イギリスの幼馴染の若者4人組の1stアルバム
イギリスの若いバンド、と聴いて、まず浮かぶのは「イギリスの若いバンド」が大好きなロッキンオンのおっさん達の顔っていう自分は性格悪いですか?やっぱりそうですか。
このアルバムはそんな下界にたゆたう人間どもを、冷めた目で見つづけるような、クールで、突き放した感じがあります。
コクトーツインズから音数を少なくして、Young Marble Giantsを更にポップにしたような感じ。
冷たいというより、冷気を感じます。
特に打ち込みの醒めたリズムが最高です。HIP-HOPの影響も受けているらしいけど、さもありなん。
「結局、何も起こらなかった」「結局何も変わらない」
何の意味もなさそうなバンド名がそう物語っているようです。