さわやかトラウマ日記

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【CDレビュー】自分の現実で体験してしまった”両成敗"。 ゲスの極み乙女。「両成敗」

 

ゲスの極み乙女。のセカンド・アルバム。ゲスの極み乙女。との出会いは散々このブログに書いたので、下の方に過去のブログをリンクに貼ってある。
初めて「いいな」と思ったのは紅白歌合戦


ゲスの極み乙女。 - 私以外私じゃないの

歌詞が出てフルコーラスだったのが大きい。その歌詞、とにかく歌詞の意味がわからない。それにサウンドも良い感じ。
 
そしてApple Musicで過去のアルバム1枚とEP(といっても、アルバムなみに曲多数)全て入っていた。さすが Apple Musicで僕は直ぐに1st Albumの「魅力がすごいよ」を聴いた。

maemuki.hatenablog.com

 その時のブログ。

家に帰ってApple Musicで聴いた。「魅力がすごいよ」からはじまって、全部のEP、狂ったように聴いた。このバンドは凄い!でも何が凄いのかサウンド的には分析した。

 

maemuki.hatenablog.com

 

しかし、やはり歌詞。何を言ってるのかよくわからない歌詞が気になっていた。
僕はあまり歌詞とか気にしないタイプ。もちろん歌詞が好きなアーティストもいる。CDで音楽を聴かなくなったのも大きい。でも検索をすると出てくる場合が殆ど。
このバンドも紅白で歌詞の字幕の時点でお?となった

私以外、私じゃないの

当り前だけどね

だから報われない気持ちも整理して

言いたいことはわかるけど、でもはぐらかされてる?全曲そう!いや、わかる意味はわかるし、難しい言葉や言い回しも使ってない。
今まで何十年も沢山の音楽を消費してきて、初めての経験だった。
 

両成敗は終わらない

そして、やっとアルバム「両成敗」に辿りつく・・・いつも前置きが長くてすみません!
「両成敗」が出る前に、あの事件が起きた。僕は、芸能人、とくにミュージシャンの恋愛事情とか、そういうものにはあまり興味が無い。勝手にやればいい。というか僕がもともと恋愛感情が一切ない人間だからかもしれない。
というか人間性とか、本当は性格が良い悪いとかあんまり興味ない。実際に会ったらどうだったかは興味ある。噂話は興味ない。
 
あれだけテレビのCMで流れていたゲスの極み乙女。は全く聴こえなくなった。報道の酷さも含めて日本って本当にクソだよ みんなしねばいいのに。
 
「両成敗」すわ発売中止かと思いきや、フツーに出た。インタビューなどプロモーションもやっていた。
 
僕は発売当初疲れていた。音楽を聴くどころじゃなかった。「両成敗」の収録曲が17曲で1時間ちょっと入っているという事を聞いて、それだけでぐったりしてしまった。でも逃げてはダメだ。インタビューや本人による解説なども読む余裕が無かった。
しかし発売後、僕は買った。Amazonで初回限定盤。なぜか通常版より安かった。
 
1曲めはお馴染みの曲「両成敗でいいじゃない」CMで散々流れていた。アルバムの顔とも言える曲。念願の歌詞カードを片手に聴く。
曲はいつもの通りのポップ。バックトラックも切れ味するどくダンサブル。
 歌詞は、意外とわかりやすい気がする。いや、でも、やっぱりわからない。
理解しようとするけど、理解を求めてくる。でも両成敗なんだ。そうだ。そうなんだ。
 
しかし、2曲目が始まったと思ったら「続けざまの両成敗」という曲が始まった。
どいうことだ!ふざけてるのか?サウンドは似てるけど、別の曲だった。
アルバムが「両成敗」で、それに関する曲が入っているのはわかっていたけど、まさか2曲合わせて9分強「両成敗」「両成敗」と聴かされるなんて、夢にも思ってなかった。
しかもこの「続けざまの両成敗」がメチャクチャ良い曲!中間部分はアンビエントな感じでベースとピアノが静かに責めてくる。ヤバイ!
 
正直、この2曲だけで満足してしまい、ここで聴くのを止めた。
でも歌詞カードを読んでも「両成敗」が何を表すのか、「両成敗」とは何なのか
 
 そうだ!要するに「成敗」が両方に起こるということだった。
どちらにしてもあまり良くない意味だ。これを元に、いろいろ考えてみる。でもやっぱりよくわからない。 アルバム「両成敗」は良いアルバムだった。
「ロマンスがありあまる」「猟奇的なキスをして」「オトナチック」「無垢な季節」「このアルバム前に出たシングル曲はどれもレベルが高い。アルバム曲も結構良いんだけど一番は「心歌舞く」かな。とにかくせつないサビのメロディ。「さよなら、さよなら」という歌詞。何度でも聴きたくなる名曲。でも全体的にあまりボリュームがありすぎる!まだ把握できてない。
 
しかし、自分の現実で「両成敗」が起こってしまった。リアルに「両成敗」を体験した。 
 

 成敗された

「両成敗」のリリース後たって、ついこの間、ある人に僕は「切られて」しまった。しかし、僕は即座に切り返した 。まさに両成敗だが、その時はこの「両成敗」という言葉を全く思い出さなかった。

翌日になんとなく「両成敗」を聴いていたら、歌詞がこの自分の状況そのままだと思った。

 でも、先に切ったのは相手。もしかしたら「両成敗」じゃないかも。そして僕は相手を「切る」つもりでいたのも事実。「僕から言おうと思ったのに。残念だね。」その時に「両成敗」という言葉が浮かんだ。

 

実はその人に「切られた」のは、これが最初ではなかった

今から15〜16年前。その時に、その人ともう1人に「成敗」された。

僕は反論の余地も無く、一応、成敗理由は説明されたけど、弁解の余地も無いまま、成敗された。

凄くショックだった。自分の未来が無くなってしまったと感じた。絶望の日々、今まで嫌なことたくさんあったけど、一番ひどかった。人間不信になってしまった。

でもそれから長い人生、自分の人生にもいろいろあった。

この最初の「成敗」よりショックな事もあった。成敗ともいえる出来事はなくて、相手は誰も傷ついてない。

いずれも「両成敗」ではない。

 

でも信じられない良い事も沢山あった。長い長い人生にはいろいろある。

 

しかし、去年の11月頃、その最初の成敗相手から連絡があった。そして、再度同盟を組んで未来を作ろうという話があった。

しかし、結果はこうなった。

僕は落ちこんではいない。もう結果スッキリしている。

でもこの「両成敗」の2曲は僕のついてないはずの心の傷を抉ってくる。

utaten.com

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 あまりにも自分の体験がそのままなので、泣いてしまうかと思ったけど泣かなかった。

それでも心が揺れ動く。

 

僕は正確に言うと「両成敗」じゃない。メールでのやり取りで相手に言われた。「先に言われてショックだよ」と直ぐに返信した。僕は前15年前の「成敗」を再現しようと、「とりあえず会おう」とメールをしたのだ。

 

その返信が、成敗だった。

結果的の「両成敗」だ。でも、16年前の一方的な「成敗」を思い出す。

茶店で一方的だった。大切なことだから会って話そうとしたのに。

 

両成敗の上、彼女との同盟は無くなった

しかし僕が残したものはある。

希望は捨ててない、どころか、自分の生活は全てが解決しようとしている。

よかった。よかった。

 

成敗されたのではなく、両成敗

ゲスの極みの歌詞が気持ち悪いくらいに響く。

両成敗は止まらない!!

 

両成敗!完了

 

過去のゲス記事

 

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