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【2017振り返り】今年は映画の年であり、「ドラマ」は始まらない年でした…

2017年は僕にとって、映画を生涯でたくさん観た、しかも映画館で観た年でした。

本当の映画好きの人から見たら、それほどの数は見ていないと思います。

 

ここで記事にしたのは、9本です。これ以外にも数本を観ています。ここ数週間は、もう全て観てしまって(1日に3本くらい別の映画が数週間上映されています)僕にしてみたら、本当に多いです。なんせ全てにおいて都会では出不精でした。ライブも映画もコンサートも。本当にあんなに大都会に住んでいたのに、もったいないことをしました。

しかし、映画を観に行ったのは「上田映劇」がほとんどです。こことの出会いは、僕にとって、とってもとっても大きいものになりました。

「上田映劇」には100年の歴史があり、映画の定期上映をしていない時期もあったとのことです。僕は高校時代にここに住んでいたのに、ここには来ませんでした。存在もうっすら。そして、定期上映を再開したのは、今年の2月くらいからです。

僕がまたこの街に住んだ時期と、変わらないのです。

 

運命的なものは、それだけではありませんでした。この映画の支配人の方は、若いかた、映画を大学と大学院で学んだ方。そして、同じ高校を卒業していました。僕の出た高校は、はっきりいうと「上から3番目」という、中途半端なところです。そんなところから、こんな素晴らしい仕事に就いている方がいるだなんて!

前にも書きましたね。でも、これは上田映劇のプロモーションでもあります。なんせ観客がいつも少なくて…。たまに、人が入っていると嬉しくなります。まあ、シネマコンプレックスもガラガラです。ここで上映されている映画を見たいと思う人も、人口からしたら少ないのです。杉並区の人口の5分の1なのです。。

 

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 はじまりはトーホーシネマズで見た「君の名は。」でした。今度テレビで放映されます。また観ます。この映画は、僕にとって、特別なものです。ほんとうに。この映画を何百万人も観た中で、この映画を、こんな気持ちで観た人が他にいるのでしょうか?という感じです。

僕と同じ県で青春を過ごした監督が作ったこの作品。「ど田舎の現実」と「超都会の現実」が入れ替わる男女の物語。いろいろが、僕そのものです。この前に、東京に行き、西新宿に行った時にこの映画のことを思い出しました。新宿副都心のビルを見上げ、やはり混乱しました。僕はど田舎の自分なのか都会の自分なのか。映画で観るよりも西新宿のビル群はほんとうに美しかった。高かった。このビルが高いと思うだなんて。そして西新宿の街もキレイだった。田舎ではもうとっくに散ったイチョウの木が、濃い黄色のままで見ていてなぜか心が苦しくなりました。なんでかは、わかりません。まさに、君の名は???という感じです。

 

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上田映劇で見た最初の映画は「タレンタイム」でした。これは今度正月にリバイバル上映がされるようです。素晴らしい映画でした。支配人さまも仰っていました。上田映劇で最初に見た映画だからか、今でも忘れられない映画です。もう1度またあそこで見られるなんてうれしいです。「台北ストーリー」は「家に帰って原題(中国語で幼なじみ)を知って衝撃を受けた映画です。そういう体験ができて、良かったです。

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「夜空は何時でも最高密度の青色だ」も良かったです。これも新宿渋谷の知っている風景オンパレードで辛かったw これは、感想で書き忘れたのですが、主演俳優の池松壮亮の演技、最初はぎこちなくて、だんだんと自然になっていった。それは、そういう役だったからだと気づきました。全てが演技だったのです。彼について興味を持って調べたのですが、なんと支配人さまと同じ大学の同じ学科の出身でした。なんとまあ、ちゃんと演技を勉強している人だったのです。どうりで映画ばかり出ているはずです。「イケメン俳優だー」なんて思っていて、悪いなと思いました。

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「ひとりで観た映画」です。喜んでいる場合ではありませんが、正直「映画館で一人で映画を観る」という贅沢なことは、楽しいです。とても集中でき、るはずですが、そうではない時もあります。人がいても入り込める時は入り込める。

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こちらはブログでは反応うすかったのですが、Twitterで映画の監督さまや俳優さまからツイートを頂きました!嬉しかったです。でもそのために記事を作っているわけではありませんよ!!

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これは、自分の中で大ヒットの映画でした。ほんとうに面白かったけど、残酷な映画でもありました。「フィルムコミッション」で制作されたのに「フィルムコミッション批判」をしている映画だなんて、狂っています!これも正月にリバイバル上映されるようなので、ぜったいみにいきます!!映画の中でこの上田市で無理やり渋谷っぽい風景を撮影する、という名場面があるのですが、逆にこれを渋谷の映画館で見てみたいな、なんて。

 

他に、ここに書いていないもので、印象深いものがありました。

score-filmmusic.com

「すばらしき映画音楽たち」という映画です。これはその名の通り、映画音楽の歴史を説明するドキュメンタリーなのですが、映画音楽の成り立ち、進化や作曲家たちの仕事の内容や、エンジニアやプログラマー、マネージャーそして心理学者による解説など、ものすごく勉強になる映画でした!

しかし、せつなくもなりました。映画音楽、僕もつくれたはずだった。スコアも書けたし、楽器も複数弾けた。理論もわかるし、曲も作れる。ハリウッドの有名な映画の音楽の作曲家たちが、沢山でてきます。みなさんとても豊かな生活をしているようでした。そして、多くの楽器にかこまれ、多くの人たちと仕事をし、いろんな音楽に触れ合っている。そして沢山の世界中の人たちが、映画でその音楽の映画を見ている。感動させている。なんてうらやましいんだろう。僕もそこに行けたはずなのに。

そんな気持ちになってしまい、レビューは途中で中断したのです。

 

そんな感じです。

ほんとうにそんな感じです。

正直に言うと、映画を見た後に「素晴らしかったな」「面白かった」「ちょっとよくわからなかったな」という普通の感想と共に、僕はいつも同じことを考えてしまうのです。

なんで、僕の人生はいつも自分だけが登場人物なんだろう。

 

映画にはかならず複数の心があり、そこから話がはじまります。そこからドラマがはじまる。それが、今の僕にはありません。映画の中の人たちには、さまざまなドラマが起こる。うれしいこと、しあわせ、ふしあわせ、殺人、絶望、涙、。それらのようなものが、必ず起こる。

なのに、僕には何もないのです。ドラマが始まらない。映画館から出て家に帰っても、何もない。今日だけならいいけど、ずっと何もないのです。

僕を写すカメラがみつからない。そんな事を考えてしまいます。ドキュメンタリーにもならない、ほんとうに何もない毎日。何かは起きているはずなのに。そう感じてしまう。「こんなくそな毎日はなんて映画的なんだろう」という事を、自分で考えるようにして、慰めるようにしています。

しかし、僕のドラマは来年にはじまる、はずです。この街を出るからです。それは自分のためです。終わってしまった自分のドラマを再開させるために、です。

 

終わりです。

 

その他の映画の感想はこちら

 

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