さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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【告白】ヴィジュアル系の歌詞より暗くて絶望的な人生になってしまいました

今朝も目が覚めてしまいました。

カーテンの隙間から、光が見えました。明るい光。

「嫌だな」と思いました。

カーテンを開ける勇気が無く、そのまま横になったまま、灯油ストーブのスイッチを付けて、ずっと何もせず布団にくるまって、動かずに。

 

最近の目覚めのきっかけは「寒い」ということに気づいてしまいました。

ずっと灯油ストーブを付け続けるわけにはいきません。二酸化炭素中毒になるかもしれないからです。だから寝る時には消さなくてはいけないし、自動的にアラームがなって止まります。「ピッピッ」と定期的に、その音が鳴り続けます。

「うっせーな このクソストーブ」

僕は、このストーブが好きではありません。つねに全力投球で、加減を知らずに、温度を設定したとしても、同じペースで温風を出し続けます。なんでこんなひどいものを作ったのでしょうか。テストとかしなかったのでしょうか。まさに「クソストーブ」です。

 

毎日、毎日、こんなことばかり。

しまいには、今住んでいる山奥に対して「クソ山」と命名してしまいました。

クソ山です。クソ山。

 

大好きな「ポッポ牛乳」をコップに入れて、部屋に戻り、カーテンを開けました。

そうしたら、なんという美しく澄んだ青空に、木々が光に照らされて。

そんな風景を毎日のように見るたびに、なぜか孤独感を感じるのです。

 

自分が自分の思うような人生を行きていない。

 

山の中で、ずっとひとりぼっち。

自分のことを、誰も知らない街。

車がないと、どこにも行けない街。

ずっとひとり。ずっとひとり。

 

こんな生活が何ヶ月も続いてます。

心はどんどん弱っていって、人と接していないので、話をするのが怖いのです。

本当は、前のように人と話して仲良くしたいのに。

 

孤独。

孤独なんて言葉はバカバカしいと思ってました。

甘えだと。そんなものは甘えだ。心の持ちようだと。

孤独なのは、ある事情があって、廻りに嘘をついていたので常に孤独なので

慣れていました。

 

それでも僕の廻りには人がいてくれた。

いまはそれがいない。

 

ヴィジュアル系が長年好きで、「ダーク」で「絶望的」な状況の曲を聴き付けられていたのは、自分が本当は幸せだったからもしれません。単なる傍観者だった。哀しい人を演じる人を観察して、心の底では楽しんでいた。音楽とはエンターテイメントだから、それでいいのです。

 

実際に自分がそのような状況、先の見えない暗闇の中に取り残されると、本当につらいということが、わかってしまいました。

以前はなかったことが、自分に起こるようになりました。

突然に叫んで、泣いて。泣き叫んで。

 

それでも一人なので、誰にも心配されません。

一人でいることは、自分で選択したことです。親と住むともっと辛くなるから。辛かったから。申し訳ないけど。傷ついてばかりだったから。きっと親も傷ついていたと思う。

そして、大好きだった姉と妹との心の距離も近づけることに失敗してしまった。

 

うらやましい。

うらやましい。

バンド活動をして、好きな音楽をやっている人たちがうらやましい。

僕も音楽をやりたい。

かつては僕も活動していたのに。

 

ヴィジュアル系の暗くて絶望しているのに、メイクして髪染めて、どっかで聴いたような曲を乱発して、ライブして、ギャーギャーボーボー叫んで絶望的で文学的ではない歌詞を書いたり、楽しそうです。羨ましい。僕も楽しく絶望したい。仲間と。バンド仲間と。ツアーなんて、本当にうらやましい。山以外、どこにも行っていないから。かつて一人で行った海外旅行のことが忘れらません。

そんなに楽しそうな状況なのに、なんで絶望的なのでしょうか。理解ができない。

前に聴いた新しいヴィジュアル系バンドの暗い絶望的なのが売りのアルバムをききましたが「嘘の絶望」だとわかってしまってそんな自分に絶望できたので、それがそのバンドの本望だったのかもしれません。

 

本当に彼らが絶望しているのか、それが音楽から全く伝わらなかった。

絶望的な文字が並んでいる歌詞なのに、まったくそれが伝わらなかった。

彼らには「絶望の才能」がないのです。音楽の才能についてはわからない。

でも、「絶望の才能」がない。良いことじゃないですか。

うらやましいです。

 

僕にのこされたのは「絶望をする才能」だけです。

 

こんなことがあたまをぐるぐる回っています。

 

なんてことだ。

悪夢です。

これが悪夢です。

長年、悪夢のような音楽を聴いてきて、本当に悪夢の中に引きずり込まれてしまった。

 

だからといって、もちろん光に満ち溢れたリア充音楽を聴いても癒やされません。

 

この先、どうしたらいいのか考えて、いろいろ行動をしても

全部ダメでした。全部だめ。

このままこのクソ山で、滅亡していくのか。

 

死ぬのなら、大嫌いな山じゃなくて、海で死にたい。

最近は、生への渇望すら、失ってきつつあります。

自分がこわい。

 

ここまで書いたことは、僕の心の中にある現実です。

フィクションではありません。

これは歌詞ではありません。

メイクでカッコよくみせてる長髪の男の独白ではありません。

40歳の、みじめなおじさんの現実なのです。

 

暗いこころに、現実的な明るい光が降り注ぎます。

なんて明るいんだ。照らさないでくれ。お願いだ。

 

今日も、自分に課せられた自分という人生に引きずられながら、過ごします。

なるべく人前で泣かないように。思いつめないように。

涙が止まる、薬があればいいのに。

薬局で聴いてみようかな。

僕は本気です。

 

ここまで読んでくれてありがとう

【ドラマ「カルテット」の感想】2017年2月21日 第6話 「何が夫婦を殺したのか」

こんばんわー。人生マンネリのまえむきです。

人生マンネリとは、要するに無職でヒマということです。

そんな自分でもドラマみたいなことが起こらないかなと思って、ついつい、「カルテット」のエキストラに応募しちゃったんです。もう終わった撮影、昨日20日に、軽井沢の大賀ホールでの収録の観客役、内容は「第8話」の演奏シーン?(?は募集要項についてました)だったそうです。前話の感想で少し匂わせていたのですが、それが悪かったのか、電話はきませんでした。ただし、前日に「非通知」の電話があって、それには出ることができませんでした。ただ、それがそれだったのか、確認の術はありません。

 

募集要項には「おとなの掟」を守るようにと記載がありました。

実際はそのような気の利いた表現ではなく「収録内容をSNSやブログで書かないように」という通達でした。アラということはここにそのこと、応募したけどオチたことを書いてはいけないのでしょうか。そんな下世話な書き方しないで「おとなの掟を守ってくださいね」くらい書けばいいのに。

 

そうして、今日も憂鬱な気分で、番組情報を見ていると、今日のゲストはなんと大森靖子さんとのこと。大森靖子さん!意外なキャスティング。

大森靖子さんといえば、「ちょっと基地の外だけどオシャレ」で「基地の外だけど可愛いのに憧れる普通の男女」というサブカル界隈で人気のシンガーソングライターです。

℃−uteというハロープロジェクトのアイドルに「無限クライマックス」と曲を提供しました。ショパンの「革命のエチュード」とベートヴェンの「月光ソナタ」を爆裂にリミックスした、ヨーロピアンでクラシカルな名曲です。

そう、「カルテット」はクラシック音楽のドラマなので、近似値があるといえます。。

(※1あんまりありませんでした)

 

 今日から第2幕だそうです。

副題は「何が夫婦を殺したのか」

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ちなみに今日は6話で、全10話。8話の収録がこの前だとしたら、結構ハードスケジュールですね。事前に一気にバーっと撮ることもあるようですが、リアルタイムに近い撮り方のようです。

そういえば軽井沢でこのまえ大雪だったのですが、ドラマの中でもかなり雪が積もっていました。季節感を大事にしているのかな。その季節感にのれなかった自分、とかはどうでもいいでしょう。

今日は、初の試みで東京で自費で買ったMac Book Proをテレビの前に置いて更新しています。これまたどうでもいいですね。

以下、実況

軽井沢のネットカフェ。あるのだろうか。「佐久」の文字あり。

「佐久のネットカフェ」とLINEあり。自遊空間か?行ったことがない。

「佐久のネットカフェ」は2件のみ。よって決定。

「あおいふぐり」検索結果

matome.naver.jp

実在したとは知らなかった。それがなぜ北軽(北軽井沢のことです)の牧場にいたのか。ちなみに私のもうひとつの住まいの「北軽」には牧場は実在しますが、もちろんこのサルはいません。

変わりにかわいいうさたんとアルパカがいます。今は冬だからいません。

 

 開始10分 もうわけがわからない

コンビニ強盗、「巻さん」で反応。「まきむらさん」じゃなかったのか

サルはどうなったのか(※2)

2013年10月 二人の出会い 巻夫の番組で巻妻がゲストでヴァイオリンを弾いた。

そしてひとめぼれ。

初デートは「巻真紀」のはなし。早速その話。

「彼女のミステリアスなところに惹かれた」

クラシックからGREEEN 音量下げ(※3)

彼女の生活はせまい 話題はたいていテレビのはなしで不満

「幸せの象徴」として流されていた曲は下記。

マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲

www.youtube.com

 

※1 大森靖子は端役だった。そして今後も出ないかもしれない。飼っていたペットの名前が「ギロチン」だったのは受けた。そして死んだ。ギロチンは死んだ。極めてサブカル的。

※2 今日は夫婦の話がメインだったせいか、男性2人の出番があまりなかった。家森さんの、変な防寒コスプレや変な動き、そして過去の回想の中のミイラ的な登場、そして「僕にとって結婚は地獄です」という前回からの伏線回収。そして、巻夫との繋がりの判明。このあたりも次回で出て来るのでしょうか。「家森さんの出番が少ない」とTwitterで検索してみたくなりましたが、なんとなく負けた気がしたのでやめます。

 

※3 巻真紀がつまらない話をしている時に流されていた音楽が、国民的な人気のさわやかバンドGReeeeN様の曲でした。真紀のくそつまらない話にあきれて、巻夫がその音楽を徐々に音量を下げる場面が印象的でした。後に「幸せな時間」がくるかもしれない、しかしこなかった場面でかかったのは「幸せな時間」でかかったマスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲」でした。GReeeeN様のファンが僕のような深読みをして怒らないか心配です。つまらない音楽として扱われたのではないかと。ぶっちゃけわたしはその音楽をあまりすk 以下は略します。

 

今日の感想としては「主題はわかるけど、あまり感じなかった」ということです。

夫婦がいかにして、気持ちが別れたのかが、執拗に描かれていました。その姿はわりとこちらの想像していたとおりのものに、僕は思えました。それは僕がずっと独身だからかもしれません。実際の夫婦にしてみればこのドラマのこの回が「共感できる」ものだったのどうか。描ききれていない気がしました。というか、「ああそうなんだあ」という以外にがありませんでした。

からあげにレモン、という描写が夫婦にとっての亀裂を産み出したものだということがよくわかりました。過去の回にもよく出てきましたよね。唐揚げにレモン。

 

そして謎の鍋敷きにされた詩集的なもの。そこに合った絵。

「◯◯的なもの」がこのドラマには多いような気がします。

それが「カルテット的もの」なのかもしれないです。

主題はわかるけど、あまり感じなかった」と書きましたが、それで第6話がつまらなかったかというとそうではありません。「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」のような、間奏曲だったんだと、自分に言い聞かせています。

そして「何が夫婦を殺したのか」それは「唐揚げとレモン」だった。それも「カルテット的」だと自分に言い聞かせてます。

 

孤独な「一人カルテット」は来週も続きます。

終わりです。

 

 

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さよなら、君の声を【スピッツ】CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection

 

相変わらず、山の中でひとりぼっち。街も遠く、どこにもいけない。そして寒い。

毎日そんな感じです。

 

そんな状況ですが、久々に音楽に励まされたので、レビューします。

普段は自分の好きな音楽を聴く、そしてたまに聴いたことのない曲も聴いたりします。新しい音楽を聴く、ということはかつては大きな、あるいは少額でも固定的な出費が必要でした。

しかし、時代は変わりました。オンラインで「聴き放題」のサービス、月額有料ですが、それを使えば、例え興味がなくても、知らなくてもその音楽、音楽にまつわるもの、ディスコグラフィー全てが手に入ったりします。

全ての「聴きたい音楽」が手に入るわけではありません。そういうものは他に今まで通り、CDを買えばいい。ですから「聴きたい音楽」がそこにあったら凄くラッキーなのです。

今日、自分は「ずっと聴きたいな」とうっすら思っていたバンドのベストアルバムをそこに発見しました。今までは「Apple Music」のサービスで音楽を聴いていたのですが、トライアル期間が終了してしまい、コンビニエンスストアまでiTunes Cardを買いにいくまで、利用することができなくなりました。そこで持っているDocomoの携帯電話からの決済ができないかなと思いましたが、docomoでの決済はできないようでした。

そこで「Google Music」がdocomoの決済で使えるようでしたので、さっそく1ヶ月トライアルとして決済もして、使ってみました。

Apple Music、Google ミュージックの保有曲の違いですが、あまり無いように思います。ただし事前にアップルミュージックで聴いていた、マニアックなクラシックのアルバムは無いようでした。

 

そんな中「まさか無いよな」と思って、アップルミュージックにはなかった、そのバンド名で検索したところ、ありました。ベスト盤。2枚。それだけで他は買い切り有料のみです。

それはスピッツの「CYCLE HIT  Spitz Complete Single Collection  1991-1997」とCYCLE HIT  Spitz Complete Single Collection  1997-2015」です。

 

スピッツは僕にとって、「不思議な存在」でした。

あまり日本の普通のバンドが好きではなく、フリッパーズ・ギターとかそのあたりは好きだったのですが、男性がボーカルをつとめる普通のバンドは好きでない。みんながカラオケで熱唱するようなバンドはほとんど嫌いといっても、いいかもしれません。

その中でもスピッツは、とても好き、というわけではなかったです。が、きになる存在でした。そして少し聴いていました。アルバム「ハチミツ」は買った覚えがあります。

スピッツサウンドは、僕好みです。ギターのシンプルなサウンドが貴重で、激しくなることはスパイス的で、常にドリーミーで、夢見がちですが、このバンドのポイントはやはりボーカル、草野正宗さんのボーカルです。

皆さんご存知のとおりのあの「声」です。透き通っていて、伸びて、すごく切ない。ピュアな印象だけれども、こころに黒いものを抱えているような。

「声」だけきけば「天使の声」といってもいいかもしれません。

自分は一般的な売れているバンドの男ボーカルの「高い」声が好きではありません。

誇らしげなその声は、低い自分の声を嘲笑っているような気になってしまいます。

しかし、スピッツの草野さんの歌は平気です。なぜでしょう。

 

彼の詩を読むと「なんだかわからない狂気」がうずまいています。

今日、久々にスピッツを聴いて、そしてネットで歌詞を読みながら聴いて、そう思いました。もしかして受け入れられたのは、そのせいかもしれません。声だけではなくて。

 

CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection

CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection

 

 収録曲

こうしてシングルのリリースの順番通りのベスト版の曲見ると、自分はスピッツのシングルリリース順を正しく。把握してませんでした。「空も飛べるはず」は「ロビンソン」の後だと思ってました。「君が思い出になるために」は「ロビンソン」よりかなりまえに、テレビ神奈川でPVがよく流れていたので、覚えてました。時系列がよくわからないのですが、「ロビンソン」以降の曲はほとんど知っています。

 

スピッツを久々に聴いて、すごく癒やされました。癒されたということは、癒やされたかったのです。最近、音楽を聴くことさえも恐怖を覚えるくらいに、全てに、自分に失望してしていたのです。そしてあたまの中にある曲が浮かんできて「あれはスピッツだったかな」と思って、覚えている歌詞を検索してみたところ、スピッツの曲だとわかりました。その曲は、次のベストアルバムに入ってました。

 

そしてスピッツの音楽は、現実離れをしている。「僕らの身近にある恋愛模様」のように聴こえて、幻想的な絵本のような世界のようです。

しかし、「君」という対象に対してで現実とのつなぎ目になっている。のではと感じました。なぜそう思ったのか。僕には「君」がいないからです。

以下、ピックアップしてレビューします。

 

6曲目「日なたの窓に憧れて

すてきなタイトルです。はじめて聞く曲でしたが、タイトルだけで暖かい気持ちになりました。日なた好きなんです。日なたがもっと好きになれる曲だったらいいな。実際にその通りの曲でした。しかし、曲が進んでいくつにつれて、胸が締め付けられました。自分の現実を思い知ったからです。

スピッツ/歌詞:日なたの窓に憧れて/うたまっぷ歌詞無料検索

自分の家は日がよく当たります。そこで一日中太陽を眺めている毎日です。

「君」とひなたで絡みたい。なんて思うのですが、そうはいきません。

曲は「メリーゴーランド メリーゴーランド 二人のメリーゴーランド」と唐突に幻想的な世界へ突入します。回り続ける、メリーゴーランド。僕の廻りで。それはそんな気分になっているだけです。しかし、哀しいほど美しいです。

 

8「空も飛べるはず

ドラマ「白線流し」のために作られた曲。ドラマは僕が21歳のころに放送されたようです。僕はドラマの舞台になった長野県にて高校時代を過ごしたので、少し気になっていたドラマでした。もちろんこの曲も当時聴いていました。特に感動とか、そういうものは感じませんでした。当時は。

今になってこの曲を聴くと、やはり自分の青春時代を思い返します。しかし、それは「美しい思い出」ではなく、「美しかったかもしれない思い出を思い出す、現在に対して不満をもっているような自分」を、この曲から感じました。

ゴミできらめく世界が僕達を拒んでも ずっとそばで笑ってみてほしい

ゴールデンのドラマの、こんなに美しい曲のサビで「ゴミ」だなんて。なぜか「ゴミ」という言葉に親近感を感じます。「星」とか「空」とかより。身近だから。

久々に聴いて、感慨に浸っているとあっという間に終わります。スピッツは基本的に曲が短く感じます。しかし満足感はあります。

 

9「青い車

この曲を音源で聴いたのは初めてだと思います。しかし曲は知ってました。

これは、ギターポップです。コード進行、サウンド。日本のギターポップでよくある曲調ですが、それとはレベルが違いすぎます。なぜならば僕は「日本のギターポップバンド」にいたからです。こういう曲をやっているバンドは沢山いましたが、ほとんどがやはりニセモノでした。この曲のような見事な高揚感と、青い車の色を表したような色彩感のあるメロディ、そして誰の真似でもないボーカル。ありがたい曲です。

このシングルのカップリング「猫になりたい」が聴きたかったのですが、さすがに入っていなかったです。

貼っちゃいます

https://www.youtube.com/watch?v=Ih-w4AmOXpU

www.youtube.com

10・ロビンソン

草野正宗さんはこの曲関して「地味な曲」ということで、シングルにすることを反対されていて、廻りのメンバーやスタッフの説得でリリースされたとのこと。

それはリリース後、バンドの代表曲となった、それが枚数に出て、ツアーを行った時も「なぜこんな地味な曲が」と思っていた。これは、誰がきいても今までの最高傑作の曲だと思います。だからみんな知っています。でも本人としてはそうではなかった。

しかし、まわりの人はそうは思わなかった。本人はそれに従った。

よくアーティストを表す「天才エピソード」というものがありますが、草野さんの場合はこの「ロビンソン」がそれに当てはまると思います。しかし、時が流れ、本人も柔軟に考えられるようになったとのこと。

 「ロビンソン」の歌詞は、まったくもって意味不明です。

スピッツ/歌詞:ロビンソン/うたまっぷ歌詞無料検索

なんとなく楽しそう、美しい、儚いのは伝わってそれが旋律と相まって、感動しますが、どこにどう感動するのかよくわからない。そこが名曲であり彼にとって「地味な普通の曲」だったのかもしれません。まあ問答無用の夢ごこちです。

www.youtube.com

 

 14.渚

イントロだけで醸し出される「渚感」あー海に行きたいです。と思わせる曲です。

Aメロはコード感が希薄で、ふわっとした感じですが、2回めAメロから少し地を足についた感じになります。

「渚」の曲でありながら、それは単なる「渚」のうたなのか、もしかしたら「渚のまぼろし」の歌なのか、わからないです。遠い夢のような美しい渚。TUBEの歌で歌われるような渚とは違うのです。

この曲には「夏」という言葉は出てきません。そうでした。渚といえば海、海といえばTUBE、渚は全季節に存在している。それは自然に。この曲のように。あー海に行きたい。海に行くつもりじゃなかった。

 

CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection (初回限定盤12cmCD付)
 

 

CYCLE HIT  Spitz Complete Single Collection 1997-2005

 収録曲

1. 夢じゃない
2. 運命の人
3. 冷たい頬
4. 楓
5. 流れ星
6. ホタル
7. メモリー
8. 遥か
9. 夢追い虫
10. さわって・変わって

 2.運命の人

2枚目のほうが知らない曲名が多く、「みんな知らない曲なんだろうな」と思っていたのですが、しかし曲を聴いていると「あ、、知ってる!」と思い出すことが多い「なんか変」な体験ができました。変な体験だと感じることは音楽を聴いていてあまりないと思います。

この曲はやはりサビです。「あ、知ってる」と思いました。アーニージューのところとか。その後はやはり歌詞は出てこないのですが、なんとなくハナモゲラにくちずさだり。それは寒い日に、やけくそで長い距離、坂道を歩いていた時かもしれません。

そしてサビの最後の部分が「神様」だということを知り、僕は泣きそうになりました。神様っているかもしれないと。

 

4.楓 

これです。これ。

スピッツの曲だとわかっていたのに、どの曲なのかわからなかった。

そしてその曲は1枚めに入っていませんでした。

「あの曲はスピッツの曲じゃなかったのかもしれない」とこの曲を聴き始めた時に思い出したのです。幻だったのかも。最近あたまおかしいからなーなんて思っていました。

その曲は、F#マイナーのコードでしたが、この曲はAメジャーで展開されていきます。

「あ、やっぱり違うな」と思いました。でも、テンポが、テンポが一緒です。

Bメロになると、これからのコード進行が・・・そして

「さよなら 君の声を」この曲だ。この曲でした。

 

「探していたのさ 君と会う日まで」

という2番の歌い出しが泣けます。この曲は自分の心境に近いような気がしますが、心境に寄せているだけかもしれません。すごく哀しいから。


スピッツ / 楓

僕も「さよなら」といつも隣り合わせです。それはいつか会えるものと信じているけれども。毎日「さよなら」している。隔絶された中で僕は僕のままでいられるだろうか?

 

8.遥か 

歌詞や曲にたいして、過度に現実を投影してしまうことは、自分はよくあるのかないかのか、どちらかというとよくあるほうなのかもしれません。

それは今、自分が「わりとぜつぼうてき」な環境にあるからかもしれません。

しかしそれはのんきなぜつぼうです。そのそんな気分にはぴったりの、「呆けた曲」曲です。なぜか罪の意識を感じてしまうのです。罪ではないのに。幸せが、遠い遥かものと感じてしまうからでしょうか。

10.水色の街

他人ごとながら「こんな地味な曲をシングルで出しちゃってすごいな」って思いました。この曲がいちばんうつくしいと感じたところは、出だしです。少し歪んだギターのコードと深いリバーブのボーカルで流れて「水色の街の曲」とわかるところです。

その曲はあまりいろいろな色が足されることもなく、そして加えらえることもなく、続いていく。それが心地よい、良い曲です。

 

11.スターゲイザー

スターゲイザー、よく使われる言葉ですね。星をみる人。スピッツにありそうでなかった曲名です。最近CMで流れてますね。


スピッツ / スターゲイザー

PVは軽井沢の「浅間モーターロッジ」にて撮影されたとのこと。このブログの「カルテット」のドラマレビューをご覧になったことのある人ならご存知のとおり、私は軽井沢、いや、軽井沢の隣の市の在住です。PVを見て「アレ?もしかしたらみたことあるカモ・・」なんて思いましたが、既に解体されたとのこと。地図でどのあたりにあるかはわかりました。

浅間モーターロッジ - 廃墟検索地図

日本ロマンチック街道(笑)」沿いなので、見ていたかもしれません。このあたり、廃墟がとっても多くてさみしい地帯です。華やかな観光地のイメージの軽井沢ですが、実態は高齢化が進む僻地です。廃墟好き、または廃墟で撮影したいバンドにおすすめですよ。

15「春の歌」

このくそさむいのに春の歌かよ、と思いながら聴き始めました。

が!またしても裏切られました!この歌は「春の中で君とほんわり」みたいな、いかにもスピッツ、みたいなパブリック・イメージそのままの歌ではなく、辛い現実に抗い春の夢を見る人の、とても強い、そして悔しさに満ちた、複雑な曲でした。しかし、曲はまさにスピッツのあたたかいイメージそのものです。

「やっぱり僕の現実と」とか、考えたくなりますが、やめておきます。

そして、このブログも今日はもう終わりです。

ちょっとつまみぐいにもすぎて申し訳ありませんが、なんせ久々に聴いたので許してくださいー

 

それより「スピッツ」って犬の種類の名前だったなと思って画像検索してみたのですが

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可愛いですね。

僕の家の横をいつも犬を散歩している人がいて、一日に何度も何度も通るのですが、もしかしたらその犬は「スピッツ」かもしれません。でも違うかもしれない。「コリー」かもしれません。ほんとうどうでもいい話ですみません。でも、本当に「スピッツ」だったら素敵だなあなんて。その方とはお話したことないので今度話しかけてみようと思います。季節の話、山の話なんかをしつつ、「犬ちゃん可愛いですね」の後に、その件を伺う。私はこの山で犬に出会うのはなんとこの子が4匹めになるのです。なんということでしょう。ほんとうに私は孤独なのでしょうか。

 

ということで今日、できた新しい「犬のお友達」ヨークシャーテリアの「桃子ちゃん」

の写真でお別れです。

https://www.instagram.com/p/BQt9nmfjhfq/

近所の犬の桃子ちゃんと仲良くなったよ!ヨークシャーテリアで小さくてきゃわわ 大人しくてあまり人になれないらしいけど、僕には慣れてくれて膝にのってくれたよ久々に温もりを感じたよ~#犬 #ヨークシャーテリア

 

【超普通の日記】普通のひさんだけどちょっとハッピーな一日の日記

すみません。

今日は何か面白い記事を更新しようかと思っていたのですが

気づいたら23時になっていてテレビでは「奪い愛 冬」というドラマが始まったので見てしまいました。「昼ドラを意識した」とのことですが、昼ドラとはちょっと違うと思います。無職の時期に昼ドラはよく見てました。「女優・響子」とか。あとは「はるちゃん」。「はるちゃん」は長くやってましたよね。なぜか魔娑斗が出ていた時期があってひどい演技で毎回笑ってました。それ以来魔娑斗はドラマには出ていません。

 

「奪い愛 冬」について感想を書いたらまたブログがヒットするかななんて思ったのですが、正直「大谷亮平さんてかっこいいな 水野美紀さんまだもっとキレられるな」とかそんな感想しかありません。そしてこのドラマはあと2回で終わりなのです。だからいいかなって。

 

最近うつっぽい感じの記事が続いていたので、全国に4人くらいいる「まえむきファン」が気にしてるかなと思って、その人のためだけに更新します。

実際「まえむきファン」は何人くらいなのでしょうか。4人くらいとのは謙遜したつもりですがもしかしたら2人くらいかも、もしかしたらそんなものは存在しないかもしれません。まあ、別にいいですけど〜(T_T)

 

顔文字を使うことが痛いということはわかってます(-_-)が、おじさんになるとなぜか使いたくなるのです👴そういう人たちをテレビでよく見ましたが僕がおじさんになったらそうなってました。

 

今日の日記でした。

今日の長野はとてもいい天気で、朝、テラスのソファ的なところで陽を浴びてぼーっとしていたら、隣の家の方に「おはようございます」とか言われて「こんにちは」と僕は返しました。存在はお互い認識していたと思いますが、はじめて言葉を交わしました。

「犬ちゃん、かわいいですね」と僕は声をかけました。

「あらー犬好きですか?」「好きです好きです!」「よかったらさわりにきません?おとなしいですよ」「えーでもそんな」「いいからこちらへどうぞ」ということで

僕はスリッパと部屋着のままテラスを降りて、その方のお家の前の庭まで行きました。

犬ちゃんは大きくて一瞬ビビりましたが、旦那さまが「この子は男が好きなんですよ。おとなしいので、きっと喜びますよこちらに来て下さい」と言ってくれました。

「ああ、メス、女なんですね」「そうですそうです」

男が好きなんだから、オスなわけないよなと思いつつ、僕は触りに行きました。

そうすると、全く吠えずに、撫でても、普通に喜んでくれてるようで、僕は幸せになりました。「ほら、もっと近くで見て下さい」と言うと「顔をベロベロされちゃうかも」と言ってくれたので、「ベロベロ上等ですよ」とその犬に寄ってみると、本当にベロベロ舐めてくれました。

メスの猟犬で7歳。いつもあっている犬のあかりチャンと同じです。「あのひとの家の子と違いますね。全然違う。吠えないですね」「そうですね。いつも吠えてますよね」

「このこはね、吠えないけど、よく逃げて走るんです。遠くにいかないようにいつも見ていて、おもちゃか玄関の鐘を鳴らすと戻ってくるんです。」と鐘をカーンカーンとならすとどっかにいっていたその子が戻ってきました。

そして、なにかのおもちゃ的なものにずっとかじりついてます。

「このこはおもちゃがすきなの。音の出るのが特にね」と人形的なプラスチックのものを持ち出して「ぷうぷう」と鳴らすと、奥さんのところに寄ってきます。

「かわいいですね。僕もぷうぷうやっていいですか」「どうぞどうぞ」ぷうぷうすると本当に来てくれました。かわいいなあ。

 

こういう初対面の方たちと話す時の「引き際」を僕は知っていました。

「そろそろかな」と思って「そろそろおいとまします」と言い、失礼することにしました。部屋着で出てきたので、寒くて奥様も気を使ってくれました。しかもスリッパで、雪が積もっているところもあったので、辛かったのです。

「これからもよろしくね、そうだ何か買い物とか、欲しいものがあったら言ってね」

と言ってくれました。僕が免許がなくて買い物にいけない、といったから気を使ってくれたのです。「そんなそんないいですよ。ありがとうございます」

温かい気持ちのまま、僕はまたスリッパのまま雪の上を歩いて、部屋に戻りました。

 

そうして、またテラスてぼーっとしている奥様がお出かけされるようでした。目が合ったので「こんにちわ」と声をかけると、「あら、私今から買い物いくの。何かほしいものある?」と聞いてくれました。「ええ、そんな」と一瞬遠慮しようかと思いましたが、卵が残り1個しかない。オムライスが食べたいけど1個だけじゃなーと考えていたことを思い出して「卵、たまごをお願いします!6個で構いません」「わかりましたー!じゃあまた後で」と奥様は車で出かけていきました。

 

ご夫婦は普段東京で暮らしていて、ここにはたまに来る。つまり別荘です。ここは別荘地なのでした。そうでした。今日はたまたま「冬のうぐいすの森」を見たくて来たそうです。

 

その後、自分は大事な用事があったので、迫り来るモラトリアムと戦いながら、その時を待ち、その時が来て、それをこなしました。

「ふう」となっていると玄関のチャイムがなりました。そこには卵を持ったおくさまがいました。僕の家に今日訪ねてくるのは奥様一人だとわかっていたので財布を持って、玄関にいきました。

「ごめんねー6個パックがなかったの」と10個のパックを渡してくれました。

「全然問題ないですよありがとうございます。」

「それとねー私が好きなパン屋のパンを買ってきたの、よかったら召し上がらない?」と袋を差し出してくれました。「あんぱんがおいしいのよー私大好きなの」「うわーうれしいです。パン大好きです」「甘いものが好きなのね」「好きです」

「じゃあ、よかったらイチゴ!イチゴが余ってるの〜私達じゃ食べきれないくらいあるから、召し上がらない?イチゴ嫌いじゃないですか?」「僕、好き嫌いが全くないんです。だからイチゴも大好きです」と言いました。

「じゃあ取ってくる」と言って一旦引き返し、僕は階段のある玄関の前で、奥様を待って、イチゴを受け取りました。

ほんとうにありがたいし、うれしい時、お礼を言うんだけど、ほんとうに伝わっているのか、不安になることがあります。最近もそういうことが他に2度もあって。

 

それはそうと、その後もモラトリアム無罪と考えながら、ただただ愚かな時間を過ごしてしまいました。

ただし、夕食を作りました。オムライスです。卵がたくさんあるので3個も使ってしまいました。

https://www.instagram.com/p/BQm8ybBDA_Q/

たまご近所の人かってきてもらったので、オムライスつくりましたー3個もつかいましたよー玉ねぎ人参パプリカもちろんチキンも入れたよーケチャップだけじゃなくて謎のトマトソース使ったからおいしいよーハートマーク書こうと思ったけど失敗しちゃった 失敗続きの人生だけど頑張ろう #自炊系男子 #自炊系おじさん #オムライス #おじさんひとりごはん

人に料理を作ったことがないので、本当においしのかはわかりませんが、今日のオムライスは美味しかったです。野菜を刻んで「なぞのトマトソース」がメチャウマでした。テキトーな塩加減、あとはコンソメを入れたもの良かったお思います。卵はいつも焦げるのですが、今日は焦げずにまあまあ成型できました。

https://www.instagram.com/p/BQnLQwvDAQB/

わあい 🍓祭りだよ昔からイチゴを牛乳にいれて砂糖ブチがけるの好きなんだよねつぶすとさらに美味しいよ紅ほっぺていう品種だよご近所の永井さんありがとう!#イチゴ #ひとりスイーツ男子部 #孤独

そのあとは、デザートでいちごをいただきました。

ほんとうはこの前に2こつまみぐいをしました。やはり美味しです。大きくて、薫りがします。このままでも美味しいのですが、前から「いちごに牛乳とさとうをぶっかける」という邪道な食べ方が好きなので、やりました。

ここで一番おいしいのは、イチゴを食べたあとの残ったミルクです。

 

そして僕はもう寝ます。

本当は今日、やりたいことがあったんだけど何もできず

でも、いいことがあってよかった日でした。

「今日は良い日だったから」と最近やっているスマートフォンアプリの「ストレス測定」をやってみました。その結果は

https://www.instagram.com/p/BQnZWW9D7RJ/

ひええええおわた#ストレス測定

この結果が出た時「これで今日のいいオチが出来た」と思いました。

相変わらずです。

普通すぎてすみません。

オヤスミナサいm(__)m

【1曲レビュー】今日、僕は泣いて、動けなくなるくらいに、そしてこの曲を今思い出してます。

それは突然にやってくる。

ある予兆はあった。けれども、それほど悪いことではない

ないのに。ないのに。

また今日も来てしまった。

それはいつもより激しかったのかもしれない。

だから、混乱してしまった。

いつもより。

 

本当は、こんなブログを書いている場合ではないし

書くことで良いことなんかなにもない。

僕は弱くてダメな人間だと、認識させるだけ。

だけど心が欲しているから、僕は文章を綴る。

 

このブログは、ここ最近で過去最高のアクセスを記録しているけれど

それはドラマの感想へのアクセスがほとんどで、

僕が書いた音楽のレビューは割合でいったら「殆ど見られていない」状態だ。

ほんとうに1% 2% そんな数字がアクセス解析には弾き出されている。

惨めだ。だから書いてもしょうがない。そのドラマの感想も。

でも、書いてしまおう。

ある曲について。以下。

 

僕は孤独です。孤独だと書いて、泣いていることも告白した。

本当はいつもそうだったのに、明るくなる、普通である自分になりたいと思い

その時のキャラクターを演じていた。その結果、どの記事も芳しくない結果になった。

 

僕は人と違う道を歩む人生だった。

それは自分で選択したものではない。

その結果、人と違う人生になってしまった。

孤独な、孤独な人生。ほんとうの事は誰にも言えない。

誰にも言えなかった

言える状況ではなかったから

それは、今でも続いている

与えられた運命

与えられてしまった運命

運命には逆らえない

 

ひとりが好きではないのに、いつもひとりになっていた。

しかし、その時はそうではなかった。なのに。

「僕はここだよ」と今は叫んでいる。

1人だから。

愛されたい、とは思えなかった。今でも思うことができない。

 

孤独。いつも孤独だった。この歌を聴いた時は高校生。

確かに孤独だったかもしれないけれども、なぜか歌詞に共感ができた。

まるで自分のそれまでの小さな人生が、そこに出ているような気がしたから。

 

何故、動けなくなるくらいに泣いてしまったのか

そして、今は回復してこんなブログを書いているのか

わからない。自分がわからない。

自分というものを、客観的に見すぎて、わからなくなっている。

 

今思い返すのは、自分が「傷つけられた」ときのこと。

今でもその思いは沸々と心に残っている。醜い。もう時間が立ったのに。

 

「あの人」

「あの人」といえるべき人が、僕の人生では一人もいなかった。

そして、これからもいないだろう。

でも、僕は人間。

ただの人間。

ご飯を食べて、寝て、トイレにいって、寝る。

その繰り返しの動物。

サルと同じなんだ。

悲しいとか、涙とか意味がない。

 

そして、愛とか愛されるとか、関係がないことは

これからも関係がない。

 

でも、もし「愛された」なら変わるのかもしれない。

しれないのか?

わからない。

 

橘いずみさん。今はご結婚されて「榊いずみ」さん。

私は、貴方の歌に高校2年生の時、あの曲で出会いしました。

あの曲とは「失格」です。

そして、その歌が入ったアルバムを、発売日に買いました。

「太陽がみてるから」

 

今日は長野は暖かくて、太陽が眩しかったです。

太陽が僕を見てると思い、そして沈んでいくのを見て

あの時、あなたの歌を聴いていたあの頃を、苦しくもその頃に過ごしていた場所の近くで、聴いています。そして一人で。

もう、長い月日が経ってしまいました。

渋谷公会堂の最後列で、あなたのコンサートを見たときのことを

私は忘れません。

 

僕は、サルです。

サルのように愚か、ということではなく

生命の本能に赴くままの、動物です。

しかし、あの歌の最後の歌詞が

頭から離れません。

それは、僕が言っては、思ってはいけない言葉。

でも最後の救いの言葉だからです。

 

「愛されたい 本気で思った あの日」

 

自分は、愛されることでしか、この気持ちを変えられない、癒せないのでしょうか。

それは至極難題であります。

そうではないかもしれない。

 

僕にはやるべきことがこの後待ち受けています。

だからここでやめにします。

 

最後に、今日レビューしたその曲をどうぞ。


Izumi Tachibana - Saru no uta

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