こんにちは!さわやかまえむきおじさんです。
今日は究極の自分語りということで、「自分のヴィジュアル系好きの遍歴」を晒したいと思います。「なぜ今お前が」という感じですが、結構TwitterでこういったTweetする人いますよね?「#自分が好きだったバンド名晒してみる」みたいなタグ付きとかで。結構みなさんこういうのお好きみたいじゃないですか〜
僕は参加したことは無いけど、実は書きたくてウズウズしてたんです。だから書きます。
●やはり目覚めはX!!!!!
当時は「BLUE BLOOD」リリース後の時でしたね。もう世間の盛り上がりったら凄かったですね。テレビにもよく出ていてMステで「紅」とか本来大衆向けでは無さそうな曲もやってたし。周り(中学生、高校生)も皆好きでした。ああいうメタルバンド(そんな言葉当時知らない)があそこまで支持されるなんて凄いですよね。
僕は「Rose of pain」なんかをピアノでアレンジして弾いて悦に入ったりしていました。あんま変わってないですね僕。
次の「Jealousy」も最高でしたね。この頃が一番ハマりました。美学…って感じですよ。特に「Silent Jealousy」これは今聴いても名曲と言えますね。恥ずかしい過去なのですが、中3の文化祭で「Silent Jealousy」を吹奏楽アレンジして演奏しました>< しかも僕はドラム。イントロのピアノも自分で。でも、もーグチャグチャで恥ずかしかった!捨てたい過去です。でも付き合ってくれた吹奏楽部のみんなには感謝ですよ!
高校生くらいまではその件を引きずってこの曲を聴くことは無かったけど、今は聴きまくり!
ここまで書いて僕がYOSHIKiファンのように見えると思いますが、実は当時hideのファンでした。写真集なんかも買ったりして…ルックスが格好良くて憧れたんです!
●LUNA SEAとの出会い
当時はインターネットも無く、情報源はクラスメイト、テレビ、ラジオ、そして雑誌!でした。結構Xのコアなファンの女友達がいたんですよ。どれくらいコアかというと、Xのレターセット(手書きでXの絵を書いた封筒や、便箋など…)を作るくらいに。懐かしい…絵が上手い子だったので。X以外のバンドや、自分では買えないようなビデオを貸してくれたり。山の上に住んでいたので情報が無くてありがたかったですね。
そして雑誌「フールズ・メイト」も当時ありましたが、やはり自分の初期は「ロッキンf」初めて買った時の拍子はEARTHSHAKERでした。HR&HM (ハードロック・ヘヴィメタル)寄りの雑誌ですね。中学生くらいだと正直あんまり興味の無いジャンルですね。なんか違うなって。でもそこで、あるバンドの広告と記事に出会ったんです。それはLUNA SEA!!!
まず、凄くルックスが良くて垢抜けているように見えたんです。他のバンドと比べても、今見ても良いと思う。「LUNA SEA」というアルバムも出ているらしい。とにかくルックス良いし、エクスタシーから出てるから良いに違いない!という理由で、エクスタシーレコードに直接通販をして買いました。
心待ちにしていたアルバムが(時間がかかった)エクスタシーから届いた。ジャケット、そこに書いてあったのは
「ス〜」
「ス〜」に見えませんか?「ス〜」がタイトルだと思ってました。
まあそれはいいとして、内容はやはり自分にとって衝撃的でした。音が汚い!こんな音楽あるの?って正直思いましたね。初めて聴くインディーズのロック。エックスとは違う!エックスの「BLUE BLOOD」も汚かったけど…。しかし水が合っていたのかすぐに慣れて好きになりました。特に「PRECIOUS…」がお気に入りでした。「あの頃には戻れない」っていうサビの歌詞が好きでキュンとしてました。なんか今の方が染みる歌詞ですね…あの頃には戻れない…はあ〜
そして推し麺はSUGIZO!!!
「ヴァイオリンが弾けて、ギターも弾けるなんてYOSHIKIみたいで凄い」って感じでしたよ。ルックスも良いし、ちょっとYOSHIKIに似てるって。YOSHIKI似てて、バイオリンも弾けるギターがいるって皆知らないんだろうな。まずクラスで誰もLUNA SEAなんて知らないし、自分しか知らない宝物…自分って凄い…みたいな感覚わかりますよね?優越感みたいな。ヤラシイですが、当時はそう思ってたんですよ。
ちなみにLUNA SEAは「EDEN」であがり(ファンやめ)ました。しかし次の「MOTHER」は好き。その後は…聴いてないです!でも今でもリスペクトしてますよ!
●雑誌「フールズ・メイト」「SHOXX」ロッキンf増刊「無敵と書いてEcstasyと読む」
FOOL'S MATE(フールズメイト) 1999年4月号<Vol.210> 悪夢 ・・・そして、ここまでの本当に心から”どうもありがとう”
- 作者: 羽積 秀明
- 出版社/メーカー: フールズ・メイト
- 発売日: 1999
- メディア: 雑誌
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「ロッキンf」も良かったんだけど、なんか違うなってのが薄々あって、そんな自分にぴったりハマったのは「フールズ・メイト」と「SHOXX」でした。特に「フールズ・メイト」はいわゆる「ヴィジュアル系」以外のアングラ系なども載っていて、興味津々でした。もともとそういう雑誌ですからね。小さいサイズの古い頃のフールズメイトを古本屋で買って熟読していました。
「SHOXX」は白黒ページに聴いた事もないようなバンドが2ページ見開きでインタビューとかがあって、刺激的でしたね。SCARE CROWとか「誰だよお前」みたいなバンドが普通に載っていて素敵でした。雑誌の記事だと思ってたら広告だったということもありましたね。
雑誌メディアによって新しい世界‥自分の内的宇宙が広がっていくのがわかりました。今も音楽雑誌は存在しているけど、やはり情報はインターネットが中心になってしまった今、一歩後退した感がありますよね。買わないくせにアレだけど、寂しいですね。
そして自分に取って大きかったのは「無敵と書いてEcstasyと読む」が大きいですね。エクスタシー・サミットの様子を収めた増刊ですが、色々細かく載っていて、ここで自分の知識の基礎が作られました。エクスタシー関連バンドの情報とかね。ロクfの増刊といえば「恐るべき子供たち」も良かったなあ〜色んなバンドのQ&Aがあって、名古屋系バンドのファミリートゥリーまであって、あーもう1度読みたい!
●初ライブは「フリーウィルサミット1992」at 川崎クラブチッタ
そんなこんなで受験も終わった頃、先ほど書いた熱狂的Xファンと、かまいたちファンの子達に誘われて、初めてのライブ「フリーウィルサミット1992」に行ったんです。92年だったっけ忘れた。しかも川崎クラブチッタ!長野から当時新幹線も無かったので、特急で行きましたよ。
初ライブなのにオールナイト!キツイ!しかもフリーウィル!
明らかに場違いだし、場が違うと言う事すらわからない。個性的な「フリウィギャ」の格好とか、凄いと思いましたね。TOMMYさんのコスプレのような。あとカバン!TOMMYさんやメンバーの写真を沢山貼ったりして。今でもあの文化はあるのかな?
そして始まったのは「幻覚アレルギー」(exかまいたちのシーナとカジーのバンド)なんと彼らの初ライブ。そして僕も初ライブ!耳が慣れてないのか、何をしてるのか全くわからなかった。僕だけかと思ったら、かまいたちファン の子も「全然何やってるのかわからなかった」と言っていたので安心した。そういう音楽だったのかなあ。
その後、印象に残ったバンドは、完成度の高いAmphibian、ファンの独特のノリが印象的なしいもんきい、歌がとにかく上手いと思ったジョリーピックルス、超ポップで華があったデカメロンが印象的。デカメロンの「名曲アルバム」は友達が貸してくれたので、唯一事前に聴いていたバンドだったというのもあり、曲もポップと言う事もあって、楽しかった印象があります。
しかし一番の見どころは真ん中らへんにあった、セッション大会!フリーウィル出身のBY-SEXUALのDENがボーカルを努めてSEX PISTOLSの「ANARCHY IN UK」をカバー!あ、DENだ!有名な人だーと嬉しくなるが、「おまえらスペシャルゲストだぜ」と言われた飛び出したのはhide!!!サングラスをしてたけど、確かにhide!!!会場がざわめき出す!
曲はSEX PISTOLSの「God Save the Queen」hideがボーカル。
押し押し押し!気が付くと真ん中柵のあたりにいたのに前に方に来ていた。押されたからどうかはわからない。近くで見るhideが凄すぎて困惑していた。初めてのライブで偶然にもhideが見られるなんて。意味がわからない。何を大袈裟なと思うかもしれないが、当時Xといえば自分だけではなく、周りではネ申のような存在だった。特に自分はhideファン。最初から凄い体験をしてしまい、その後ライブを見ても「ああhide出てこないかな」なんて思ったりした。残念ながらその日はもう来ない。この時はそんな事は思いもしなかった。切ない。
長くなりそうなので、分けます。
つづき