さわやかトラウマ日記

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1992年5月21日の発売日に買ったLUNA SEA「IMAGE」について5月21日に書きますね

今日5月21にちは1992年5月21日に発売されたLUNA SEAの「IMAGE」の発売からウン十周年ということで、なんとなくレビューしますね。

このアルバムを買ったのは、自分はまだ15歳だった1992年5月21日でした。発売日に買ったのでよく覚えています。

 

「何をそんな当たり前のことを覚えているだなんて」と思うかもしれません。こうアピールしたいのは個人的な人生のこともあるのです。

前々からこのブログに散々かきつらねているのですが、自分は昔の実家はスキー場の真横にあったのです。しかも1基しかないリフトの終点の手前>< 

通学にはローカル路線バスの乗り継ぎ無しの旅、往復約4時間!ほどの過酷な毎日のバス旅小中学生。とうぜん、放課後に自由もなく、休みも山の中なので親に連れて行ってもらう以外にはどこにもいけないのです。さらに家は宿泊施設だったので、シーズン中は土日はどこにもいけないのです!CD屋にもいけない。。ひどい!

 

そして、高校に通うにはそこを離れる必要があったのです。

1992年の4月に僕はやっとのことで山から離れて、ここで暮らし始めたのです。

この間、都落ちをした際にたずねてみたら、まだ当時の家が残っていたので撮っておいたのです。ここで「IMAGE」を聞いていたのです嗚呼!

要するに、それまで自分の意思でCDショップに行ったりができなかったのが、できるようになったのです。なので学校帰りに買ったのですウキウキと!

 

LUNA SEAの「IMAGE」は、そのような個人的な人生記録に残っていたのでした。

 

そして山生活中学生のころから、LUNA SEAのインディーズのアルバムを聴いていたということもあります。CDを何度も何度も。エクスタシーレコードに通販をして買ったCDを!

そんなLUNA SEAのメジャーデビューアルバム。当時はどのような感想を抱いていたのか、、あまりにも昔のことなのでもう覚えていません。。。

今にして思うと、RYUICHIの歌声はインディーズの頃とかなり変わりましたよね。特にミディアムテンポの曲など。気にならなかったとは思います。それは最初の「Dejavu」のガナリ声があったからかもしれないです。

正直、曲は地味な曲が多いなあと思ったかもしれない。仕方ないですよね。まだ15歳なので、刺激を求めるお年頃だったのだと思います。そう感じたのはXの「BLUE BLOOD」と比較をしてしまっていたのかもしれません。あれは名曲連発アルバムでしたからね。それだけ大きな存在だったのです。もちろん今はそんな比較はしません!

やはり、当時はどう思ったかは、もうわかりませんね。すみません。

 

今回、改めて聴き直してみました。感想はほんとうに真面目なバンドだなと思いました。彼はほんとうに若かった、15歳にしてみればバンドでデビューしていれば皆大人に見えますよね。でも自分とは10歳も離れていなかったのです。すごいですよね。

音はもちろん完成されていて、RYUICHIの歌声は当時から圧倒的で完成されていたんだなと。さすが270万枚売れる人は違うんだなと><

そんな自分たちをまだ完成形とは思わずにストイックに今できる最上のことを追求している、そんな姿勢が見えるアルバムだなと感じました。正直問題、そこがちょっと今にしてみれば面白さにも欠けてしまう、表現が全体的に堅いのかなとも感じました。が、そこが良いところでもあったのかなーと。

 

今にして思うと「IMAGE」が発売されたときは、それほどに派手な売り方はしていませんでした。それはその後のヴィジュアル系バンドのデビューの時と比較してです。

メジャーデビューがこのアルバムで、先行シングルはなかった、そうすることも出来たと思います。「WISH」でタイアップ付けてシングルで出してみたり。他に戦略めいたことも出来たはずです。

が、そんな事はしなかった。本人達の意思がどこまであったのかはわからないけど。

 

まだ、彼らは本当に若かった、それも含めて、まだこれからのバンドだった。だからそうしたのかなと。

このタイミングで売り抜けてどうにかするという短絡的な商売には走らなかった。

それが後の成功につながっていったのかなと邪推しました。

 

このような姿勢は後に引き継がれたのかどうかはわからないけど、ヴィジュアル系バンドのシーンは後に商業的なものに消費をされてしまった、と思います。長くバンドの成長を見守るということが、シーン全体において欠けていたのではないのかと、感じました。

また、バンド側も早く売れようとして、自分達を早くに消耗してしまった、世に出る前にもうピークを迎えてしまうバンドはいくつもあったと感じます。結果、埋もれてしまった。惜しいですよね。

LUNA SEAはそこをグッと耐えていたのかはわかりませんが、慎重にステップを踏んできた、またはそれが許される環境であったのだと思います。いろいろな時代がこれから始まる位置にいることができた、またはその時代を作り出せたバンドだったのかなと。

 

なんて、ちょっとアツくなってしまいました。15歳からなにも成長していません。LUNA SEAはほんとうに成長そして成功しましたよね。改めてすごいです。リスナーとして、彼らの原点を見られたということは幸運だったと思います!ありがとうLUNA SEAさん!終わり

 

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