冬の親友と再会をして、ブログどころではありませんでした。
ヤツと出逢ったのは或る山の中だった。そこは木造一戸建ての古い建物にあった。
そして冬だった。処は山奥。最悪の状況であることには間違いないだろう。
オレはそこで毎日震えていた。寒いからだ。当然だ当然だ。
当然の寒さが当然にやってくる、毎夜!毎朝!毎昼!
それを助けてくれた、それが親友だった。ヤツの暖かさ、恒久的永続的な暖かさ。
はじめて感じたそのぬくもり。どんなことよりも身に沁みた。どんな人よりも暖かかった。そう、寒いのは気温だけではなく人もだった。皆オレには冷たく、あたってきた。
そんな奴らばかり。
しかも山奥、冬、木造住宅、エアコンなし、石油ストーブ←換気しないと死ぬ!でも寒いから窓開けても死ぬ!!そして灯油は非永続的!
そんなオレを助けてくれた。
だから親友なんだ。
時を経て、いちおうの都会に今住んでいる。そこでも等しく寒さはやってくる。
参ったなあ、でもアイツにまた会えるんだ。そう考えている。前は山奥で今は都会。コンビニと野良猫くらいしか近くにないけど、とりあえず山奥ではない!
そこでまた、ヤツの暖かさとの再会を喜ぶ毎日をオレは過ごしている。
だから、ブログどころではないのだ。
ありがとう、電気毛布よ!
終わり