さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
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自分を信じるな!

きょうは久しぶりに良い天気でしたので、例のごとく何に決められたかのように高円寺に行きました。花も桜も美しく変わらずの街に、心がときめいた 振りをしている自分を感じないようにしていることに気がついた、ことにはしないように🚲を漕いで向かいました。

なるべく自分の心の声などに向きあわないようにしよう、そのように思っていたのかもかもしれません。今はそう感じています。

 

いつまで経っても、あの時の苦しみが忘れられない離れない。ずっとそうなのかもしれない。いけない。今は自分は東京にいて一人暮らしができているんだ。しかも一応会社員になれた。とてもうまく行っているのではないのか?

こんな自己憐憫が抜けない。愚かだなあ。忘れよう忘れよう。

 

昼食は軽く家で食べたので、高円寺では甘いものと、甘味の店「あづま」に行った。

これもなんとなくそうしただけ。そこまでここに行きたいという思いは薄かった。でも行った。最近はこうと決めたら必ずするようにしている。たとえ何の感動もなくても、こうと決めたらそうしたという達成感があるからだ。

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店には先客がいて、入店した自分の目の前に広がっていて、怪訝な目を見せてきた。

「いつもこうだ」という感覚に襲われてしまった。いつもこうではないのに不思議だなと思っていたら、客の女性が店の奥に行き「おばちゃん お客さんだよ」とカウンターの奥に話しかけていた。皿を片付けながら。この女性と客らはこの店の常連だったのか。その客らは皿を全て片付けて、出てきたおばちゃんに会計をしていた。計4500円だった。6人くらいで来ていたので、そんなものなのだろう。こんなどうでもいいことにだけ記憶力が良いのはどうしたものだろうか。

おばちゃんには「ストロベリークリームあんみつ」を頼んだ。やはり甘い。この甘さは蜜からくるものだということがやっとわかった。寒天の味は薄い。長野でよく売っている「かんてんぱぱ」のゼリーは味とは違う。当たり前か。

味のしない寒天を、甘いアンコとアイスクリームで流し込む。作業感が強くなってきてしまった。美味しいのだけれど。

「うぐぐ」少し苦しくなってきた。寒天は重い。味のしない寒天が山ほど入っているからかもしれない。

 

「ここはいろんなメニューがあって楽しいね」

離れたところに座っていた中年男性2人組が話し込んでいた。とても無垢ですばらしい。「落ち着く店だね」「チャーハン美味しかったよ」なんてことも。

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彼らがうらやましい。「その無垢な感性がうらやましい。」とかではない。こんな会話をしているということがうらやましい。そう会話。自分には会話というものが無いのだ。「チャーハンってこの店では炒飯だよ 間違っているよ」だなんて、自分も話したりしたいのにな。

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なんて、ことを「今」思った。正直に言う。脚色だ。脚色です。-----で囲んだところは脚色、あとは本当のこと。

本当のことなんて、つまらないもの。

 

ここからはつまらない本当。「今日の高円寺に僕の居場所は無い」と感じたので、そそくさと立ち去り、いつも公園に行った。理由は陽に当たりたかったから。その時は曇っていたけど…。なんとなく向かった。

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いい感じのベンチが空いていた。だんだん晴れてきた。やはりこの公園はいい。噴水もいい。

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滝の目の前にじっと座って流れを見つめている人もいた。なんて恰好がいいのだろう。自分もアレをやってみたかったけど、この距離で見ているのも悪くない。ベンチが良いから。

滝の前で2人組の男が立って何やら話はじめた。「どーもー!」という掛け声からはじまり、滝の音に負けじとずっと叫ぶように話していた。これはおそらく「ネタ合わせ」なのだろう。お笑い芸人コンビ、またはお笑い芸人コンビ志望者なのだろう。ここなら滝の音もあるし苦情も来たりしない。関心だ。

と、思ったらこの2人はすぐにそれを止めてずっとスマートフォンを眺めていた。あまり熱心ではなさそう。こりゃ売れないな!なんて失礼だけど。。なんにしても楽しくなさそう。会社で働く人のよう。自分のよう。ああほんとうに失礼だ!

 

やはり公園はいい。この後は池の鴨たちを少し眺めたり、かわいい子どもたちがいたりして楽しい。公園はいい。つまらない日常から少しだけ離れられる。老人みたいだけど、老人の何が悪いというのだろう。

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桜の絨毯を確認したく、秘密の逃げ場にも行った。鳥の声がすごくてちょっと感動した。「鳥の声がすごくてちょっと感動した」なんて・・感受性が豊かなのだろう自分。素晴らしいな。

しかし、そんな素晴らしい自分にも飽きてきてしまいました。望んでいた春が来たというのに。これは季節性アレルギーの兆候なのかもしれない。けど、このままずっとこの生活でよいのかと。

自分を信じるな。そう思う。

今の生活が良くないのは自分を信じすぎているから。信じすぎたからこうなってしまったんだ。とにかくつまんない。全てがつまらない。これは贅沢なことだけど。そうです。贅沢な悩み。わかっています。だから自分を信じない!これに尽きます。尽きようとしているのです!終わり