こんにちは。リアル・カントリー娘。さわやかまえむきです。
リアル・カントリー娘。カントリーおじさん。田舎じじい!
そんなとほほな毎日です。
やはり都会が恋しいです。僕は都会のど真ん中に住んでいました。
ちょう都会の新宿区、仕事場もだいたいは山手線沿線。ああ、なんて美しい過去なんだろう。今は…ドトールもない、ミスタードーナッツも車がないといけない、バーミヤンもない!やよい軒もない!免許がないと、家電量販店ですら行けない。
普通の免許がない!普通ではない!
そんな毎日です。
だから、都会が恋しいからか、「都会っぽい」「オシャレな音楽」を聴きたくなり、この「TANPOPO1」を買い直しました。
CDもとうになくして、音源ファイルもこの中の1曲だけ。田舎の寂れた商店街を歩きながら、おそらく地元出身だと思われるクソ(ごめんなさいお下品で田舎だから許して)さわやかなアコギでコードCFG死守!みたいなのがいっつも流れていて「なんだ最悪だとかいがいいとかいがいい」とぶつぶつ言いながら、歩いていて、ふと思ったのです。
「自分が最もオシャレで都会的だと過去に感じた音楽を聴きたい」と。
それが「TANPOPO 1」です。
もう説明は不要だと思いますが、「タンポポ」はモーニング娘。のメンバー3人、飯田圭織、石黒彩、矢口真里にて結成されたユニットです。これは初期のメンバーで、石黒彩のモーニング娘。脱退後は、石川梨華と加護亜依を入れて…3期もありましたよ。もう面倒くさいのでやめますが3期の「Be Happy 恋のやじろべえ」は名曲ですよと言いたい!
ごめんなさいね。タンポポに話をもどすと、これは「1」というタイトルがナンバリングになっていますが、例のごとく、これが最後!でした。オリジナルのアルバムはこれが最初で最後でした。
久々にこれを聴いて、僕の失われた自尊心が満たされていくのを感じました。東京で見てきた…一瞬だけだけど…光輝くオ・ト・ナの世界…そう私は選ばれた真のCelebrity…。うっとり…
1曲め「ラストキッス」はデビュー曲ですね。最初「ASAYAN」で聴いた曲は「なんか地味な曲だなーパッとしない『Memory 青春の光』(モーニング娘。※名曲)みたいだな」という印象しかなかったのですが、改めて聴くと…クールでアーバン・コミュニティにハートフルになったアダルトウィメンによる…みたいな気持ちになれました🏢🏢biru
ビートはクールで、ボイスはウィスパー。歌いだしは「まりっぺ」でしょうか。「まりっぺ」というのは、皆さんご存知だと思いますが、矢口まりっぺのことですよ。常識ですよ…
低音部分は、わたしたちスレイブ&セレブ(LUNA SEAのファンのことですよ)の女王、石黒彩が締めていて、またこれがいいのです。「ウィスキー飲み過ぎちゃった…アハハ」みたいなやけ酒酒枯れ、都会の女…夜の…」という感じが良いです。そして「ぶりっこアイドル元祖松田聖子がフェイバリット」という飯田圭織さまの、その通りのぶりっこ歌唱が、「ひたすら失くしたキッスを思いかえし、いない人にキッスを懇願する」という歌詞にピッタリです💋
2曲め「わかってないじゃない」はスレイブ真スレの石黒彩さまのソロです!これが最高です。最高にディープでドープなウッドベースから始まります。ちょうジャージーです。「ジャズ・クラブにいるのかな…上田にそんなところあるのかな(ありません)」なんて刹那い気持ちになったしますが「わかってないじゃい わかってないじゃない」と低音で唸るスレイブ彩さまの声に「ははあすみませんでした」と説得させられる素晴らしい曲です。ちょっと本気で書いているのか伝わりにくいと思いますが、この曲はほんとうにかっこいです。バックのミュージシャンは一流の方たちというのをイヤというほどわからせてくれる。そんな曲です。
3曲め「センチメンタル南向き」はなんと国民的「ワイプの達人アイドル」の異名のまま、スキャンダルで消えていったけど僕だけは忘れないよまりっぺ!の矢口真里のソロです。さきほど「1曲だけ残っていた」と書きましたが、それがこの曲です。「タンポポ聞きてえな(´ε`;)」と思っても、「センチメンタル南向き」だけ、だった…つまり、まりっぺは僕のアイドルそのものだったのです。彼女のボーカルに関してあまり評価がされていないのが心苦しいです。彼女で評価されているのは、不倫最中真っ最中を夫に見られた、そんなことはどうでもいいのです。彼女の「高音ウィスパー低温ヴォイス」は稀有であり、アーランビーはぴったり。まさに歌姫。歌姫矢口真里…。「どこかで聴いたような」ディスコサウンドもクールな面持ち。印象的なジャジャジャジャジャ!は、スタイル・カウンシル?ああオシャレスオシャレス、ポール・ウェラー憧れの貴公子…バックはキーボードなどのアレンジはあの河野伸!神!フルートはYAMAMOTO TAKUO!生演奏でかっこいいです…つんくさんありがとう…
4曲め「Motto…」思わせぶりなタイトルですが、詩は全く思わせぶりではありません!そのままです。もっともっと…けだるく求めてきます。間につんくさまプロデュースでは恒例の「ア~ン」あえあえ喘ぎごえが入ってきます!ア~ンだいてだいてだいてア~ン!抱いてホールド・オン・ミー(日本語で”だいて”)だいてだいて、が更に進化しています。聞きどころは、やはりまりっぺの高音ボイス、サビに入る手前で「はーーー」というロングトーンを、HiF#(高いファの音のことですよ)で決めます!素敵ふぁー。氷点下で撮影されたPVの景色を声ひとつで表現するような冷たいはーーです。はーー。まりっぺまりっぺ。はーーん。こちらでも対象的な石黒彩さんの攻撃的やはり攻撃的なヴォーカルも映えています。
6曲目「片思い」は、片思いどころかその後織姫になった飯田圭織さまによる、その持ち味の粘着質な歌声を最大限に活かしたガーリーせつな乙女の憂い乙女の祈り…的な!すばらしい楽曲です。「オトナの女だって乙女なのよ」という説得力にあふれていて、「カオリン、幸せになったんだね、おめでとう」と例のバスツアーのお客様たちのことをついつい!思い出したりして…今でもローカル線のホームでひとりきりになると、あの「バスツアーコピペ」の最後の文章「駅のホームで一人で泣いた。こんなに悲しくなったのは生まれてはじめてだ」みたいな文章を思い出してしまいます…。URLなどを貼るのはやめますね。検索ですぐにでてきますから…
7曲目「ONE STEP」この曲は…アルバムのハイ・ライト・メンソールと言っても過言ではないすごい曲です!ハイスピードかつクールにひたすら責め立てるクラブ・ジャージー・ミュージックです。バック・ミュージシャンが日頃のうっぷんを晴らすかごとく暴れまわっています!「ひー」って感じになってきます。そんなのアイドルのアルバムにあるなんて〜。しかし、ボーカルはクール一辺倒。歌詞もクールです。「くだらないわ 一人で映画 くだらないわ ロンリネス ロンリネス」と来ます!ああなんということでしょう。。今は、田舎にて「都会的な単館ロードショーばかりの映画館」にて「一人で映画」を見ている「ロンリネスロンリネス」な私…都会的なつかれにつかれたOLのよう…
でも現実は田舎でつかれにつかれ自転車移動じゃないとどこにもいけないからつかれにつかれている悲しいオジさん…ということを忘れさせてくれる。そんな曲です…。そして「ガッテム」という謎の言葉。よく掲示板で「矢口頼むよガッテム」なんて言葉も目にして「マリッペ仲間」には常識なのかなあ?と思っていたのですが
god damn! で、日本語で表せば、畜生!や、クソッタレと、悔しがる表現です。
との回答を得ました!……蝶野…ちょうの…Butterfly…都会的…しかし「畜生!」「クソッタレ!」わたくしの中にいつも渦巻いている言葉です。なんということなんでしょう。まさしくガッテムガッテム。ガッテムなのですが、このアルバムに癒やされました。ありがとう蝶野さん。ガッテム…。
8曲の童謡的なタンポポのテーマソング「たんぽぽ」を挟んではじまるのが9曲め「スキ」です。この曲の存在はさっぱりすっかり忘れていたのですが、この曲もすごいです。高速スパニッシュ!スパニッシュ風味の曲はだいたいが高速で、そこが魅力なのですが、この曲も魅力的です。そして冴えまくるスパニッシュ・ギター!スパニッシュといえばギターという常識をこれでもかとおしえてくれます!しかし普通のスパニッシュと違いやはり乗ってくるのはクールでダークな3人のボーカル。アルバムのラスト付近を彩るのにふさわしいそんな香りで、真理にあふれた…あらーうまいこといっちゃいましたね…ウフフ。ごめんなさい。許してください。今日は仮初めの夜なのです。ほんとうの夜はこれから…ほんとうの悪夢はこれから…
ラスト10曲目「ラストキッス(album version)は、ストリングスによる厳かなversionです。素敵です。まるで教会の中にいるかのよう…僕は忘れません。最後のくちづけ、教会での妄想の中でしたラストキッスをわすれない。でもその恋は終わった…。トホホホ!ドイツのケルーン、イターリア、で味わった教会の景色を…この田舎でも!決してわすれない。そのための力になりました。ありがとうありがとうつんくさま、ありがとう おわり!