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さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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ポエム系レビュー ゲスの極み乙女「キラーボール」

www.youtube.com

踊れないなら、ゲスになってしまえよ

歌詞

http://j-lyric.net/artist/a05866a/l02fac0.html

 

f:id:maemuki:20160217201955p:plain

 

「なんだまたゲスの乙女。かよ」と言わないでほしい。

僕だってそう思ってる。でも聴くのを止められない。自分だってよくわからない。何故そこまでゲスを聴くのか。

前にも書いたように、全てApple Musicが悪い!

なんとなく1stアルバム「魅力がすごいよ」を聴いてしまったことから全てが始まった・・・のは前に書きましたね。

Apple Musicに入っていない最新アルバム「両成敗」も買ってしまった…

 

そして最初は気に入らなかった「魅力がすごいよ」より前のミニアルバムやepもAPPLE MUSICで聴くうちに凄く好きになった。

今日はほんとアルバムといってもいい8曲入のミニ・アルバム「踊れないなら、ゲスになってしまえよ」から1曲め「キラーボール」をポエム風にレビュー

 

「アタシ!ヤッてないの!」

カズコは花柄のワンピースを引っ張りながら、そう叫んだ。

「ホントよ!ほんとなの〜わかってえ」

「カズコわかったよ。良いから落ち着いて」

1Kの狭い部屋で僕とカズコは抱き合う。「ヌフフ〜落ち着くう」カズコの口からは少し涎が垂れていた。

 

明らかにヤッていた。

 

ここ最近、カズコの様子がおかしいことはわかっていた。いつからそうなったのかはわからない。酔いつぶれた時に「お母さん…ごめんね」「お母さん死んじゃった」と言っていた。本当かどうかはわからない。

彼女の家族の事を全然知らなかった。その時気づいた。もう数年も一緒に暮らしているのに。

 「ヤッてるの?」と勇気を出して聞いてみたこともある。「ヤッてるわけ無いじゃない!」と大きく返事をされた。

「…わかったよ 大丈夫だよ」

「うえーんありがとう」

 

カズコの事は好きだったが、正直こういう関係や、酒や・・・おそらくクスリで彼女が壊れていく中、僕はだんだんだんだん彼女に冷めてきた。

ただ、カズコを失っても自分には何も残らない。それも事実だった。

 

ある日LINEでカズコからメッセージが来た。

「あたしね!クラブのステージで踊るの!今から来て!」URLが乗っていたが、聞いたこともないクラブだった。どこだここ?

家からはすぐ近くだった。

地下は暗すぎて、よく人が見えない。とりあえず、10数人ほど人がいるのはわかる。

「カズコ何処?」

そうすると、ノイズのBGMが止み、DJが曲をかけ始める。

そうすると小さなステージの上でカズコが踊りだした。花柄のワンピースを着て。

音楽はイケイケのトランスかと思いきや、4つ打ちのテンポの早い、ジャズみたいな曲だった。ミラーボールが廻りだし、カズコや客席を照らす

たった今わかったんだ
キラーボールが回る最中に
踊ることをやめなければ
誰も傷付かないんだって

 そんな歌詞が聴こえてくる。

間奏でカズコがマイクを握り、叫ぶ

ミラーボールが哀しげにカズコを照らす。

グルグルまわっている。

 

「あたしね!ヤッてないの!!!」ほんとよ!ほんとうなの」

その顔が涙で濡れていた。

カズコ…

しかしその瞬間、ミラーボールから、刃が飛び出して来た。

幻覚か?と思う間にくるくる廻るミラーボールから出てきたものが、僕の身体を突き刺した。

 

ふと目覚めると、僕は何らかのベッドに寝かされていた。

「お、気づいたか」

朦朧としている僕はまだ自分が何をしているのか、誰なのかわからなかった。

「こんなになるまで、何ヤッちゃったの?」スーツ姿の男が聞いてきた。

「あ・・・」

しかしその瞬間に、また天井からミラーボールが降りてきた。

「あ・・う・・」というものの、誰も反応しない。

そして、またくるくる廻りながら刃を降らせた。

ミラーボール…キラーボール…?

そしてジャズっぽい音楽は流れ続けた、刃が僕を・・・

そして僕は・・・

 

終わり

 

 

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