さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

ファンレター&苦情はこちら pinkcoatpiter@gmail.com



グラスレ&VKDBは貴重な文化遺産です貶さないでください

こんな心無い言葉を発しているお方がいらっしゃいました。悲しいですね。

グラスレ、VKDBは新しい情報が更新されていないから老害だとのことです。

両サイトともに個人運営の非営利サイトだという事も理解した上で仰っているようですが。

 

この方にはアーカイブという概念は無いのでしょうか。何がどうあったのかを記録して残しておくこと。とても重要ですよね。両サイトともにそれが出来ているサイトです。

更新がされない、されたとしてもデータが不完全であるのも仕方ないこと。大人だったらわかるはずです。

更新がされなくなったということは個人の事情や思いもあるのかもしれませんが、必要が無くなったということもあるのかもしれません。

 

両サイトが始まった頃から時代は変化しました。その頃はインターネット自体が黎明期の頃です。アナログ通信でモデムがピーガー鳴ってテレホーダイだったころです。両サイトに画像が乏しいのも、写真の表示に時間がかかっていたからです。今では考えられないですけど。

また、この時期はSNSもありませんでした。SNSでの情報は蓄積にはならなくても知識にはなりますよね。そして集まりやすいものです。情報において「これはこうなんだ」と見地を得る機会が増えたということ、これは無意識のうちに情報の蓄積にも繋がっていった。このような内的な意識の変化もあったはずです。これがあるか無いかはとても大きかった。

このように時代と共ににネットも変化して、そしてシーンも変わった。変わったことが残されていない、不完全であっても、変わる前のことが残されていること、とても貴重ですよね。そこから今までずっと続いてきたんだよ、このような遷移を経てきたんだよ、ということを残しておける場所があるということ。それだけでもありがたいのです。V系界の文化遺産に等しいのです。

 

「ありがたい」これを忘れてはいけません。無償のサービスには無償の愛と感謝を注がなければいけないのです。その善意に基づくものを「老害」と下品な言葉で片付けるなんて信じられません。

 

むしろ「老害」にふさわしいのは、グラスレやVKDBではなくて、この自分です。

自分は「ヴィジュアル系という言葉が出る前のヴィジュアル系が一番良かった」という説を前世紀から抱いているようなクソ老害なのです。このように、今のシーンに何も感じていない人間こそが真の老害なのです。

でも、両サイトはまだ維持している、そして、くそな自分とは違い、ヴィジュアル系を見捨てては無いのです。サイトの運営を続けているのもその証でしょう。

ほとんどの大人がヴィジュアル系なんて、もう忘れています。残念ですがそれは事実です。とっくに卒業しているのです。だから、両サイトや運営する人を老害だなんて切り捨てるのはおかしいのです。貶さないでください!

 

終わり