも、「透き通った空は目を潰してしまう」感覚に襲われてしまいました。。くらいはる・・。個人的に「証拠」で一番好きな曲かもしれません。暗い春・・。

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「お人形」

お人形虐待曲です!バンギャさま楽しそう・・過去は美しく見えますね。また過去に戻りたいのです。人格ラヂオも戻ってくれたらいいのに。この曲はサビの王道のポップスのコード進行が新鮮に聴こえる面白い曲だと思います。

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「回路」

この曲を何回聴いたことか。これこそが人格ラヂオの真骨頂といえます。

シングルで最初にリリースされた曲です。悠希さんの声は「ライブハウス映え」する声質です。高い声で、バックに潰されない声質です。この曲のサビなど、悠希サンによる悠希さんのための歌と感じます!他の人には歌えない!

なので、ライブで人気がでて、噂で広まって、MCも面白くて、人気者になった。そういう回路があった。でもなくなってしまった。この歌詞もやはり、やはりこの状況を合わせ重ねてしまいます。 

 

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「証拠」には入っていないのですが、久々に聴いてイントロから、ジーンとしてしまった「額縁」です。暗い影に覆われはじめる心が見えるようです。曲の展開も鮮やかで、そして苦しいです。美しいのに、苦しい。ヴィジュアル系の基本ですね。そういう音楽なんですよ。「聴いてみて!」って言いたいですよね。知らなくても。こういう音楽が受け入れられる日本であってほしい!明るい無難な音楽はもうたくさんだー! 

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「姥捨て山」これもアルバム「証拠」には入っていないです!「姥捨て山」が好きなんです。「人格ラヂオで好きな曲は?」と聴かれたら「うばすてやま!」と言うでしょう。何かの隠喩なのかなと思ったら、本当に姥捨てを歌っています!姥捨てソングなんて、史上初かはわかりません。なんだか知らないですがやはり姥捨てなので、絶望的です。サビのあーあーあーがおばあちゃんの声に聴こえてきます!こわいーここはおばあちゃんの声なのかどうか、だれか今度聴いてみてください><

「姥捨て山」のwikipediaを見ましたが、人格ラヂオのこの作品についてはありませんでした!よかった?そうでしょうか・・。

 

ということで、終わります!

 

2000年代から2012年まで駆け抜けた人格ラヂオヴィジュアル系シーンに残してくれた「証拠」を僕らは忘れません!ヴィジュアル系に解放を\(^o^)/

【祝25周年】大事なところを省かれて書かれていないから書いたよ!PENICILLIN 「Missing Link」の記事について【えみか】

みなさんこんばんわ。花小金井えみかです。好きな男性のタイプは「ドトールミラノサンドA」みたいなひとです。ミラノさん。。。

 

えみかはいま、大好きだけど住んでいない花小金井を離れて、遠いところ、ドトールもないところに住んでいます。今年の4月はまだ寒くて春が来てない(ピチカートファイブ)、じっさい春が来てもくそ寒そうな、そんなさみしいところにいます。ここにはライブハウスもなければ、自主盤倶楽部もないの。えみかは自主盤派だよ。なんてったって、今はライカのらへんにある小さなビルだけど、昔はかなり立地の良いところにあったころから行ってたの。紀伊国屋の前よ〜まるで高級CDストア・・凄く狭かったけど・・・。インストアでギャ様で溢れてた。すごく。西武新宿駅からもすぐだった。。。

そんないちおう東京の花小金井の前に住んでいた、埼玉県上福岡市に住んでいた時に聴いていたバンド「PENICILLIN」について書きますね。

okmusic.jp

この記事を先に見たのですけれども(いきなり丁寧になってごめんなさい)この御方、もちろん存じ上げないかたですが、「もしかしたらこの人、PENICILLINのこと別に好きじゃないのかな?」って思ってしまいました!確かにお好きとは一応書いてあるようなないようなですが、今はCDや音源は一つも持っていなくて、渡されたCDが(今やバンギャさまの必携トラウマアルバムのひとつして語り継がれている)「Missing Link」だったから書いてみましたーきょうみないけどーおしごとだからーみたいな。そんなオーラを感じてしまったの。。。

 

この記事にペニさまの25周年を記念に取り上げて頂いてうれしくて、最初は10年前くらいにやっと覚えた「咲き」と「ハート飛ばし」画面に向かって一人でしちゃったけど、読んでみたら不満を覚えました。大切なことが抜けています!ぜんぜんぬけてるー不満だらけ!CDカップリング違いで3種同時リリースやめてー不満ーーーより不満!

なので、身勝手でまるで「あがったバンギャと盤クビになった盤麺の言い訳」みたいな感じですが、勝手に書きなぐりますね〜!優雅さま(DevilKitty※現役)はネ申・・。

 

PENICILLINの大事なところ!その1「ルックス」

ペニ様の大きな大きな特徴といえば、そのルックスです!ルックス!!ルックス!

ヴィジュアル系」は「ヴィジュアル系」なの。ルックスがいのち!!

なのに「ルックス」の「ル」の字もないわ〜「ビジュアル系」では必要ないのかもしれないですが、Visual Keiクールジャパン的な言い方)「ヴィジュアル系」では必須項目なのです!髪型、メイク、衣装!それに無駄に手間ヒマかけているのが、「ヴィジュアル系」なのです!

男にはわからないわよね。。女はね。髪型とメイクがいのちなの。衣装ももちろんこだわるけど、「なんとなく黒着ておけば・・」なんていう子たちもいるけどね。もちろん羅犬(ライブのことよ)でもすっぴんの子がいるけど、背後に冷たい視線を感じるの。そして、たぬきってというところで叩かれて「何あの芋」とか書かれちゃうのよ〜わかんないでしょ〜

みんな必死なのよ・・・。そしてバンドマンも必死。当然、他のジャンルでも必死だと思うけど、ヴィジュアル系はやらなくても本来いいところにとっても手間暇かけているの。

PENICILLINが、1stアルバム「PENICILLIN SHOCK」をリリースして、割りと地味〜な感じ(レーベルが地味だったからかなあ)で地味な印象を各地に残してしまったのですけれども、このアルバム「Missing Link」をリリースした時から、紙面占拠、広告さえも占拠してた気もするけど、そのようにいわんばかりのド派手で華麗なグラビア展開を見せたのですよ!そこも書かれていない。

「何アレ?薬みたいな名前のバンド、みんなめちゃくちゃ美形じゃね?超かっこいい」「ペニシリンって薬ていうか抗生物質じゃね?」「さすが看護〜」みたいな会話が当時交わされていたのだと、推測される!

 

ペニシリンが出てきたときには「美形もついにここまで」みたいな感じだった。

特に、特にだけどHAKUEIさまとGISHOさまは「リアル少女漫画」ってジュネ好きの友達の間で盛り上がったわ〜でもすぐみんなみないようになったの。マンガを超えていたから。。。でもマンガから離れたくなて「ペニ追いやめる」って。。

そして「私は幻想を見ているんじゃないか」って。思ったの。HAKUEIさま。GISHOさま、千聖さま。。そして、、

 

HAKUEIさまは身長スタイルお顔メイクファッションセンス、全てにおいて、それまでを超越しているように感じて、20ウン年たった今でも当時とあんまり変わってないという衝撃的な事実から、逃れたいけど、逃れられない!

千聖さまも、ギターうまくて素敵だけど「下町のおにいちゃん」みたいな匂いがして、ある意味たまらない!千聖さまが野球のユニフォームきてバットもって「おーい」とか花小金井のグラウンドいうのを妄想しているの。。

あとファッションといえば「ルナ・マティーノ」よね!着てなかったっけ?えみか実はギャルだったから、ルミリンゴの来てる服しかわからないの。「私が消える」でえみかを風靡したLaputaのakiさまが着ていたよね。ペニさまにも似合うと思うな。派手だね!派手!だね!みたいな感じ。若いこにはわからないよね〜

 

あと、さきほどの記事、O-JIROさまについて一番語るべきこと、「O-JIRO」の由来(オバケのQ太郎

f:id:maemuki:20170403225054j:plain(※参考画像オー次郎)

と「すすめとのさま」(最強レベルヲタHAKUEI画伯が絵を書いたマンガ)について書かれていないわ。。あと、「O-JIRO」ユニットって「808」のことよね?伝説「パリーン☆彡(ガラス割れる音)アスクフォーアイ!アスクフォーアイ!Sleep My Dear(同じ事務所)のベース、Yasumichiさんと結成したユニットについて、ちゃんと載せてほしかった。ちなみに、「808」は「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」に出演したのよー!テレフォンの前と後が誰かはわすれたわ〜

 

ということで、男目線で仕方ない、「ギャ男目線」では仕方なくはないかもしれないけど、この記事にはほんとーに肝心な「ルックス」についての言及がないわ!男はだまってV系バンドして!

 

O-JIROの「ルックス」のところで躓いてしまって、違う話題になってしまいました。ごめんなさい。その代わり、にO-JIROさまについてえみか特秘情報だけど、誰にも需要がない情報を出しちゃうね。

O-JIROさまはフジテレビの「DAIBAッテキ!!」っていう番組で、「チェキッ娘」の初代オーディションの審査委員長で、最後に審査結果を読み上げたのよ!チェキッ娘なんてだれも知らないわよね。私達の伝説ルナシーの伝説LOVEの伝道師がデビュー曲「抱きしめて」をプロデュースしていて超名曲なのに。。

でも「くまきりあさ美」、あとはディーン・フジオカの妹、藤岡麻美みたいなのもいたのよ〜!だから、みんなに教えちゃった。自慢しようよ!みんなで!O-JIROさまはくまきりあさ美の産みの親だって。。

 

PENICILLINの大事なところ!その2「学歴」

学歴なんて、どうでもいいもの。えみかも中卒だし・・。大検おちたけど、だからこそ、憧れるの。大学卒。メンバー全員大学卒だなんてヴィジュアル系ではないのかしら?しかもえみか憧れの東海大学!メンバー全員!アリエナイン!彩冷えるも高学歴で知られていたけど全員というわけではなかった。。でもどうでもいいわよね学歴は!ジェムケリー

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/maemuki/20120304/20120304235536.jpg((参考画像:ジェムケリー葵さま))

高学歴が時代を変えた・・えみかも頑張って東海大学に入ればよかった。。

しかもね!その学歴が彼らのピンチを救ってくれたのよ!

 

PENICILLINさまについて、ふれてはいけない、気の毒すぎるので触れてはいけない「事務所からの独立問題」がありましたよね。それによって、メンバーもいろいろなことをやらなければいけなかった。

でも、メンバーは「頭の良さ」でそれを乗り切ったのです!O-JIROさまは会計を勉強したり、千聖さまは東海大学で身につけたコミュニケーション能力で営業もしたり、HAKUEIさまはトータルプロデュースで、それらを乗り切った!

そのインタビューはWEBで見たからあると思うんだけど見つからなかった。。ごめんなさいね。でも、事実だと思うの。きっと大学生だったから、普通のバンドマンではできないこもできた。そこもすごく重要だよ。お金は大事だよ・・・

 

PENICILLINの大事なところ!その3「インディーズ時代の超絶ゴリ押し!」

これはすごかったわ。

「伝説」っていうことばにふさわしい、そんな感じだった。

「SHOXX」「VICIOUS」「フールズ・メイト」のなど、主要各誌の過剰掲載グラビアもすごかったけど、それだけでは収まらなかった。。。

以降「剛力オスカーゴリ押し」とか言われたりしたときも、かならずあの時、あの時のPENICILLINを思い出しちゃうの。そりゃあね。「PENICILLINはゴリ押しが凄かった」なんて、メジャーなサイトでは書けないわよね・・・私なんか無償だから、書きたい放題だわ。ほんとに>< おかねほしい。。

ペニ様は「Missing Link」の後にね、ものすごいアイテムを出したのよ!

そのアイテムは絶対売れそうない、ていうか無理でしょみたいな感じだったんだけど、ティ◯アーズ音楽事務所さま(一応伏せました)は、「後にお互いそれのせいで頭おかしくなって別れたちゃったんじゃないか」ってくらいに、ゴリに押し押ししてたの!

どう凄いのか、うまく説明できない。あの時に一度戻りたい。そして帰ってきたくない。あの頃には戻れない。。トラウマになったみたい・・。

あのまえむきのアホが「モーニング娘。後藤真希が入ってLOVEマシーン出した時はPENICILLINなみにゴリ押しが凄かった」とか言ってたわ!アイドルヲタきも。。

 

PENICILLINの大事なところ!その4「PV集1万円!しかも1ヶ月後にもう一本出してファンひめい」

すごかった。。「HUMAN DOLL」と「QUARTER DOOL」というタイトルのPV集をなんと定価1万円でリリースしたの!!!すごい!しかもPVはにゅにゅにゅニューヨークロケ!さきほどのサイトでは、エヌワイについて、触れていないわ〜インディーズでそんなことやるのは、当時なかったよ。その後リエント様がおフランスモンサンミシェルの前でポーズ決めてたけど…

でも、さすがに「高い」っていう批判が出たりしたの。仕方ないわよね。

具体的にいうとね「ビーイング」っていうあの天下のB'zさまを頂点としたレーベル、事務所が出していた「J-ROCK magazine」っていう雑誌でね「PENICILLIN」の名前は出してなかったけど「NYの旅費を1万円で賄うなんてひどすぎるだろ!」って批判してたの。。えみか、上福岡の黒田書店で立ち読みしながらそれを読んで悲しくて悲しくて。ペニさまの名前は出ていなかったけれど、そんなバンドペニさましかいないから。。。

でもね、これにはオチがあったの。次号にファンさまからの反論が載っていたのよ!

「PV集だけじゃなくて、写真集もあったし、インストアイベントへの招待状もあった。作品のクオリティも高かったし、私は一万円でも満足しています。」ってフォローがあったのよ!それを雑誌に載せた!雑誌よ雑誌!たぬきの掲示板とかじゃないのよ〜なんて素晴らしいJ-Rock Magagine!

 たしかにこのビデオのクオリティは高かったです。いちばん美しかったころの3人が収められています。3人。3人なのです。ごめんなさい。GISHOさまはやめちゃったけど、今度は新しい3人でまたNYロケしてほしいなあ。

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PVあげてるとキリないからカットされて半分以上おばちゃんショットで悩んでしまいそうな映像を上げておきますね。きっと「一万で買ったからタダで全部上げてたまるか」ってカットしたんだなって。えみか思うの。他の曲はあがってるから。えみかはテレビ埼玉で見すぎて、埼玉が蘇ってきてつらいの。「ジュルビアン」っていうバンドの「落下する太陽」も、えみかの中の埼玉ソングなの。アホみたいに流れてたから。。。

 

あとイベントはさらにインストアイベントもあったと思う。1万円複数買い・・・。

ここまで潔く投資回収したのはPENICILLIN様が最後。。とはいえない今日このごろです。

PENICILLINの大事なところ!その5「冠番組ペニシリン SHOCK」

ペニシリンSHOCK - Wikipedia

みなさま大変ですよ!なんと伝説のアレな冠番組ペニシリンSHOCK」のwikipediaがありましたよ〜番組表記はこれが正しいんですね。もう検証のしようがないので、わからないのですが、きっと合ってます。内容に「アブノーマル千聖の俺を越えろ」とか「GISHOの全国ラーメンMAP」とかそんな言葉すっかり忘れていたから、、泣いちゃいそう。。

wikipediaを見ていたら思い出してきたの・・埼玉のころ。テレビ埼玉38チャンネルばっかり見ていたあの頃。今のところはテレビ東京すら映らないの・・・。

テレ埼(公式略称はテレ玉)は私の「血」を作ってくれたの。それはV系の血ね。MALICE MIZER様がホットウェーブに出演して、司会のこはたあつこがガクトにハアハアしてて「なんだよあのババ(以下略)」とか思ったりしたのも懐かしい〜

尚、出演者は千聖GISHOO-JIROが主でHAKUEIはほとんどと言っていいほど出演しない。 数回出演した事もあるが、どれも数分程度と短いもので、その理由は、本人曰く「バラエティを見るのは好きだけど、出るのは大嫌い」なのだそうである。

 あら。。そうだったのですが。。この前の「有吉反省会」での抱腹絶倒のバラエティ適正値異常っぷりはなんだったのでしょうか。でも「バラエティに出たくない」ほうが、バラエティ番組とっては「おいしい」のです!逃げられませんよ!顔を売ってCDうりまくりましょう〜

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この曲が毎回毎回毎回流れていたのでwikipediaで確認したら、やっぱりずっと流れていたみたい。

シングルでも出して、「また使い回しか」って思ってしまったけど…「PENICILLINの音源使い回し」で1項目書こうかと思ったけど、やめました!だって他にも後にはたくさんそういうのされたから。。「音源使い回しの元祖」って書こうと思ったけど、やめたよ!!

とていうかー忘れてたんだけど、この「Melody」って凄く良い曲だね!改めておもちゃった。特にイントロのギターの「てってー てってー」なんて最高にロック!ここだけで番組内で使われるくらいに素敵だった。そう、PENICILLINの音楽はさきほどの記事でも書かれていたけど、でもやっぱりいいたいことがあるの!

PENICILLINの大事なところ!その6「ムードが大事!」

さきほどの記事では、PENICILLINの音楽のすばらしさをこれでもかと説いていました。こういうのって「字数制限」があって、最多の指定もあるのですが、最小の設定もあるんですよね〜 だから、ちょっと無理やりなとこともあっても仕方ないのかなって。

でも、ちょっとバンギャ(バンドファンのギャルのこと)のえみかにとっては「ちょっとずれてるなあ」って思ってしまうの。

ぶっちゃけて言ってしまうと、PENICILLINの音楽は素晴らしいけど、他の歴代歴史刻み系とはちょっと違うの!でもそれでもいいの!尊大じゃないけどそこがいいの!

「Missing Link」なんて、録音がひどいわ〜耳が壊れるようなシャリシャリ!シャリ!

HAKUEIさまのボーカリゼーションはそれほど「過去の系譜」を受け継いでるようで受けていないわ!過去の影響受けすぎな人たちはあとから山ほどでてきたからかもしれないけど!

彼のボーカルの特徴はフレーズの後美に入る謎の「クワッ」よ!kuwaさん…「クワッ」もヴィジュアル系の系譜ともいえるけど、低音になった時に声がヒックリ返ったりするような癖は彼にはないの。独特なのよ。声質も太からず、細からず、とくに誰誰似せてるわけでもない。似ていないの。素敵・・HAKUEIさま。。

 

PENICILLINの音楽は他に負けていないもの、それは技術とかオリジナリティじゃなくて、「ムード」だとえみか思うわ。ふんいきね。ムード。

ヴィジュアル系」だから、ムードはもちろん大事。そのムードを崩さないルックスと曲がPENICILLINさまにあったの。

さっきの「Chaos」の最初の部分で、PENICILLIN様の全てが表現されている、とえみか思ってしまうの。

デデデデ!eins.. デデデデ! zwei...デデデデ!drei...デデデデ!vier テケテケテケシャカシャカシャカ!

ハイスピード!メロディアス!なんか下手くそ!でもあつい!

「ジャリバン」っていうジャンル内ジャンルがヴィジュアル系にはあってペニ様の後に出てきた後の塵、後塵なんだけど、もしかしたら、PENICILLINがもしかしたらその走りであり、手本になったのかもしれない。勢い、そしてメロディと華麗なるルックス、衣装。えみかもそうだけど、みんなきっと当時ヴィジュアル系が好きだった人はきっと気になっていたり影響を受けていたりしたはず!

 そんなペニ様について、必要ないことだけど書かれていなかったので、書いてしまいました!ごめんなさいね〜

 

あと最後に蛇足ですが

「ビジュアル系」という言葉は間違い

Visualという言葉が発祥なのですから「ビ」じゃなくて「ヴィ」が正しいのです。

どうでもいいことですが、「ヴィジュアル系」という言葉自体新しいので、大事にしなくてはいけないのです。

「でも、ビジュアル系ってことば使われてたかも・・」と思ってあるサイトを確認しました。そしたらちゃーんと「ヴィジュアル系」と書いてありました。

そこはここです!

ure.pia.co.jp

ウレぴあ総研!今やV系ライターのエース、センターかもしれない藤谷千明さま(自衛隊がおそらく主筆としてやっていらしゃる、V系トレンド、ここには「V系」という言葉も多いですが、やはり「ヴィジュアル系」との記述もたくさんたくさんありますので、やはり「ヴィジュアル系」で行きたいのです〜☆彡

 

どうしようかなり長くなってしまったので終わりにします!

えみかでした〜!

maemuki.hatenablog.com

【フィギュアスケート】今日(世界選手権2017)男子FPは凄かった。実写を超えるほど凄かった!

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今日は凄かったですね。

フィギュアスケートのシーズンの締めくくり、世界選手権!

日本男子が1位、2位になりました。

そんなことが起こるなんて、誰が予想したのでしょうか。

誰もが「そうなればいい。けど、ないんだろうな〜」と思っていたことが、実現してしまったのです!

 

今日は凄かった。

今日は凄かった。

それしか感想がありません!

それではナンなので、「あまりにもドラマティックなので、まるでアニメやマンガを超えたみたいだーー」と書こうと思いましたが…。

最近人気のフィギュアスケートのマンガ?アニメ?みたいななんとかオンアイスというのをよく見かける気がして、「そんなこと書いたら叩かれるかも・・」と思ってしまい、やめておきます!ごめんねユーリ!

なので、「他に何かうまい言い方はないだろうか」と思案したところ、やはり「実写を超えた」これに辿り着いたのです。

 

誰もが想像しても、実現はしなかっただろうことが、現実となって現れた。やはりあらかじめ脚本がされた「作品」を超えます。超えたのです!

 

世界のレベルにおいて、男子選手がトップの1、2に立ったということは、私が覚えている限り、ロシアのプルシェンコさま(トリノ五輪金メダル)そしてアレクセイ・ヤグディンさま(バンクーバー五輪金メダル)そのお二人しかないんじゃないかと、調べもせずに書いており、申し訳ないのですが。。

長年のこの二人は、後進に強い影響を与えたばかりか、強よすぎる「爪痕」を残してしまいました。その爪痕は「近代的なフィギュアスケートファン」には知らないことであっても、当時を知っている人にとっては、「消えない痕」として男子フィギュア界には残りました。

金メダルを獲っても、「やっぱりあの二人には敵わない」と口にはしなくても、そういう風潮があったのですが、、、

 

今日立った二人は、今日の1位と2位だっただけ、なのですが。それがいかに価値があるかはみなさんわかると思います。今日だけの1位、2位が、3位も4位も14位も、全部重いから、変わらないのです。

しかし、今日の1位2位が日本人選手の二人だった、ということは凄く凄く大きいことなのです。ほんとうに。。。

 

私は、過去に「フィギュアスケート世界選手権」を一度だけ観たことがあります。それは東京で行われたものです。男子のFPでした。優勝したのはフランスのブライアン・ジュベール。2位は高橋大輔さん 3位はステファン・ランビエールでした。

その頃の男子は「2人の爪痕」はあれど、スター揃いの華やかな世界でした。プルシェンコさまは休憩中でしたが、他にも沢山のスターがいて、その中にも高橋大輔さんがいました。

「日本のフィギュアスケート」の世界への道を開いたのは、他の誰でもない、伊藤みどりさま、そして男子は今日もナイス解説をしていた本田武史さま。そして髙橋大輔さんです。

 

もう、その頃とは、いろいろ変わってしまいました。

評価の方法が変わってしまった。そしてジャンプもルールも、いろいろ変わっていく。

ほんとうに辛い時代だと思います。

そんな中で、日本人が一時の1位と2位を獲れた。

一人はSP5位、点差がある中で、世界最高得点を叩き出す演技を最終グループの冒頭で行い、そのまま優勝した。

一人は昨年の初の世界選手権で挫折したものの、新しい最高難度に等しいジャンプ(4回転ループ)を新たに取得して、今シーズンに望んだ。そこで最高の演技を通してできることはなかったけど、今日行うことができた。

そして、「絶対王者」とくだらないマスコミに付けられてしまった、先輩には、負けてしまった。

 

これから、どんなドラマがはじまるのでしょうか。

 

何の因果か、偉大なエフゲニー・プルシェンコさまが現役を引退されるというニュースが入ってきました。

「次は羽生結弦だ」と彼が言った記憶が私にはあります。そしてそれは本日のところ、そうなった。間違いありません。

プルシェンコは引退したけれど、私は別のかたちで、日本選手に対抗することがあると思うのです。

それは、彼が引退後に示した「指導者」という道です。

 

もしかしたら、それは今いるロシアの選手、新しいロシアの選手ではなく、彼の愛しい、ご子息に向けられるかもしれない。

スケート靴を渡された彼にプルシェンコが言います。「ユズを超えろ」

そんなドラマがあったら、いいのにな〜

もちろん、その頃には羽生選手は引退しているでしょう。

しかし、点数やそういうものを超えたところをプルシェンコさまは評価していると思うのです!

 

ごめんなさい。世界選手権のはなしが、なんだか変な方向に行ってしまいました。。

 

逆に、今日は苦渋となったハビエル・フェルナンデスがオリンピックに向けて更に燃えてきてこわいです。「ミキ、僕はユズを倒すよ」「素敵よハビエル」みたいな!

 

あー馬鹿みたいですが、今日はすごかった!

それだけです〜!

宇野くん、しょーまくんおめでとう(>_<)

ゲスの極み乙女。が復活した。 真の「ゲスの極み」を乗り越えて。「心地艶やかに」


ゲスの極み乙女。「心地艶やかに」

 

ゲスの極みが復活した。12月31日のZeep Tokyoでのライブでの活動停止から約3ヶ月という、気の遠くなるような短い、短い活動停止期間を乗り越えて。復活した。

それは3月31日に発表された。僕がそれを知ったのは4月1日だった。

うそをついても良い日」だったので、それなのかと思っていた。しかし違った。オフィシャルも更新され、プレスリリースもされて報道機関がそれを報じている。

具体的な以降の活動もアナウンスされた。発売中止となってしまったアルバム「達磨林檎」を5月10日にリリースして、Zeep Tokyoでのライブも行うとのこと。

 

ゲスの極み乙女。は、死んでしまったと僕は思っていた。

そして、ゲスの極み乙女は「殺された」と思い込んでいた。

その殺しの犯人は、「ゲスの極み」である、顔の見えない無理解者や、ネタとして嬉しそうに扱うに正義感に酔ったテレビの人たちによって、長期間に渡って決行されてしまった。

そう、思っていた。それは思うだけではなくて、「活動停止」「所属事務所 SPACE SHOWER TVとの契約終了」という事実によって、それははっきりしてしまった。

 

しかし、復活した。

ほんとうにほんとうに、気が遠くなるほどの短いブランクを経て、彼らは復活した。

なんでだろう。この短いブランクが、また彼らが、真の「ゲスの極み」の逆鱗に触れて、また彼らを傷つけてしまうかもしれないのに。

 

攻撃にあっている最中にある人が、絶対に口にしてはいけない言葉。

それは「自分は悪くない」ということだろう。そしてそれが一番言いたい言葉でもある。

僕は、彼、彼らは「悪くない」「悪いことはしていない」と思っている。

不倫なんて、僕には何の関係もない。その相手が誰だったとしても。未成年飲酒なんかも、どうでもいい。僕は酒なんて飲まないけれども、高校生の時にお友達の付き合いで少し飲むなんてこともあった。みんな、そうでしょう?違うの?

 

しかし、世間はそれを許さず、彼らの存在意義を全て否定した。

アル中だと思わしき、「お昼の顔」さえもそれを否定した。

彼らの存在意義を理解していなかったからだ。

不倫相手と同様に「タレント」して扱っていたからかもしれない。

 

そのバンド名から、色物と捉えられても仕方がないのだが、困ったことにそして当然なことに、その名前は自ら付けたものなのだ。このバンド名を付けた時点で、「理解してもらうための高いハードル」が設けられる。

理解ができない。

人は、理解ができないものを拒絶しようとする。

「意味わかんない」「何それ」「あやしー」

 

バンド名だけで判断されてしまう。仕方ないことだと思う。特に彼らの音楽性を理解しようとせず、言葉だけでは判断してしまう人たちにとっては。

そして不倫、未成年飲酒などの「ゲス」な事実、不倫相手が国民的な人気の「タレント」だったことが、攻撃者達のカタルシスを産み出し、言葉の武器、多数という最強の後ろ盾を経て、抹殺した。

 

彼は悪くない。

彼らは悪くない。

僕はそう思っていた。

 

彼らはそれらに負けたかのように、停止してしまった。

 

それがあっという間、ほんとうに気の遠くなるような短さにて、復帰した。

嘘をつく日の一日前にアップロードされた「心地艶やかに」は、発売中止になったアルバム「達磨林檎」に入っている曲で、活動停止の前に制作されたものだが、その当時の彼らの苦悩がそのまま表れているように聴こえる。

PVは「恋人同士と思われる男女の接吻シーン」が主に展開される。それは複数ある。「それ以上」は表現されない。ひたすら接吻だけ。

歌詞はもどかしい、どうやっても本当の気持ちが伝わらない、けれどもそれに陶酔している彼の姿が見えるような変な曲だ。変な曲。彼が「ゲスの極み乙女。」で作った曲のほどんどが「変な曲」だった。そして今回もそうだった。

その歌詞にはメッセージ性には乏しく、というか、言いたい事がベールに隠されて包まれて、表れている。彼以外の人には理解しようとするには難しいだろう。

その歌詞に付けられるサウンドは、これまた理解ができないほどに独創的で、また「上手い」上手いのだ。演奏が。アレンジが。

 

しかしこの曲のPVには、とてもわかりやすい。「ゲス」なほどにわかりやすいメッセージが込められている。

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これは・・・「無料通話アプリ」だろうか。「無料通話アプリ」というのは、テレビが使っていた通称だ。普通の人はそんな言葉は使わない。

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スマホスマートフォンの略称)でカップルの接吻が盗撮される。

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無料通話アプリが、エラーを起こす。そして動かなくなる

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彼はスマートフォンを手にして高くあげる。

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それは破壊された。壊れてしまった。

 

極めてワイドショーにネタにされそうな、極めてゲスなPVだと思う。しかしこのPVの言いたいことは、それではない。「自分の情報が流出してしまったことにむかついてスマホを破壊した」ことがメインではない。

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これが、彼の言いたいことなんだろう。

哀しい。哀しさ。それは「ゲスの極み乙女。」の音楽に常に付き纏ってきた。それは彼らの音楽を好きな人だったら、わかっているだろう。

今回も、高らかにそして艷やかにそれらが表現されている。涙を流している。涙を流すのは、無常観に捕らわれてのことだろう。そうでないと人は泣いたとは言わない。

 

しかし、それはおそらく「ゲスの極み」の彼らには、伝わらない。「ゲス川谷 スマホ破壊ブチギレPVで復活」なんて見出しが付けられたニュースが出るかもしれないのに。

こんなことをやっている。そうだ。彼らこそ、真の「ゲスの極み」であり、そして彼らを批判する人たちも「真のゲスの極み」なのだ。

自らを傷つけるようなPVを作ってでも、言いたいこと、感じていることを伝えようとした。ベースの「休日課長」のユニットに、ボーカルの彼が曲提供をしたことにさえ、「自嘲すべき」などと、言われてしまうような惨状であるのに。

 

アルバムが、本当に楽しみです。

前のアルバム「両成敗」も素晴らしかった。彼らの音源は、どれもこれも素晴らしいのです。  

「若者だけが聴く音楽」の代表にしておくには、相応しくない、高度に狂った真のロック・ミュージックなのですが、おそらく伝わらないかもしれない。もう若者ではない、40歳の僕が言っても。

 

それを感じながら、この「心地艷やかに」を聴くと、ベールに隠されたほんとうの気持ちが少し伝わってきたような気がして。すごく切なく鮮やかな音楽に、今までに彼らから見えなかったものが、聴こえたような、そんなことを感じた、寒い寒いウソみたいに寒い4月1日の朝でした。

 

最後に、「ドレスの脱ぎ方」という2013年にゲスの極み乙女。がリリースしたミニアルバムに「ゲスの極み」という曲があるのは皆さんご存知でしょうか。

ここに「ゲスの極み」という言葉の意味と取れるものがありましたので、紹介します。

ゲスの極み / ゲスの極み乙女。 の歌詞 (2410120) - プチリリ

僕は望んで非日常を過ごしている

とんでもない

とんでもない非日常さ

みんないつから

暗い問題提議ばっかりするようになったんだ?

本当はゲスだって言っちゃえよ

本当はもっと気持ち悪いこと

考えてるくせにさ

  

 

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ゴッホの手紙から「換羽期とは」

皆様は「芸術」がお好きでしょうか。

ぼくは好きです。音楽だけではない。

その全てが、一体となって自分と一体になっているような気がするのです。

 

ぼくはある場所で、ある本を読みました。

ゴッホの手紙」という本です。

世界的な有名な画家、ファン・ゴッホ。画家の中でももっとも高名といっても良いかもしれない人ですが、生前は画家としての活動期間も短かったのもありますが、絵が売れたのは知人が買ったもの1点のみ。名声を得るその直前にて、亡くなってしまいました。

この「手紙」は絵を書き始めたころ、まだ画家を目指していたころに弟に向けて書かれたものです。

 

換羽期とは、羽が生まれ変わる時期のことです。その時にある苦しさと、変わった時の喜びを夢みているけれども、「監獄」に捕らわれている。そんな混乱している彼の様子が痛いほど伝わります。

とても長い文章ですが、ひとつひとつの言葉が自分にのめり込んでくるのを感じました。だからこちらに転載させていただきました。画家の手紙に、魂の入った真の芸術を感じました。

ぼくはいつかこの手紙を、自分の作品に活かそうと思います。

 

18806

 

換羽期とは、鳥にとっては羽毛が生え変わる時期のことだが、

人間にとっては逆境や不運、すなわち困難な時期にあたる。人は

この換羽期の只中にとどまることもできるし、生まれ変わったように

抜け出てくることもできる。しかし、そうはいっても、

これは公衆の面前で行うものではなく、決して楽しい物でももない。

だからこそ、隠れて行う必要があるのだ。

それはそれで仕方がない。

 

今きみが、ひとりの人間が絵画の研究に没頭することを許してやれるのであれば、

書物を愛することはレンブラントを愛することと同じように神聖なことであるということも

認めてやってほしい。ぼくは、両者はお互いに補い合うものであるとさえ考えているのだ。

 

一体何ができるのだろうか。内面に起こるものは、外面に現れてでるものだろうか。

人間の塊には、大きな炎があるのものだ。

しかしながら、そこには誰も暖まりには来ない。

通りがかりの人々は、煙突のてっぺんからわずかな煙が出ているのを見るばかりで、

通り過ぎていってしまう。

 

では一体どうするべきなのか。内部の炎を燃やし続け、自らの内に刺激を保ち、我慢強く待つことだ。

とは言え、誰かがやってきて炎の傍らに座りたがるかもしれない時を、もしかしたらそこに

とどまりたがるかもしsれないその時を待つのに、どれほど辛抱が必要なことだろうか。

そんなことを、どうしてぼくが知っているだろう。神を信ずる者には、遅かれ早かれ訪れるその時を待たせておこう。

 

今はさしあたって、万事まったくうまくいっていない。

かなり長い間こんな調子だったし、今後もしばらく間このままかもしれない。

しかしながら、何もかもが間違っているように見えた後に、すべてがうまく運ぶこともあるかもしれない。

そんなことをあてになんかしていないし、おそらくは起こらないだろう。

でも物事が好転した時には、それはとても大きな進歩だと考え、満足することだろう。

そしてこう言うのだ。

「とうとうやったぞ!そうだ、結局のところ何かがあったのだ

 

僕は筆が走るままに、行き当たりばったりに書いている。

 

きみがぼくの中に一種のろくでないとは別の何かを認めてくれたら、大変嬉しい。

 

なぜならば、一言にろくでなしといっても、それぞれに大きな違いがあるのだ。

のらくらとして怠惰であり、気質の根本から品性にかけているろくでなしもいる。

きみは、ぼくをそうした人間だとみなすこともできる。

 

さらに、別のろくでなしもいる。心ならずろくでないもあり、内心は行動したいという大いなる願望にひそかに焦がれているが、何も実行できないから、何も行動もしない。なぜなら、

彼はある意味ではどこかに囚われた状態にあるのであり、また何かを生産するのに必要なものを持っていないからであり、必然の状況が彼をこの状態に押し込めたからである。

このような人間は自分に何が出来るか総じて知らないものだが、それにもかかわらず本能的にこう感じているのである。

「それでも自分には何かしら得意なことがある。自分の存在意義を感じられるのだ。ぼくは、まったく別の人間になれるだろうとわかっている。どうしたら役に立つ人間になって、何ができるのだろうか。ぼくの中には、何かがある。いったいそれは何なのか。」

 

これはまったく別の種類のろくでなしだ。きみはぼくを、そうした類のひとりだとみなしてくれてもいい。

 

春、籠の中の一羽の鳥は、自分に得意なことが何かあることをよく知っている。やるべき何かがあると痛烈に感じていながら、それを実行することができないのだ。それは何なのか。よく思い出せない。それゆえに漠然とした考えを抱くようになり独り言をつぶやく。「ほかの鳥たちは、巣作りをして、卵を産み、ひなを育てている。」そして籠の柵に頭を打ちつける。籠はびくともせず、鳥は深い苦悩で気が狂うのだ。

 

通りがかった別の鳥が言う。「ろくでなしがいるぞ。あいつはのんびり寛いでいる。」しかしながら、捕らわれの鳥は生き延び、死ぬことはない。彼の内面で起こっていることが、外面に明らかになることはない。彼の内面で起こっていることが、外面に明らかになることはない。彼は元気であり、陽光の下では多少なりとも快活になる。けれども渡りの季節がやってくると、メランコリーの発作が起きる。「でも」と、籠の鳥の世話をしている子供たちは言う。「必要なものはすべてもっているのに。」だが、鳥は外に目をやり、黒く今にも雷雨が来そうな空模様を見ている。そして、心の中で運命に嫌悪を感じている。「私は籠の中にいる。私は籠のなかにいる。だから何も不足はない。ばかな!必要なものは何でも持っているだって!ああ、後生だから自由を与えてくれ。ほかの鳥たちと同じように。」

 

ろくでなしの人間とは、こうしたろくでなしの鳥のようなものだ。

 

得てして人は、身の毛もよだつような、恐ろしい、非常に悲惨な籠らしきものの中に捕らわれて、何もできない状態に置かれている。

 

ぼくは、また解放されることも知っている。いつかは解放されることを。正当であるにせよ不当であるにせよ失われた評判、貧困、宿命的な状況、不幸、こうしたあらゆる状況が人々を囚われの身とするのだ。自分を監禁するものが何なのか、何が自分を閉じ込めるのか、何が自分を生き埋めにするように思われるのか、どんな場合でも断定することはできない。けれども、やはりある種の障害や籠や壁のようなものがあることを感じるのだ。

 

こうした想像は、いっさいが夢想なのだろうか。ぼくにはそうは思えない。だからぼくは、自分自身に問うのだ。「さあ大変だ。これは長く続くのだろうか。永遠なのだろうか。未来永劫に続くのだろうか。」と。

 

きみは何が監獄を消滅させるか知っているだろうか。それは、十分に深い本物の愛情だ。友人や同胞となること。愛すること、こういったことが、他を凌駕する力や強く魅了する力によって、監獄の扉を開くのだ。こうしたことを持たざる者は、人生を奪われたままとなる。

 

けれども、同情が生まれでたところには、人生が生み出される。

 

時に監獄は、偏見、誤解、致命的な無知などの諸々であり、疑心、偽りの羞恥心と呼ばれるものなのだ。